特別収容プロトコル:
SCPA-JP-01069「招き猫」は、全ての場合においてショールーム状の収容室内に保管されるべきです。この収容室は、入室する個人が招き猫を認識するまで、一人一室の標準的な財団施設として装飾されるべきです。招き猫は展示台の上に置かれ、観察係が常時確認するよう配置されなければならない。収容室への入室は、2名以上の認可を受けた職員による監視下でのみ許可される。招き猫の所在地が不明となった場合、全財団施設内で招き猫が発見されるまで、施設内のカメラ監視記録を徹底的に確認しなければならない。

説明:
SCPA-JP-01069、通称「招き猫」は、日本の伝統的な縁起物である招き猫とよく似た外見を持つ異常存在です。一般的な招き猫との違いは、招き猫の目から発せられる微かな光が、人間の心理や意識に深い影響を与えることにある。招き猫を見つめると、観察者は急激な興奮や幸福感に包まれるが、この感情は過度になると異常となる可能性があります。また、長時間にわたって招き猫を見続けると、観察者は現実と幻覚の区別を失い、深刻な精神異常を引き起こす可能性があります。さらに、招き猫から発せられる微弱な電磁波の影響により、近距離にいる者の神経系が一時的に混乱することが観察されています。

財団の研究によれば、招き猫は自己意識を持つ生命体ではなく、ある種の情報エンティティである可能性が示唆されています。招き猫は特定の情報や意図を持っているかのように振る舞い、その効果は個々の観察者によって異なる。研究チームは、招き猫の能力の起源や目的を解明するためにさまざまな実験を行っており、招き猫の本質に迫るべく継続的な研究が行われています。

追加情報:
さらなる研究により、招き猫が発する光の性質について興味深い発見がなされています。招き猫の目から放たれる光は、通常の光よりも波長が短く、視覚の受容限界を超える領域にまで届いていることが確認されています。この特殊な波長の光は、脳内の特定の領域に影響を及ぼし、観察者の感情や記憶に干渉すると考えられています。さらに、招き猫の光は一部の人間には幻覚を引き起こす可能性があり、その内容は個人や過去の経験によって異なるという報告もある。

また、招き猫を解剖した結果、内部に標準的な生物学的構造や器官は見られず、代わりに複雑なエネルギー変換機構が存在することが判明しています。このエネルギー変換機構は、招き猫の光を発生させる原動力となっており、その正体や原理はまだ解明されていない謎です。招き猫がどのようにしてこの特異な性質を獲得したのか、その起源や進化に関する疑問は、財団の研究者たちを深く悩ませています。追加情報:
最近の実験において、招き猫との接触が長期間続いた場合において、観察者に深刻な依存症の症状が現れることが明らかになってきた。招き猫に対する過度な愛着や欲望が生じ、招き猫に会えないと不安や緊張を感じる症例が複数確認されています。この依存症の影響は精神面だけでなく身体面にも及び、招き猫に会えない状況下での睡眠障害や食欲不振などの症状が報告されています。

さらに、招き猫を長時間観察した後に現れる特異な現象として、一部の観察者が招き猫にそっくりな夢を見るケースが確認されています。これらの夢は非常にリアルで、観察者に招き猫との深い結びつきを感じさせると同時に、現実と夢の間に精神的な境界を曖昧にする影響を及ぼすことが観察されています。財団内でのこれらの現象に関する議論は続いており、招き猫の持つ異常性とその人間への影響についての理解を深めるため、今後も慎重な研究が必要であると考えられています。

補遺:
最新の監視映像にて、招き猫が不規則に動き回る姿が観測されています。これまでに観察された招き猫の行動パターンとは異なり、招き猫は短時間で多くの場所を移動し、時折異常なポーズをとる様子が確認されています。また、招き猫から放射される光の強度や色調にも変化が見られ、これまでの安定したパターンと異なる変動が観測されています。

このような招き猫の異常な振る舞いや特性の変化について、研究チームは深刻な懸念を抱いています。これまでにないパターンの行動や光の変動は、招き猫が何らかの外部要因によって影響を受けている可能性を示唆しています。今後、招き猫の異常性や可能性への理解を深めるため、新たな観察や実験が追加される予定であり、招き猫の行動パターン変化の背後に潜む謎に迫るべく、関連する研究が強化されることが必要であると考えられる。

注意事項:
招き猫に接近する際は、長時間の観察を避けるようにしてください。招き猫から発せられる微弱な電磁波の影響を受けて、一時的な混乱や幻覚を経験する可能性があります。招き猫の影響下にある場合は、速やかに離れるようにしてください。また、招き猫内部の研究や実験は、専用の研究チームによって厳重に管理されており、無断でのアクセスは禁止されています。ご理解とご協力をお願いします。

記録番号:
SCPA-JP-01069

報告者:
あ

承認者:
財団日本支部長 安室篤志