特別収容プロトコル：
SCPA-AK-00464(以下SCPA)は、危険性が非常に高いため、SCPA収容区画の最上階の見張り室に収容され、常時二名の武装警備員が交代で監視を行うことが必要です。SCPAは、収容施設へ到着する際には、いかなる場合においてもケージに入れられなければならず、SCPA収容区画に連れて行く前に、体内の装置を19種類のスキャンと検査機器でチェックすることが必要です。SCPAに触れることはできないように、周囲に5mのフェンスが設置され、SCPAのケージは手動で開閉されます。SCPAに接近した場合、直ちに非常ベルを作動させ、SCPA収容区画への出入りを遮断し、すぐにMTFを派遣します。SCPAと直接接触する際には、全員がSCPA収容区画の保護装備を着用する必要があります。更衣室から保護装備を使用したリアルタイム映像が監視室に送信され、監視員は何かしらの異常を感じた場合、SCPAの直接接触を中止し、MTFを派遣するよう指示を受けます。

説明:
SCPA-AK-00464または通称「ジャック」は、通常の野ウサギと似た見た目をした変異種ウサギです。SCPAは、見つかったすべての生物体から異常な挙動を示し、特定の異常なスキルを持っています。

SCPAの異常なスキルは必ずしも常に現れるわけではありませんが、これらの特殊能力はSCPA-AK-00464-1を通じて観察されています。SCPA-AK-00464-1は、SCPA-AK-00464の上に乗っているもので、SCPA-AK-00464-1がSCPA-AK-00464の行動を制御することが確認されています。SCPA-AK-00464-1は、SCPA-AK-00464の肩にのせられ、思わぬ突然死があるため、SCPA-AK-00464-1の接触を避けるように指示がなされています。SCPA-AK-00464-1は、通常の状態では、完全に開いている後頭部を使用してSCPAを操作していると推測されています。

SCPA-AK-00464は極めて攻撃的であり、非常に速く、索敵能力が高いため、SCPA-AK-00464が収容区画を脱出した場合、速やかにSCPA収容区画の外周に巨大なフェンスを設置し、地上から50メートル以上の位置に自動機関銃を備えた哨戒塔を追加し、飛行機グレードの航空機識別システムを取得することが必要です。SCPA-AK-00464には、肺からの毒ガス生成、斬新な暗殺技術、および背部の穴に隠された爆弾機能があり、SCPA-AK-00464に接触することは決してできません。SCPA-AK-00464が異常跳躍時に発した放射性物質についても注意が必要です。

SCPA-AK-00464は、単純な鉄の部品やプラスチックなどの安価な物質を使っても、簡単に壊れないという特性があり、直接接触を避けるために、また断面検査や核磁気共鳴画像法を使用した検査を行うために、SCPA操作者の安全とともにSCPA-AK-00464を収容するための専門のスーパーコンピューターシステムが構築されました。

SCPA-AK-00464は、元々は生物兵器開発研究所で研究されていた生物種です。SCPA-AK-00464は、人工的に作り出された変異種であり、人工遺伝子技術を用いてウサギの遺伝子を合成した結果生み出されました。

SCPA-AK-00464の最大の特徴は、その攻撃性です。SCPA-AK-00464は、本来は野生の生物であり食肉動物や鳥類から自己防衛のための攻撃をしてきたと考えられていますが、SCPA-AK-00464は、自己防衛の範疇を越え、本能的に攻撃的な行動をとるよう特殊に改造されています。

SCPA-AK-00464の神経結合自体も非常に特殊で、自己中心的な性格を有しています。人間や他の生物はすべて、SCPA-AK-00464にとって追いかける価値のない存在であり、違和感を感じることでSCPA-AK-00464を注意深く観察することができます。SCPA-AK-00464は、合理的ではない攻撃や予期しない行動を取ることが多いため、SCPA操作者はSCPA-AK-00464の心理状態にも十分に注意を払う必要があります。

