SCPA-JP-O-00022 報告書

アイテム番号: SCPA-JP-O-00022

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル:
SCPA-JP-O-00022は金属の状態で一定期間保存し、外部からの衝撃や磨耗を防ぐために包装されます。SCPAの確認の際はSCPA-1245収容場所での透視装置を用い、SCPA-JP-O-00022を安全に観察してください。

説明:
SCPA-JP-O-00022は、黄金に輝く猿の像で、これまで一切動きませんでした。外部からのエネルギーを遮断していることが、物理的な実験によって確認されており、「黄金の猿」という呼び名に反して、黄金ではなく磁鉄鉱でできています。しかし、一定量の電気エネルギーが加わると、特殊な反応を起こし、猿は黄金に変化します。この反応によって、猿が元の像に戻ることはありません。その後、『石から黄金の猿へ』という現象が観測され、猿は自由に動き始め、生命体としての活動を開始します。追跡の試みは、猿は人間と同様に感情を持つということを明らかにしました。

追加情報:
猿が動く仕組みは、現在のところ解明されていません。煮詰めた石に代表されるように、普通の金属よりは何らかのエネルギーに反応することが考えられますが、どのような物理現象が動きを引き起こすかは不明です。これまでの実験で、猿が動くためには一定量の電気エネルギーが必要であることが判明しましました。
また、SCPA-JP-O-00022が元の生命体である可能性もあり、全く新しい特異性を持つSCPAである可能性があります。

参照文献:

• Dr. █████████によるSCPA-JP-O-00022の初期報告書
• Site-██ Incident Report 22-B
• Experiment Log-JP-O-00022

機密度のレベル:
Top Secret

注意事項:
エネルギーを加える際は非常に慎重な取り扱いが必要です。このSCPAを破損した場合、その物理特性がエネルギー反応を引き起こす可能性があります。また、このSCPAの取り扱いは初心者および非訓練者には適していません。過去の事件から、このSCPAは盗難されることがあるため、その可能性に備える必要があります。

記録番号:
Experiment Log-JP-O-00022

報告者:
Dr. █████████

承認者:
Site-██長官