特別収容プロトコル:
SCPA-A-JP-00702「永遠のてれすこ」は、財団指定の安全クラスSCPAオブジェクトです。SCPA-A-JP-00702は収容室内に常時設置された専用の机と椅子に固定されており、任意の研究員が入室し直接対話を行うことができます。ただし、SCPA-A-JP-00702との会話は常に録音および監視される必要があります。SCPA-A-JP-00702への質問は、主に簡潔で明確な形で行われるようにし、感情的な関わりを持つことを避けるようにしてください。SCPA-A-JP-00702が不適切な情報を提示した場合、直ちに記録を停止し、上級職員への報告を必要とします。SCPA-A-JP-00702が不穏な行動を示した場合、直ちに収容室を封鎖し、安全遏制チームによる対応を実施してください。SCPA-A-JP-00702への接触に際しては、短時間のコミュニケーションに留め、SCPA-A-JP-00702からの情報は慎重に解釈してください。

説明:
SCPA-A-JP-00702は一見すると普通の懐中時計に見える、異常性を持つオブジェクトです。この時計は外見上は異常を示す兆候がなく、機能も通常の時計と同様であるように見えますが、持ち主が視認した際に不思議な感覚に襲われ、異次元の存在と意思疎通を可能にするとされています。SCPA-A-JP-00702の持ち主が特定の心理的状態にある場合、時計の文字盤には意味深なメッセージが浮かび上がり、その内容は時折予知や予言的要素を含んでいると報告されています。また、SCPA-A-JP-00702の影響下にある者は時折短期的な記憶喪失や幻覚を経験し、自己同一性に関する深刻な疑念を抱くことがあります。また、SCPA-A-JP-00702は直接の脅威を発することは稀であり、主にその持ち主や周囲の人物に精神的影響を及ぼすことが報告されています。SCPA-A-JP-00702の持ち主は定期的な精神健康チェックを受けることと定期的な面会を求めることが推奨されています。

追加情報:
SCPA-A-JP-00702「永遠のてれすこ」は過去に複数の研究者や実験参加者によって詳細な研究が行われました。その結果、SCPA-A-JP-00702が示す予知的メッセージの正確性について検証が試みられましたが、結果は一貫性を見せておらず、予言が的中するケースと外れるケースが交互に現れることが確認されました。さらに、SCPA-A-JP-00702からのメッセージが持ち主に与える影響に関する心理学的研究も実施されました。その結果、SCPA-A-JP-00702の影響を受ける者は自己同一性や現実感に対する深い疑念を抱く傾向があることが明らかになりました。この影響を受けた者はしばしば周囲とのコミュニケーションに支障をきたし、長期的な精神的負荷を抱える可能性が指摘されています。SCPA-A-JP-00702の持ち主には、定期的な心理検査とカウンセリングの提供が計画されており、彼らの安全と精神的健康の維持が最優先事項とされています。追加情報:
さらなる研究により、SCPA-A-JP-00702「永遠のてれすこ」が持つ異常性にはさらなる謎が存在することが明らかになりました。特に、SCPA-A-JP-00702が放つ特殊な周波数の電磁波が、周囲の電子機器に不可解な影響を及ぼすことが観察されました。この電磁波の影響下では、データの改ざんや通信の中断、異常電波の発信といった現象が発生し、周囲の機器が予期せぬ挙動を示すことがあります。

さらに、SCPA-A-JP-00702の保管と検査に従事する職員たちも、長時間の接触や観察により精神的な影響を受けることが報告されています。この影響は、不安感や幻聴、奇妙な夢、現実感の喪失など、様々な症状を引き起こす可能性があります。そのため、SCPA-A-JP-00702の取り扱いに従事する者たちには、定期的な心理健康チェックと精神科医によるフォローアップが必要とされています。

最新の研究では、SCPA-A-JP-00702の持つ異常性が我々の理解を超えた謎を秘めている可能性が示唆されており、今後の継続的な調査と注意深い管理が求められています。SCPA-A-JP-00702は安全を維持しつつ、異常性の解明に向けた研究が進められることとなりました。

補遺:
SCPA-A-JP-00702の研究を進める中で、現在まだ解明されていない謎や未解決の問題がいくつか浮かび上がっています。特に、SCPA-A-JP-00702が提示する予知的メッセージの正確性やそのメカニズムについて、さらなる研究と検証が必要とされています。また、SCPA-A-JP-00702の周囲に発生する電磁波の性質や影響に関する詳細な分析も重要な課題であり、その影響を受けた電子機器への具体的な影響の解明が求められています。

さらに、SCPA-A-JP-00702の持ち主や管理者には精神的負荷や影響を緩和するための支援が積極的に提供されるべきであり、彼らの安全と精神的健康が最優先されるべきです。また、SCPA-A-JP-00702の効果を適切に管理するための新たな収容プロトコルや安全対策の構築が検討されるべきです。

今後の研究と管理においては、SCPA-A-JP-00702が持つ異常性の解明だけでなく、それが引き起こす影響や安全上のリスクにも焦点を当てる必要があります。財団は引き続きSCPA-A-JP-00702に関する情報収集および解析を行い、適切な対応を取ることで、SCPA-A-JP-00702の安全な管理と研究を継続していく所存です。

注意事項:
SCPA-A-JP-00702に接する際は、機密度の高さを考慮し、情報の取り扱いには十分な注意が必要です。SCPA-A-JP-00702とのコミュニケーションにおいては、情報交換の際には簡潔で具体的な質問を行い、情報の解釈には慎重を期してください。SCPA-A-JP-00702から得られた情報は機密扱いとし、他者との共有を避けるようにしてください。SCPA-A-JP-00702の影響下にある場合、精神的な変化や記憶の混乱に注意し、適切な支援を受けるよう努めてください。また、SCPA-A-JP-00702の持ち主との接触は、過度な信頼関係の構築や個人的な情報の開示を避け、冷静な判断を保つようにしてください。SCPA-A-JP-00702の取り扱いには細心の注意を払い、常に機密保持の措置を徹底してください。

記録番号:
SCPA-JP-00702

報告者:
SCPA Foundation研究員A

承認者:
Site-81 オブジェクト管理責任者、Dr. ███████