SCPA-JP-00241 報告書

アイテム番号: SCPA-JP-00241

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル:

SCPA-JP-00241は、特殊収容セル内に収容されます。特殊収容セルの中心には、SCPA-500を含んだ医療箱が配備されており、直ちに使用可能です。

SCPA-00241の患者を保管するため、5名の警備員が24時間体制で交代で配置される必要があります。 SCPA-00241 の移動に必要な防護服や装備が、警備員室内に用意されます。また、SCPA-00241 の症状が悪化し、全身の皮膚が脱落し始めた場合、SCPA-500を使用する必要があります。

SCPA-00241は、特殊収容セル以外の場所への移動は不可とし、とくにその例外無く、他のSCPAとの共存を絶対に許してはなりません。

説明:

SCPA-JP-00241 は、長時間生命維持装置に接続されなければ死亡する特異な症状をもつ個人です。SCPA-JP-00241 の症状は、似たような状況において他者に感染する可能性があります。 SCPA-JP-00241 に触れると、触れた部位が焼け爛れ、身体各部が化膿し、体内の臓器も壊死し崩壊する恐れがあります。SCPA-JP-00241 の肌表面を支配する菌類が変異体を生じた時に新たな病原体が生成されるのに十分な量の菌類が周囲の壁であっても再生できます。

SCPA-JP-00241は、事故発生から1年以上の間、安全に保管されていました。最初の数か月間は、SCPA-00241の免疫システムの欠陥によって体内の残りの唯一が生き残り、SCPAという状態で過ごしました。暴力的で攻撃的な光景を目の当たりにして、地球上のすべての生物がこの恐ろしい病気からの保護を求めて再住化の計画が策定されました。

その後、SCPA-00241は悪化の兆候を示しはじめ、SCPA-500がなければ生命を維持することが不可能となりました。

SCPA-00241は、痛みや症状を持たず、覚醒し、思考、音声、視界、触覚、嗅覚、味覚を有しています。 SCPA-00241が生物的な欠点はなく、肉体や脳機能自体は正常ですが、菌類が皮膚から内臓まで支配をし、死なざるを得ない痛みや恐怖に耐えることができません。

追加情報:

SCPA-00241に勝手に近づいたことのある職員はいません。警告事項が記載されたステッカーが付けられたタンクにSCPA-00241症患が収容され、収容セルの緊急通信ポストには「患者と交渉しないように」という注意書きが施されています。 SCPA-00241 は、個室で過ごしており、対話することは許されていません。SCPA-00241 に食事や医療を提供する場合でも、遠隔操作されたアームや医療装置を使用し、人間の接触をしないようにしてください。

SCPA-00241に対する研究は、死後にのみ実施されます。この過程においては、SCPA-00241配下の菌類を用いての研究は同じ施設内にあるB研究室で行われます

参照文献:

• SCPA-JP-00241観察日誌
• SCPA-JP-00241感染経路研究
• SCPA-500

機密度のレベル:

Top Secret

注意事項:

1. SCPA-00241に接近しないでください。
2. SCPA-00241症を治療するためには、SCPA-500の使用が必要です。
3. SCPA-00241から放出される菌類によって得られた情報の解析は、専用の施設内でのみ行われます。

記録番号:

SCPA-JP-00241生成レポート

報告者:

Dr. ███████

承認者:

Site Director ██████