特別収容プロトコル:
SCPA-JP-01141はサイト-██にある安全な保管庫内の専用収納ボックスに収容される必要があります。保管庫は常に施錠され、非財団関係者の立ち入りは厳に禁じられています。SCPA-JP-01141にアクセスする際は、3名以上の認定された調査員が同意の元でのみ行ってください。SCPA-JP-01141に写真が収められている場合、その写真は専用の保護カバーで覆われ、観覧の際は心理テストを受けた認定された職員だけが許可されます。SCPA-JP-01141の観察および試験は常に映像記録され、指揮官の承認の元でのみ実施されるべきです。

説明:
SCPA-JP-01141は一見普通の木製の写真フレームのように見えますが、特殊な魔法の効果を持っています。この写真フレームに写された画像を観覧した者は、しばしば記憶の一部もしくは全てを失う傾向があります。被験者は通常、写真に写る人物や風景についての情報を瞬時に忘れ、偽の記憶を形成し始めます。さらに、SCPA-JP-01141から発せられる異常な魔力により、被験者は写真に写る対象に対して異常な執着心や嫉妬心を抱くことが観察されています。

SCPA-JP-01141から発せられる効果は、写真を観覧した直後から数時間から数日まで続くことがあります。被験者は自身の記憶の正確さに疑念を抱き、周囲の人物や出来事に対する信頼が揺らぐことが一般的です。また、長期間にわたる接触や反復的な観覧は、記憶の喪失が進行し、健康リスクや精神的な安定性の損失につながる危険性があります。

SCPA-JP-01141は魔法の力を持つ異常なアーティファクトであり、その効果を理解し、適切に収容することが極めて重要です。これを適切に管理しない場合、深刻な結果が生じる可能性がありますので、慎重な取り扱いが求められます。

SCPA-JP-01141の研究により、被験者が記憶を失った後に現れる精神的症状についてさらなる洞察が得られています。記憶損失だけでなく、被験者はしばしば異常な行動や情緒不安定さを示し始めます。一部の被験者は、短期的な記憶の喪失により自分自身を見失い、周囲の状況に適応できなくなるケースが報告されています。

さらに、SCPA-JP-01141を観察する際には、職員が写真に写る対象に対して現実とは異なる感情を抱いたり、自己同一性に影響を受けるリスクがあることが明らかになりました。この異常な心理的影響により、研究員の間でのコミュニケーションが困難になる可能性があり、チーム全体の機能性に影響を及ぼすおそれがあります。

さらに、SCPA-JP-01141が放射する魔法のエネルギーには、未知の物理的効果が含まれる可能性があります。これまでの研究により、この写真フレームからの放射線が時間とともに錆びたり神経細胞の変異を引き起こす可能性が浮上しています。この事実から、SCPA-JP-01141の収容と研究に対する慎重かつ綿密な対処がますます重要であることが示唆されます。SCPA-JP-01141の研究において、写真フレーム自体の起源や制作者に関する情報は依然として不明確なままです。現時点では、SCPA-JP-01141がどのようにしてその特異な性質を獲得したのか、またその魔法的効果を持つ要因についての解明が必要とされています。研究チームは、SCPA-JP-01141の歴史や起源を探るために、関連する文献や伝承、さらには地域調査を行うことを検討しています。

また、SCPA-JP-01141が持つ魔法の効果について生じる影響に関する研究も進行中です。特に、写真フレームから放射されるエネルギーの長期的な影響やその周囲環境への影響についての調査が重要となっています。さらに、SCPA-JP-01141が持つ魔力の性質やその範囲に関する詳細な分析が必要とされており、この分野における研究の拡大が計画されています。

総合すると、SCPA-JP-01141は未だに多くの謎に包まれており、その解明には継続的な研究と注意深い調査が求められます。これらの追加情報が収集されることで、SCPA-JP-01141が持つ異常な性質や影響についての理解が深まり、より効果的な収容と対処が可能となることが期待されています。

補遺:
SCPA-JP-01141の研究と実験の過程で、職員の間での情緒的な変化や記憶の揺らぎが増加していることが報告されています。特に、SCPA-JP-01141に触れた職員たちが、日常的なタスクやコミュニケーションにおいて異常な遅れや混乱を引き起こす傾向が見られています。この影響がより深刻になると、チームの協力が崩れ、作業効率や研究の進行に支障を来す可能性があります。

さらに、SCPA-JP-01141による影響が拡大することを懸念し、職員の健康と安全を確保するための対策が検討されています。現在、SCPA-JP-01141に接触した職員は、定期的な精神健康チェックを受けることが義務付けられており、異常な症状や行動の早期発見と適切な対処が行われています。

今後の研究においては、SCPA-JP-01141の影響が職員や研究施設に与えるリスクについてさらに深く掘り下げ、適切な対処策を講じることが必要とされます。SCPA-JP-01141に関わる研究や実験を行う際には、職員の安全と安定性を確保するための措置が常に最優先されるべきであることが強調されます。

注意事項:
SCPA-JP-01141に接触する際は、厳重な個人防護装備が必要です。写真フレームを観覧する際は、絶対に1人で観覧しないようにし、常に別の認定された職員と一緒にいるようにしてください。写真に写る対象への異常な感情が発現する可能性があるため、具体的な行動や感情に変化が観測された場合は直ちに上司に報告し、適切な対処を行ってください。SCPA-JP-01141の取り扱いには高い専門知識と慎重さが求められます。

記録番号:
SCPA-JP-01141

報告者:
Dr. ██████

承認者:
Site-██長官█████ 博士