特別収容プロトコル:
SCPA-01342は、防音施設が完備された2m x 2m x 2mの音響遮断材で覆われた収容室に保管されています。SCPA-01342の収容室への出入りは、耳栓とヘッドフォンの着用を義務付けられた職員のみが許可されます。SCPA-01342の操作時には、音量を最小限に抑えながら注意深く行うよう指示されています。SCPA-01342の収容室内の照明設備は、遠隔操作により調整可能となっており、必要に応じて消灯することができます。

説明:
SCPA-01342は、一見すると通常のデスクランプのように見えますが、その構造や作用に不可解な異常性が見られます。SCPA-01342は特殊な金属合金で作られており、一度使用されると人間の肩や首に強烈な痛みを引き起こします。この痛みは通常の肩こりや筋肉疲労とは異なり、被験者は極度の苦痛に襲われると報告しています。

SCPA-01342の異常な効果は、デスクランプが被験者の肩に接触した瞬間から発生し、放置すると徐々に悪化していきます。被験者は肉体的苦痛に耐えがたい状態になり、長時間の曝露により精神的な影響も発現することが観察されています。SCPA-01342の異常性は解明されておらず、その正確な作用機序や影響範囲についての研究が継続されています。

SCPA-01342は、初めて発見された際には一般的なオフィス用品として市場に出回っていたため、その異常性に気付くことが困難でした。SCPA財団による回収作業では、多数の被験者がSCPA-01342に触れたことで苦痛を経験し、一部の被験者は長期間の治療を要するほどの障害を負いました。

SCPA-01342の効果は接触だけでなく、視覚や聴覚による認知でも引き起こされることが確認されています。SCPA-01342を目視しただけでも、不可解な不快感や痛みが発生し得るため、特に観察や検査時には慎重な対応が求められます。また、SCPA-01342によって引き起こされる痛みは通常の方法では解決できないため、特別な鎮痛剤や治療法が必要とされています。

さらに、SCPA-01342の異常性は長時間の使用や同時複数の被験者による接触によって増幅される傾向があり、集団内での被害拡大が懸念されています。SCPA-01342の影響範囲を抑制するための効果的な方法に関する研究が積極的に進められており、被験者の安全性確保が最優先事項となっています。SCPA-01342は、一部の被験者によって報告される幻覚や幻聴などの精神的影響が疑われており、心理学的側面でも興味深い研究対象として注目されています。被験者はSCPA-01342に触れることで、過度の不安や恐怖、抑うつ的な感情を経験し、幻視や幻聴が現れるケースが報告されています。これらの症状はSCPA-01342から離れると自然に消失することが観察されていますが、一部の被験者では持続的な精神的影響が認められ、長期的なフォローアップが必要です。

SCPA-01342の精神的影響に関する研究は現在進行中であり、特に異常性がどのようにして被験者の心理状態に影響を及ぼすのかについてのメカニズムの解明が求められています。また、SCPA-01342のエフェクトが異なる個人や文化間でどのように変化するかについても興味深い観察が行われており、異種族コミュニケーションの研究にも一定の示唆を与えています。今後の研究によって、SCPA-01342の全容がさらに明らかになることが期待されています。

補遺:
SCPA-01342の影響範囲が拡大しており、過去数か月で新たな被験者からの報告が増加しています。これらの報告によると、SCPA-01342が引き起こす痛みや不快感の程度が従来のものよりも強烈であり、治療法の適用にも難度が増しています。また、一部の被験者では異常な行動や幻覚に見舞われ、収容施設内での安全確保がより困難になっています。

さらに、最近の研究により、SCPA-01342の金属合金から放出される微量の放射線が周囲の環境にも悪影響を与える可能性が指摘されています。この放射線の性質や影響範囲についての詳細な調査が必要とされており、特に収容施設内における被曝の防止策が急務となっています。SCPA-01342の収容および研究に関わるすべての職員は、被曝リスクに対する適切な対策を講じるよう厳に命じられています。

注意事項:
SCPA-01342に近づく際には、必ず保護用のイヤープラグとヘッドフォンを装着してください。SCPA-01342の操作や取り扱いは、訓練を受けた職員に限定されており、無断での使用は固く禁止されています。SCPA-01342の異常性に関する実験や試験は、適切な許可を得た上で行われる必要があります。SCPA-01342が異常な挙動を示す場合には、直ちに上級職員に報告し、適切な対応を取るようにしてください。

記録番号:
SCPA-JP-01342

報告者:
Dr. 青木真琴

承認者:
Site-81長官 紅林さくら