特別収容プロトコル:
SCPA-01257は、強固な収容セル内に保管されるべきです。セルは防弾ガラスで覆われ、厚さ20cm以上の鉄骨コンクリート壁で囲まれる必要があります。SCPA-01257の収容室内には24時間体制で監視カメラが設置され、定期的な巡回が行われなければならない。SCPA-01257の収容室へのアクセスは、2名のレベル4以上の認可を持つ職員の同意の下でのみ許可される。SCPA-01257の収容室内への入室時には、適切な防護具の着用が義務付けられる。

説明:
SCPA-01257は、一見すると普通の着ぐるみのように見えるが、その内部には異常な力が宿っています。着ぐるみを着用した被験者は、徐々に着ぐるみの中で意識を失い、自我が消失すると報告されています。この状態が続くと、被験者は着ぐるみ自体と融合し、着ぐるみの一部として完全に消失してしまうと考えられています。SCPA-01257による影響を受けた被験者の行動も異常であり、攻撃的な行動や自己傷害、さらには他者への暴力行為を示すことがあります。SCPA-01257は、着ぐるみとしての外見とは裏腹に、極めて危険な存在であり、取り扱いには極めて注意が必要です。

追加情報:
SCPA-01257は、初めて出現した際には古い劇場から発見され、その起源については謎が多い。初めは単なる古い着ぐるみとして扱われていたが、不可解な現象が発生したことからSCPA Foundationの関心を引くこととなった。研究者たちはSCPA-01257の分析を試みたが、着ぐるみの内部への観察が不可能であることが判明し、その内部構造や起源についての詳細は不明のままです。また、SCPA-01257の影響を受けた者が記憶喪失や幻覚を経験することも確認されており、着ぐるみが精神に異常な影響を及ぼす可能性も懸念されています。SCPA-01257は依然として研究が継続されており、その真相解明と収容の安定化が研究の焦点となっています。追加情報:
SCPA-01257との関連性を示す目撃情報や被験者の証言から、SCPA-01257は着ぐるみそのものが生命を持っているかのように振る舞うという特異な特性が浮かび上がってきた。被験者は、着ぐるみ内で意識を取り戻した際に自身が着ぐるみの一部として認識されると述べ、生存するためには着ぐるみへの忠誠が必要だと感じたという報告があります。また、SCPA-01257の影響を受けた者は、周囲の人間や物体をすべて敵と見なし、着ぐるみを守るために攻撃的な行動を取る傾向があることも明らかになってきた。さらに、SCPA-01257が放つ何らかのエネルギー波によって周囲の電子機器が異常に作動する現象も確認されており、SCPA-01257の存在が持つ異常性の深さが窺える。これらの情報を元に、SCPA-01257の特性や影響範囲に関する研究が一層重要視されています。

補遺:
SCPA-01257の研究チームは、SCPA-01257の影響を受けた被験者の安全性について懸念を示しています。着ぐるみからの異常な影響が長期間にわたって続くことがあるため、被験者の身体と精神の健康状態を継続的にモニタリングすることが重要であると強調されています。また、SCPA-01257が保持する不可解な力についての研究が進行中であり、その性質や起源に関する解明が急務となっています。SCPA-01257による影響を受けた者の回復に向けた治療法の開発や、SCPA-01257の影響を軽減する手段の模索も行われています。今後の研究で得られた情報が、SCPA-01257の収容と被験者の安全確保に貢献することが期待されています。

注意事項:
SCPA-01257の近くでは、被験者や職員が絶対に着用しないでください。SCPA-01257に近づく際には、必ず適切な防護具を着用し、二人以上で行動するようにしてください。SCPA-01257の収容セル内には決して単独で入室しないでください。SCPA-01257に関する実験や取り扱いは、適切な訓練を受けた職員にのみ許可されます。SCPA-01257の影響を受けた行動が急激に変化した場合は、直ちに上司に報告し、適切な対処を行ってください。

記録番号:
SCPA-01257

報告者:
Dr. 大橋智也

承認者:
Site-81 医療局長 Dr. 高橋悟