SCPA-JP-00265報告書

アイテム番号: SCPA-JP-00265

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル:
SCPA-JP-00265は、SCPA収容施設内の最高機密区画に保管されます。SCPA-427より高い機密度のため、SCPA-427以上のレベルのクリアランスを持っている研究員により監視されます。SCPA-427のように部屋に閉じ込められたり、鏡に映るなどの制限は設けられておりません。

説明:
SCPA-JP-00265は、外見は一見普通の紙媒体の契約書で、何の特筆すべきものはありません。しかしながら、SCPA-A3の上位種と思われる異形の存在と、契約者との間で契約を交わします。この契約書の存在が公になったことはなく、契約者はあくまでもSCPA財団の特定人員に限られます。

SCPA-JP-00265は、手に入れた者が異形の存在と契約を交わすことで、それを召喚し使用することができるとされています。契約者の契約内容はSCPA財団が確認できる限りでは個々の契約者に依存しているため、どのような条件で契約を交わしているのか詳細は不明です。ただ、確認できた契約内容から、契約者への不可逆的な代償を伴うことが多いため、契約には十分な注意が必要です。

SCPA-A3種の存在の中でも、SCPA-JP-00265が可能にする異形体召喚は、他の種よりも危険度が高く、敵対行動に走ることや、契約の失敗による異形の存在の暴走が懸念されます。

追加情報:
SCPA-JP-00265は、アメリカで発見された稀有なアイテムであり、SCPA財団はSCPA-427の発見によりその存在に気づき、回収して以来、財団の最機密の基盤の1つであるSCPA-JP-00265収容施設に保管されています。

SCPA財団職員がSCPA-JP-00265を入手することは禁止されており、契約交渉は最高機密の中でのみ行われます。

参照文献:

• [SCPA-A3-JP-001 記録: SCPA修復アンドロイド]
• [SCPA-A3-JP-002 記録 : 目からビームを発射する大きなモンスター]
• [SCPA-JP-00264 記録: 幽霊駆除サービス業者]

機密度のレベル:
Top Secret

注意事項:
SCPA-JP-00265を使用することは、SCPA財団の特定人員以外の者には許可されておりません。SCPA財団職員はSCPA-JP-00265に触れることすらできません。

記録番号:
SCPA-JP-00265 記録: SCPA-JP-00265契約交渉の記録

報告者:
██████博士

承認者:
███████財団役員