SCPA-JP-00242 報告書

アイテム番号: SCPA-JP-00242

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル:
SCPA-JP-00242はFoundation所有の発電所に収容され、電力供給は毎日24時間確保される。収容室には月に一度、防護服と高濃度フッ素を用いた消毒を行い、配管内の生命体の繁殖を抑制する。収容室内では外部からの電源供給ができるよう、発電所外で発電を行う容器と、そこから配線で接続するパワーコンディショナーを設置する。

説明:
SCPA-JP-00242は、発電所の水道配管から発見された異生物群です。SCPA-00242-AからSCPA-00242-Gまでの7つの異なる生物が確認されており、状態は4つに分けられる。

1. SCPA-00242-A：泥状の紫色をした生命体。形状は土星に似ており、直径約30cmほどのものが5つ、50cmほどのものが3つ確認されています。SCPA-00242-Aは水を含んでいるが、実体化することで水を放出し、その水中からSCPA-00242-Bを生み出す。

2. SCPA-00242-B：細い脚と触手からなる灰色のカエル型生物。水の中で生息し、SCPA-00242-Aから水中に放出される。SCPA-00242-Bは定期的にSCPA-00242-Cへと進化する。

3. SCPA-00242-C：SCPA-00242-Bを経て進化した体長10cmほどの灰色のプランクトン型生物。SCPA-00242-Cは水中の異物と融合し、SCPA-00242-Dへと進化する。

4. SCPA-00242-D：SCPA-00242-Cが融合した異物から成る、白色の塊状の生物。SCPA-00242-Dはバクテリア類など、小さな生物を捕食し、内部で複数の胃袋を持ち消化する。SCPA-00242-Dは定期的にSCPA-00242-Eへと進化する。

5. SCPA-00242-E：SCPA-00242-Dが進化した、災害級の危険生物。全長20mにもなり、巨大な歯を備え、触角を伸ばして他のSCPA-00242-Eと戦う。SCPA-00242-Eは地上まで出現し、周囲の全ての生物を襲い、捕食する。SCPA-00242-CからSCPA-00242-Eまでの個体は、SCPA-00242-CとSCPA-00242-E以外の生物に依存して進化する必要があります。また、SCPA-00242-Eが攻撃可能な範囲内にSCPA-00242-Fがある場合、SCPA-00242-EはSCPA-00242-Fを攻撃する。

6. SCPA-00242-F：SCPA-00242-Dが進化し、地中や深海で生息するようになった細長い生物。SCPA-00242-Eの攻撃を防ぐために、SCPA-00242-Eが攻撃可能な範囲内に配置される。SCPA-00242-FはSCPA-00242-Eが攻撃する対象となると、SCPA-00242-Fは急速に成長し、SCPA-00242-Fからは、地中・深海から飛び出してSCPA-00242-Gへと進化する。

7. SCPA-00242-G：SCPA-00242-Fが成長した後に姿を現す、楔形の巨大な生物。外見はSCPA-00242-Aに似ています。SCPA-00242-Gは火山活動によってよく生まれ、SCPA-00242-AとSCPA-00242-Gの間には密接な関係があるようだ。

SCPA-00242-AからSCPA-00242-Gまでの生物が循環的に繁殖する様子が確認されています。SCPA-00242-EとSCPA-00242-Gが出現した場合、SCPA-00242-Aの発生地点に注意を払うことが必要です。

追加情報:
SCPA-00242-Eの災害を受け、複数のSCPA財団施設を破壊し、200名以上の人々が犠牲になったことがあります。

参照文献:

• SCPA-JP-00242 調査報告書
• SCPA-JP-00242 観察記録

機密度のレベル:
Top Secret

注意事項:
SCPA-00242-EとSCPA-00242-Gは、白い液体を噴射して攻撃してくるため、基地に近づかないように注意してください。また、SCPA-00242-Gが出現した場合、即座に一級非常事態宣言を発令するよう上級職員に連絡すること。

記録番号:
Incident Report 00242-23

報告者:
SCPA研究員 小島博士

承認者:
SCPA財団日本支部長