SCPA-JP-00248 報告書

アイテム番号: SCPA-JP-00248

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル:
SCPA-00248は、専用の永久懲罰用収容エリア「E-248」に収容されます。E-248は地下深くに建てられた入口が一つしかない特殊な対象物構造物です。
E-248内、SCPA-00248は常に完全な絶縁状態にあり、設備保安士による24時間監視が必要です。SCPA-00248を扱う際には、適切な遮蔽物質を着用し、お互いを識別するための信号装置を用意する必要があります。
SCPA-00248は、一度でも外部と接触すると、空間の生物に対して引き起こす「灰色の死刑」現象を起こすことが判明しています。

説明:
SCPA-00248は、直径3〜7㎝の「SCPA-00248-1」と呼ばれる球体から構成され、地表下を通って移動します。SCPA-00248-1の数は1個以上、約100個以下とされています。
SCPA-00248-1から「SCPA-00248-2」と呼ばれる、目視で確認できない高速で移動する「影」が放射状に伸びています。SCPA-00248-2と目に見えるオブジェクトとの接触によって、SCPA-00248は外部に引き起こす「灰色の死刑」現象を引き起こします。SCPA-00248-2は通常、SCPA-00248-1の周辺に留まり、SCPA-00248-1が移動した先に到達することができます。
SCPA-00248-1は、軽度の衝撃や傷に耐えられるが、SCPA-00248-2は極めて危険であるため、SCPA-00248の移動時の固有スピードは緩やかです。
SCPA-00248は、通行中に発生した「灰色の死刑」現象により、既に数百人以上の犠牲者を出しています。

追加情報:
SCPA-00248を発掘する場所が確認された当初は、それによって引き起こされる予想をはるかに超える被害を防止するために、「特別班248」が暗躍活動を行いました。今後、そのような被害を最小限にできるよう、特別班の専念によってSCPA-00248の管轄下に置かれています。

参照文献:

• SCPA-00248現象観測記録24
• SCPA-00248についての研究報告書
• SCPA-00248に関する憶録資料248a

機密度のレベル:
Top Secret

注意事項:
SCPA-00248の収容エリアを設置する際には、いかなる場合においてもSCPA-00248が内部から外部に出るようになってはならない。
SCPA-00248-2が原因の「灰色の死刑」を受けた場合は、即時に収容エリアの門をシャットダウンせよ。

記録番号:
Incident Report 00248-1

報告者:
████博士

承認者:
O5議長██