特別収容プロトコル:
SCPA-00120は、収容セルの中央に設置された特製の爆発防止ケースに保管されます。ケースは耐爆性の高い特殊素材で作られており、ケース自体が爆発発生時の衝撃や熱に耐えることができます。

SCPA-00120を取り扱う際には、厳重な防爆スーツの着用が必要となります。また、収容セル内には高性能の爆発検知装置と消火装置を常時稼働させ、異常な挙動や発熱を検知した場合は直ちに遠隔でセルを封鎖し、冷却スプリンクラーシステムを作動させることとします。

SCPA-00120の展示や研究には、防爆施設内での作業が義務付けられます。展示物に対して直接目視することはできず、映像や写真の使用が推奨されます。信頼性の高い解析チームによる画像検証と、防爆スーツを着用した状態での監視が必要です。

SCPA-00120の写真や映像を収容セル外に持ち出す場合、厳密な保管手順と暗号化されたデータ送信が必要です。収容外での調査や研究活動は、防爆および防盗対策の徹底を伴うものとし、特に高い警戒が求められます。

SCPA-00120の保管と管理には、専任の研究員とセキュリティチームの常駐が必要です。セキュリティチームは緊急時には即座に対処し、被害の拡大を防ぐための対応を行います。

以上の収容プロトコルに従い、SCPA-00120を適切に保管し、関係者の安全を確保してください。報告書や研究成果は定期的に更新し、関係者間で共有されるようにしてください。

説明:
SCPA-00120は、見たものを描いた直後に爆発を引き起こす異常な筆ペンです。この筆ペンは一見普通の筆ペンと変わりありませんが、その特性によって非常に危険な存在となっています。

まず、SCPA-00120が描かれた絵が完成した後、一定の時間が経過すると爆発が発生します。爆発の規模は一般的な時限爆弾と同程度であり、周囲の人々や建物などに重大な被害をもたらす可能性があります。ただし、その絵のクオリティが低すぎる場合、あるいは存在しない場所や人物を描いた場合には、爆発は発生しません。

SCPA-00120の最も異常な点は、絵の内容に関係なく、多くの人々がその絵を見た後に爆発が発生することです。特に、絵に描かれている場所や人物が、観察者にとって特定可能な程度であれば、爆発の発生率が高まります。これは偶然限りなく酷似した場所や人物であっても、作者の意図に関係なく発生するという特性があります。

SCPA-00120はイスラエルのガザ地区で発見されました。当初、その関連性は不明でしたが、酷似した風景画や作者の自画像が発見されたことから、イスラエルへのハマスによる爆破テロとの関連性が疑われています。現在、SCPA-00120と同様の効果を持つ絵画が他に存在するかどうかを調査しています。

SCPA-00120は、芸術という文化的な表現を背景に持つだけでなく、その異常な特性によって人々にとっての脅威となり得ます。そのため、SCPA FoundationはSCPA-00120の管理と保管に対して特別な収容プロトコルを設け、関与者の安全を確保するための対策を講じています。

SCPA-00120の研究は、その異常性と危険性を詳しく解明するために継続されています。特に、爆発のメカニズムや発生率に関する研究が重要視されており、これによってより効果的な収容手段や防護策が見出されることを期待しています。

なお、SCPA-00120の取り扱いには十分な注意が必要であり、関係者は収容プロトコルに従い、適切な準備と防護装備を行うようにしてください。

追加情報:

SCPA-00120に関するさらなる情報は、研究および調査の過程で明らかにされました。以下にそれについて詳細を述べます。

SCPA-00120の爆発のメカニズムは、主に以下の要素によって引き起こされると考えられています。まず、絵の描かれたキャンバスには、微量の特殊な化学物質が塗布されています。これによって、爆発が発生する条件が整えられます。

次に、絵の内容に応じて、描かれた場所や人物などの特定に関わる要素が赤外線カメラによって検知されます。この段階ではまだ発火信号は生成されませんが、あくまで検知のための情報収集が行われます。

