特別収容プロトコル:
SCPA-JP-00130は定期的な監視が必要とされるため、海底探査機を用いて海底レストランの位置を常に把握すること。SCPA-JP-00130の活動が異常な変化を示す場合、即座に調査チームを派遣し、状況を詳細に報告すること。SCPA-JP-00130を利用する実験や調査は厳重な許可プロセスを経て行われるべきであり、特に人体への影響を慎重に検討すること。SCPA-JP-00130周辺の海域には一般人の立ち入りを制限し、警告標識を設置すること。さらに、感染や異常な影響を受けた者が発生した場合に備え、適切な医療施設での隔離と対処を確保すること。

説明:
SCPA-JP-00130は南緯48度52分5秒 西経123度23分6秒付近の海底に位置する特異な存在です。外観は沈没船のような姿をしており、一見すると通常の海底構造とは異なる不可解な姿をしています。海底レストランと呼ばれるこの施設は、未知の食材を用いた調理法を提供し、客に幻想的な食体験をもたらすとされています。

SCPA-JP-00130内部の店員や客は一般的な人間に見えるが、彼らの出自や正体については謎が多い。彼らは海底にレストランが存在することを当たり前とする発言をし、周囲の環境や状況に対して異常な無関心を示す。また、SCPA-JP-00130が提供する食材には、都市伝説で語られるような存在であるとされているヒトガタやニンゲンなども含まれており、その起源や入手経路については一切明らかにされていない。

実験によって判明したこととしては、SCPA-JP-00130が提供する料理は非常に美味ですが、摂取後に未知の寄生虫に感染する危険性が存在することが報告されています。これにより、SCPA-JP-00130の食品は極めて危険なものとして扱われるべきであり、一般人の摂取を禁止する必要があります。

海底レストランはその不可解な存在と異常な特性により、研究と管理が必要なSCPAとして取り扱われるべきです。その正体や目的を解明し、人類に与える潜在的な危険性に備えるために、継続的な収容と調査が行われるべきです。

SCPA-JP-00130の海底レストラン周辺には、魚類や海洋生物による異常な行動が観察されているという報告があります。現地の漁師たちからは、SCPA-JP-00130が存在する海域では通常とは異なる未知の生物が出現し、漁獲量が減少したり、漁獲された生物が奇妙な異常を示すとの証言が寄せられています。

さらに、海底レストランへの客の中には、訪れたことを完全に忘れてしまうと主張する者もいるという報告があります。一部の客は食事を楽しんだ後、施設を出ると記憶が曖昧になり、いつ、どのようにしてその場所に至ったのかを思い出せないと訴えています。

また、SCPA-JP-00130に関連する都市伝説や噂話がインターネット上で広まりつつあり、一部のネットユーザーたちが海底レストランの存在を知り、その秘密を探ろうとしているとの報告も寄せられています。これらの情報が広まることで、SCPA-JP-00130に対する一般大衆の関心が高まりつつあることが懸念されています。

以上の追加情報からも、SCPA-JP-00130が単なる海底に存在するレストランではなく、周辺に異常な影響を及ぼす存在である可能性が指摘されています。財団はこれらの異常な現象を厳密に監視し、SCPA-JP-00130から発生する様々な異常事象に迅速かつ適切に対処する必要があります。SCPA-JP-00130の海底レストランに関するさらなる報告では、訪れた客の間で急激な記憶喪失や時間の逸脱といった異常が見られるという情報が明らかになってきた。数多くの客が、施設内での食事や会話を楽しんだ後、外に出ると数時間から数日分の記憶が欠落していることを主張しています。一部の客によると、海底レストランを訪れると、時間の経過が不可解に感じられ、実際の時間の経過と感覚が一致しないと訴えています。

さらに、入店直後に時間が飛んだように感じられ、食事の内容や会話が曖昧になるという証言も報告されています。一部の客は、海底レストランに入店した時刻と退店した時刻の間に感覚的に長い時間が経過したと主張し、その間に何が起こったのかを正確に思い出せないと述べています。

また、海底レストランを訪れた客の中には、施設内での食事や雰囲気に異常な魅力を感じ、再訪を熱望する者も現れています。これらの報告から、SCPA-JP-00130が一種の時間異常や記憶操作を引き起こす可能性が考えられることが示唆されています。今後の調査では、このような異常現象がどのようなメカニズムに基づいて発生しているのかを解明することが重要です。

補遺:
最近の調査により、海底レストランの地下施設から奇妙な音や声が聞こえるとの報告がありました。これらの音は人間の言語での会話や嬌声のように聞こえるが、内容や発信源は特定できておらず、周囲にいる者たちからは聞こえないという異常な性質が観察されています。

また、海底レストランの地下には、通常の建築構造には存在しないような迷宮状の空間が発見されました。この空間は、入口から進むにつれて通常の空間とは違った幾何学的な配置や不自然な廊下、部屋が現れ、調査チームが迷子になる事案が増加しています。

これらの新たな異常現象の発生を踏まえ、今後の調査では海底レストランの地下施設に重点を置き、異常な空間や音の正体を解明するための追加の対策が必要とされます。SCPA-JP-00130が持つ謎と異常性は、従来の認識を超えた未知の領域への突入を示唆しており、引き続きの研究と監視が不可欠であると考えられます。

注意事項:
SCPA-JP-00130を利用する際は厳重な許可手続きが必要です。調査や実験を行う際には、海底レストランの提供する食品および環境が極めて異常であることを留意し、適切な保護措置を講じるようにしてください。特に未知の寄生虫に感染するリスクには特に注意が必要です。SCPA-JP-00130周辺の海域への不用意な立ち入りは禁止されており、警告標識および警備員が配置されています。また、SCPA-JP-00130によって提供されている食品の摂取は一般人にとって極めて危険であるため、絶対に禁止されています。可能な限りSCPA-JP-00130との接触を避け、その異常性に対する慎重な姿勢を心がけてください。

記録番号:
SCPA-JP-00130

報告者:
saku

承認者:
上級研究員 ███████