特別収容プロトコル:
SCPA-JP-00614は、外部の者が近付くことができないように囲い及び危険度に応じた監視カメラを設置することが必要です。SCPA-JP-00614の中に保管される人形の整理と保全は、毎週3名からなるケープラン地下施設のスタッフによって行う必要があり、その際には保護具の着用が必要です。SCPA-JP-00614中の人形の状態が急激に変化した場合およびスタッフに体調異常が現れた場合は、適時上級職員に報告するよう指示してください。SCPA-JP-00614中の人形については、防水加工された特殊ケースに収容される必要があるため、定期的に水分の管理を行う必要があります。密室内の人形の状態が不安定になり、保管者が専門家の協力なしに直接触れたり操作しようとした場合は、直ちに場外に避難することが必要となります。

説明:
SCPA-JP-00614は、特別な収容が必要な災害現場に見られるような、異常な状況の中に神秘的な自然の現象を引き起こす「ジャンク物件」です。SCPA-JP-00614は、深刻な人工物の腐食、亀裂、偽造、あるいは腐敗の印を有する、一般的に善良な空間を無制限に汚染することができる。SCPA-JP-00614に関しては、触れた人物に幻覚を見せたり、知覚を歪めたり、認知を曲げることが確認されており、人形そのものが妙な響きや違和感を持っていたり、あるいは嫌悪を感じるなど、極めて奇怪な存在でもあります。

SCPA-JP-00614内の人形は、人間の生命に対する侵害効果があるため危険性があることとされています。SCPA-JP-00614によく似た特殊な工場が世界中に存在しており、SCPA-JP-00614が自動で運用される区域が存在するため、こうした施設を監視したり保護することが必要です。SCPA-JP-00614によって引き起こされる現象に関する研究を行うために、SCPA-JP-00614内で人形や人間の行動を観察する実験が実施されることがあります。人形が「意識」しているかどうかについては、現在のところ定説がありませんが、SCPA-JP-00614が引き起こす現象によれば、いくつかの人形が偽りなく人間の情報を伝達し、回答することができるという報告があります。

SCPA-JP-00614に関しては、多岐にわたる調査が遂行されており、それにより非常に奇妙な特徴が明らかになってきました。空気中や物質表面に対する物理的な変化や化学反応などからも、SCPA-JP-00614には常識を超えたエネルギー力場が働いていることが示唆されています。

SCPA-JP-00614内部の異常な現象は、斜めの歩道やテレビの静止画像を見るといった日常的なエクスペリエンスに似ていますが、より具体的かつ直接的な情報をもたらすようになっています。SCPA-JP-00614が生み出す影響は、施設中の科学者や技術者が、それぞれの過去や第三者の幻想に従い行動を変える、あるいは思考を歪めることがあるとされています。

SCPA-JP-00614と関連した、モンジュール調査によって発見された謎めいた奇妙な施設は、SCPA-JP-00614と何らかの関係を有している可能性が指摘されています。SCPA-JP-00614の人形が何らかの文化的価値を持つようなケースでは、SCPA財団が文化遺産専門家やその他の専門家と協力して、このような人形を正確に保管し、保存することが必要とされています。SCPA-JP-00614からは、物質反応の結果として液体や金属に歪みを発生することが報告されています。またSCPA-JP-00614の中から発生する謎の霧に多くの科学者が苦しめられ、機器や機械の正常な機能を妨げることがあるとも報告されています。SCPA-JP-00614が引き起こす効果のため、空間中のものを完全に消滅させることができる疑いがあり、これに対応するために、SCPA財団はSCPA-JP-00614内での取扱いに極めて慎重であるとされます。

SCPA-JP-00614が発生する異常現象についての研究は、作用の実質的な発見とその報告の慣習と繁栄を促進することで、SCPA-JP- 00614を正しく分類することを目的としています。加えて、SCPA-JP-00614内での人形の格納と保守の規定が定められており、SCPA財団は世界中の各地でSCPA-JP-00614に関連する現象を監視し、それを研究するためのイニシアティブを取っています。SCPA-JP-00614に関連する情報が新たに発見された場合は、すぐにSCPA財団に報告するよう指示しています。

補遺:
SCPA-JP-00614に関する研究成果から、SCPA-JP-00614内に収容される人形の種類と数について正確な情報は明らかにされておらず、今後も追跡と調査の必要性があると考えられています。SCPA-JP-00614によって喚起される現象とその動きの特徴を詳細に解明するために、SCPA財団は世界各地でSCPA-JP-00614と関連する施設を調査し、その施設から収集できる情報を分析しています。

SCPA-JP-00614の人形に対して不適切な取り扱いや、SCPA-JP-00614の特殊な性質によって引き起こされる異常現象が私安員に及ぼすリスクを認識し、それに応じて防止策を講じることがSCPA財団によって定められております。SCPA財団は、SCPA-JP-00614と関連する研究案件に対して徹底した注意を払い、科学者や技術者の苦境の絶えない責任を引き受け、SCPA財団の主要任務を達成するために努力しています。

注意事項:
SCPA-JP-00614と接触しているスタッフや他の個人はSCPA-JP-00614が引き起こす異常現象に影響を受けやすいため、適切な防護具を身に着ける必要があります。SCPA-JP-00614に保管されている人形は、中に人がいるかのように見えるため、これらの人形に触れたり操作しても禁止されています。SCPA-JP-00614の集積部には、放射性物質が存在する可能性があるため、特別な許可を得ることなく、物件に接近することは許されていません。SCPA-JP-00614は限られたスタッフのみがアクセスできるように適切に管理する必要があります。SCPA-JP-00614に関する情報の漏洩を防止するため、SCPA-JP-00614に関する議論は最小限に抑えることが必要です。SCPA-JP-00614は、使用する場合には上級職員との協議が必要なため、承認された手順に従って使用するようにしてください。

記録番号:
SCPA-JP-00614

報告者:
SCPA Foundation 特別調査部門 研究員 Y・東雲

承認者:
SCPA Foundation 特別調査部門 承認官 Z・柾木