特別収容プロトコル:
SCPA-00499は、一般公開用のテレビ番組に紛れ込んでしまう可能性があるため、収容プロトコルは以下の通りです。SCPA-00499の発生が確認された場合、速やかに次の対応を取ります。

1. SCPA-00499が発生した番組が放送中の場合、放送を直ちに中止し放送局に通報する。
2. SCPA-00499の発生によって被害を受け、死亡を確認した者がいる場合は、該当者の遺族や関係機関への情報提供を適時行う。
3. SCPA-00499は常に監視下に置かれ、SCPA-00499による死亡イベントが発生した場合、直ちに関連データを詳細に解析し、サイト内のSCPAデータベースへの修正を行う。

また、SCPA-00499が発生した場合に集団的な被害が発生する可能性が高いため、あらかじめ一般視聴者に対してSCPA-00499への注意喚起を行い、被害者数の最小化を図ります。

説明：
SCPA-00499は非常に危険なSCPAです。SCPA-00499は、テレビ番組の中に偽の情報を挿入し、確認者がそこから情報を受けとろうとするとSCPA-00499が発動し、情報を登録した人物が死亡してしまうという特徴を持っています。

SCPA-00499は、現在SCPA財団で解析中のデータを元に、ここ4年間のフロリダ州内で発生した死亡例として報告されています。すべての死亡例は番組を視聴していたことが確認されているため、SCPA-00499は必ずしも異星人や対象物の応答ではなく、われわれにとって非常に身近で危険なSCPAといえます。

SCPA-00499を発動させる具体的な内容は、番組内にある特定の情報に登録されています。情報の登録者が情報を受け取ることで、その情報内にSCPA-00499が含まれているかどうかを知らされることがありません。そのため、SCPA-00499による死亡例を回避するには、すべての情報を過剰にチェックし、疑う余地なく安全であることが確認された後に情報の登録を行うべきです。

SCPA-00499による死亡例が発生すると、生物学的特徴として破裂した頭蓋骨と爆発した目が挙げられます。そのため、SCPA-00499が発生しやすいテレビ局については注意を払い、SCPA-00499対策に必要なデータも同時に収集しなければなりません。

SCPA-00499についての追加情報を収集しました。

SCPA-00499が発生する際、現場に置かれたカメラによって撮影された映像には、見ることができない謎の黒影が映り込んでいることが確認されています。この影はすべての死亡例で言及されているため、SCPA-00499と深い関係があると考えられます。

SCPA-00499は、発生する誘発源の内容に応じて、発生周波数や発生する時間帯に大きな差異があることが判明しました。これらの差異から、SCPA-00499は人間が標的にされた物であることが考えられます。

SCPA-00499の影響を受けた人々には、その前後で精神的な影響も現れます。検査で発覚したケースでは、不眠症、パラノイア、幻覚、幻聴、あるいは他の自律神経症状が確認されたことがあります。これらの症状は、悪化した場合に、その後の死亡まで続くことがあります。

SCPA財団は、SCPA-00499を利用した情報戦争の可能性があるため、SCPA-00499の情報漏洩防止とSCPA-00499の能力についての研究を急ぐ必要があります。SCPA-00499の研究から、SCPA-00499は誘発源にある情報を媒介とするエーテル的な現象であることが判明しましました。SCPA-00499の発生機構は、テレビ視聴者が誤った情報を見ているときに、彼らの視神経に特定のSE誘導を巻き起こし、その中にSCPA-00499を含めたシグナルを送出することで引き起こされます。

さらに、SCPA-00499の発生には、心理的条件が必要である場合があることが示されました。SCPA-00499によって影響を受けた人々は、SCPA-00499が見つかった番組のジャンルや舞台、それに対する感情等によって影響を受けやすくなっています。

SCPA財団は、SCPA-00499を分析するにあたり、SCPA-00499の発生に関する情報を収集するためのデータベースを作成しています。このデータベースには、SCPA-00499が発生した番組のジャンル、発生頻度、被害者の状態などが記載されています。このデータベースを使用して、SCPA-00499の発生を軽減し、被害者数を最小限に抑えることが目的です。SCPA財団は、SCPA-00499による被害の減少に向けて、今後とも継続的に研究と努力を重ねていきます。

補遺:

SCPA-00499の研究に基づき、SCPA財団は、SCPA-00499の影響を抑制するための特別なメガネを開発しました。このメガネは、SCPA-00499からの指令をブロックする特殊なフィルターが内蔵されており、SCPA-00499が発生する可能性がある番組を視聴する場合に、視聴者に安全を保証することができます。

SCPA-00499特別収容域内において、SCPA-00499を発生させようとするテストが行われています。このテストによって、SCPA財団はSCPA-00499による影響を抑制することを可能にする方法を洞察することができます。また、SCPA-00499による影響を自発的に起こすことができる研究対象を被験者とする試験も同じ場所で実施されています。

SCPA-00499を発現させる際、謎の*「SE」*音が発生することが報告されています。SCPA財団は、この音を分析し、SCPA-00499の発生原因を解明するための研究を進めています。

SCPA-00499について、今後も様々な情報や研究が報告されることが予想されます。SCPA財団は、SCPA-00499が報告を超えた場合には、適切に対応することを約束します。

注意事項：
SCPA-00499は事故件数が多数報告されており、特に情報登録者数が多い番組に限って、死亡例が多発しています。そのため、SCPA-00499による死亡を回避するには以下のような注意事項を徹底するようにしましょう。

1. SCPA-00499の可能性のある番組は基本的に視聴しないようにしてください。
2. 特に情報登録が必要である番組については、登録する前に確認者全員で情報を厳密にチェックし、SCPA-00499が含まれている可能性がある場合は登録しないようにしてください。
3. 放送中の番組にSCPA-00499が内包されている場合は、速やかに視聴を中止するようにしましょう。
4. SCPA-00499が発生した場合については速やかにSCPA財団の担当者に通報し、遺族や関係者に対しても情報提供を徹底するようにしてください。
5. SCPA-00499による死亡のリスクを回避するため、登録された情報は一度十分にチェックを行った後でなければ、広めないように注意してください。
6. 最新の報告によると、SCPA-00499はただ鑑賞するだけでなく、レコーダーもしくはエディターで再生するだけでも発動する恐れがあるため、その点も留意してください。

以上の注意事項を守り、SCPA-00499の危険を十分に避けましょう。

記録番号:
SCPA-00499

報告者:
█████ ██████ 博士

承認者:
Site Director ████████