その後、検知された情報は、特殊な暗号化手法によってSCPA-00120内部の制御ユニットに送信されます。制御ユニットは、その情報を解読し、絵の内容に基づいて爆発の発生確率を計算します。具体的には、絵の内容が描かれた場所や人物を観察者が特定できる程度である場合、爆発の発生確率は高まると考えられます。

最終的に、計算された爆発の発生確率に応じて、制御ユニットは特殊な信号を送信し、化学物質の反応を引き起こすことで爆発を発生させます。この反応は非常に速く、絵の完成から2〜3時間以内に爆発が発生します。

これらのメカニズムによって、SCPA-00120は非常に危険な存在となっています。描かれた絵を目にした多くの人々が巻き込まれる恐れがあり、その結果、重大な被害が発生する可能性が高いことが示唆されています。

また、SCPA-00120の効果は一部の場合において、何らかの理由により起動しないことが報告されています。これに関連する要素については、引き続き研究が行われています。特に、絵のクオリティによって発火の為の条件が変化することが示唆されており、この関連性を明確にするために実験と分析が行われています。

SCPA-00120の異常性と潜在的な被害の大きさを把握するため、さらなる研究や実験が行われる予定です。これによって、より効果的な収容手段や被害軽減の方法が見つかることを期待しています。

以上の情報を考慮しながら、SCPA-00120の収容と管理に引き続き注意を払い、関与者の安全を最優先にする必要があります。引き続き報告や研究成果の共有を行い、SCPA-00120の特性と危険性についての理解を深めていくべきです。追加情報:

SCPA-00120の調査および関連する報告書から得られた追加情報を提供します。以下にそれについて詳述します。

まず、SCPA-00120の特異な性質に関する実地調査では、筆ペンが描かれた絵を目にした一部の被験者が、描かれた場所や人物に一時的な幻覚を覚える可能性があることが確認されました。この幻覚は視覚的なものであり、被験者によっては描かれた場所や人物が生き生きと浮かび上がると報告されています。

また、SCPA-00120の過去の所在と関連する情報についての調査も行われました。初期の報告書では、SCPA-00120がイスラエルのガザ地区の古民家で発見されたことが記載されています。その発見時には、芸術的なメモや作者自身の自画像が共に見つかりました。

この結果から、SCPA-00120は作者自身によって制作され、意図的な芸術作品として創造された可能性が高まりました。しかし、作者の正体

■■■■■■に該当する■■■■です、報告書内容が最重要機密となっており、表示できません。

注意事項:

• SCPA-00120は非常に危険なアノマリーであり、その取り扱いには極めて注意が必要です。
• SCPA-00120が描かれた絵を見た場合、爆発が発生する可能性があるため、絵の詳細な観察は厳禁です。
• 爆発による被害を最小限に抑えるため、SCPA-00120は特製の爆発防止ケースに保管され、防爆スーツを着用した状態での取り扱いが必要です。
• 収容セルとその周辺には高性能の爆発検知装置と消火装置が設置されており、異常な挙動や発熱の兆候が検知された場合は即座に対応してください。
• SCPA-00120の絵を保管する際は、厳密な保管手順と暗号化されたデータ送信を行ってください。漏洩のリスクに対して十分な注意を払ってください。
• SCPA-00120に関する展示や研究活動は、防爆施設内で行われるべきです。作業中は防爆スーツの着用と熟練したスタッフの監視が必要です。
• SCPA-00120の収容外の調査や研究には、高い警戒が求められます。任務中は必ず適切な防爆装備を身に着け、防爆対策を徹底してください。
• SCPA-00120がリスクをもたらす可能性があるため、関与者は定期的な安全訓練を受け、緊急事態に備えてください。
• SCPA-00120の状態や特性に関する情報は、適切な報告書や研究成果に記録されるべきです。関係者間での情報共有と迅速な対応が重要です。

上記の注意事項を遵守し、SCPA-00120の取り扱いには最大限の用心と注意を払ってください。関与者の安全確保とアノマリーの適切な管理はSCPA Foundationの最重要課題です。

記録番号:
SCPA-JP-00120

報告者:
作花祐耶

承認者:
Site-███の長官