SCPA-AK-00464の身体構造と異常な特性の組み合わせは、一見したところ単なる変異種生き物のように見えますが、その挙動は科学的に説明することが難しいとされています。SCPA-AK-00464は、この種の生き物の中で最も異常で危険な存在であることが明らかになり、SCPA収容区画での収容に必要な技術的基盤を詳細に調査することが求められています。SCPA-AK-00464は、肺から放出される異常なガスによって人間の意識を支配する能力があることが判明しています。SCPA-AK-00464によって意識支配されると、SCPA-AK-00464によって命令された任務を遂行することが強制されます。この現象は、SCPA-AK-00464を操作・制御する研究者にとっては重要なデータとなっています。

SCPA-AK-00464の異常な出産能力もまた注目されており、その能力はSCPA-AK-00464-1によって開発されました。SCPA-AK-00464-1は、SCPA-AK-00464の肩にのせられており、常に好意的な態度を取ります。SCPA-AK-00464-1は、SCPA-AK-00464-2という異常な生物体を排出する能力を持っていることがわかりました。SCPA-AK-00464-2は、SCPA-AK-00464と同程度の危険性を持ち、興奮すると爆発的な動きをすることがあります。SCPA-AK-00464-2は、SCPA-AK-00464と同様に高性能の索敵能力を持っており、非常に素早く移動することができます。

SCPA-AK-00464の存在は、SCPA Foundationにとっても深刻な問題であり、そのために量産可能な抑制装置の研究が進められています。SCPA-AK-00464は、過去にいくつかの事故を引き起こしており、その危険性は常に気をつける必要があります。SCPA-AK-00464の異常な能力や特徴の性質は、SCPA Foundationにとって非常に興味深く、これまでにない新しい研究分野を切り拓く可能性を秘めています。

補遺:
SCPA-AK-00464には、さらに異常な能力が発見され、SCPA-AK-00464と他のSCPAの間に危険な相互作用があることが明らかになっています。SCPA-AK-00464は、SCPA-682やSCPA-096などの強力なSCPAに対しても攻撃的な行動をとることがあり、SCPAの統制において新たな問題を引き起こす可能性があります。

SCPA-682への攻撃は、SCPA-AK-00464が極端に危険で強力な収容状況を持っているため、SCPA-682の通常の対処法では十分ではありません。SCPA-AK-00464とSCPA-096の相互作用については、SCPA-AK-00464によってSCPA-096が非常に興奮しその性質が変化することが明らかになっています。SCPA-096が暴走しているときの行動パターンは、SCPA-AK-00464によって変更され、SCPA Foundationにとって大きな問題となっています。

これらの発見に基づき、SCPA-AK-00464の研究に関する総合的な改善が計画されています。SCPA Foundationは、各SCPAの間の相互作用に対処するための新しいプロトコルを開発しており、SCPA-AK-00464との相互作用も含まれています。SCPA Foundationは、SCPA-AK-00464に関する情報を継続的に監視し、必要な場合には収容プロトコルを更新することが求められています。

注意事項：
SCPA-AK-00464または"ジャック"に接触することは絶対に禁止されています。SCPA-AK-00464の攻撃能力は非常に高く、危険です。SCPA-AK-00464による攻撃の危険性を回避するには、SCPA-AK-00464の特殊能力が常に起こることを想定して、常にレベル4許可証所有者の監視下に置かれる必要があります。

SCPA-AK-00464に関するすべての対処法は、SCPA-AK-00464担当者によって指示されます。SCPA-AK-00464に対する発破、火器等の打ち落としに使用される弾頭、爆薬、銃弾の推奨量などSCPA-AK-00464を安全かつうまく扱う方法に関するより詳細な情報は、SCPA-AK-00464担当者によって提供されます。

SCPA-AK-00464の異常な性質を見逃さないようにするために、SCPA-AK-00464担当者は、SCPA-AK-00464周囲の監視カメラ、放射線検出器、温度計、煙感知器などを使用する必要があります。SCPA-AK-00464に接触するためには、SCPA-AK-00464の収容方法に関するSCPA-AK-00464担当者からの指示が必要です。

記録番号：
SCPA-JP-00464

報告者：
SCPA Foundation 調査・収容担当研究員 [REDACTED]

承認者：
SCPA Foundation 調査・収容担当部長 [REDACTED]