SCPA-JP-00226 報告書

アイテム番号: SCPA-JP-00226

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル:
SCPA-JP-00226は、数名の職員によって監視される専用の監視室に安置されます。監視室には高速ネットワーク接続があり、SCPAの遠隔操作や収容状況の監視が行われます。職員は監視室に居る際には音声のみを通じてコミュニケーションを取ることができます。

SCPAの目の前には、以下の観察対象が置かれます。

• 映画や動画などの、笑いを誘う内容のコンテンツ
• ピエロやマジックパフォーマーなどの、笑いを促すパフォーマンス

SCPAに直接接触することは禁止され、SCPAが笑いをすることを防ぐために、観察対象には演出がつけられます。

SCPAが笑いをする際には、SCPAに使用されているカメラとマイクからの入力が録音され、SCPAの行動と反応が詳細に記録されます。

説明:
SCPA-JP-00226は、外見は普通の人間と変わりませんが、不可解な現象を引き起こします。SCPA-JP-00226は、特定の視覚、聴覚、触覚的刺激、特に他の人が笑っているのを耳にすることで、それに伴って同じように笑うようになります。

SCPA-JP-00226の笑いは極めて異常なレベルで、しばしば続けざまに笑い続け、笑いを止めることができなくなります。SCPA-JP-00226に触れたものもこの異常な笑いの感染性に影響されるため、被験体に彼らに触れさせることは推奨されていません。

SCPA-JP-00226は、敵意や攻撃的行動を示すことはありません。ただし、SCPA-JP-00226が異常な笑いの状態にあると、周囲の人々が安全でないと判断されることがあります。

SCPA-JP-00226の元々の発見場所は明らかではありませんが、SCPA-JP-00226を対処するために、SCPA財団はSCPA-JP-00226の情報を秘密裏に広めており、政府機関や大手企業の協力も仰いでいます。

追加情報:
SCPA-JP-00226は、SCPA財団の旧知の間で「笑いを止める人々」として知られており、SCPA財団はSCPA-JP-00226の研究を継続しています。SCPA-JP-00226の特異な能力から、SCPA財団はSCPA-JP-00226を機密度が高いSCPAとして位置づけています。

SCPA-JP-00226の能力を管理するために、SCPA財団はSCPA-JP-00226に暗示をかける薬剤を開発しました。SCPA-JP-00226には、必要に応じてこの薬剤を投与することができます。

参照文献:

• Incident Report SCPA-JP-00226-1 ：SCPA-JP-00226の発見及び収容処置に関する記録
• Experiment Log SCPA-JP-00226-2：SCPA-JP-00226を対象とした実験、観察の記録
• Containment Update SCPA-JP-00226-3 ：SCPA-JP-00226の収容状況の改善に関する報告書

機密度のレベル:
Top Secret

注意事項:
SCPA-JP-00226に触れることを禁止します。SCPA-JP-00226に接触する場合は、必ず許可を得てから進めるようにしてください。SCPA-JP-00226の周辺には、職員によって24時間監視が行われており、SCPA-JP-00226が異常な笑いをしている場合に備えた対応が行われています。

記録番号:
Incident Report SCPA-JP-00226-1

報告者:
SCPA-JP-00226の収容、研究を担当する、A博士

承認者:
SCPA-JP-00226の研究管理者、B博士