SCPA Foundation

SCPA-00005「終わりの鼓動」
特別収容プロトコル: SCPA-00005は収容室S-10に収容されています。収容室には特殊な不活性化材料が施された収容カプセルがあり、SCPA-00005はその中に収められた状態で保管されます。SCPA-00005の所在は、一般財産から隔離された施設内の設定された領域内に限定されます。
SCPA-00005に接近した者は、最小5メートルの距離を守るように指示されました。SCPA-00005による心拍の変動を正確に測定するために、収容室には高性能の心電計が設置されています。SCPA-00005に関連するすべての研究実験は、実験が完了するまで、2人以上の研究員と監視補助員が立ち会う必要があります。

説明: SCPA-00005は、瞬間的に現れ、消失する不定形の異常です。SCPA-00005は、観測された二次元空間の境界線を通って受け入れられますが、SCPA-00005を通過する2つの地点の間に通路がなければ、SCPA-00005は通過できません。SCPA-00005が影響を与えることができるのは、心臓拍動を制御する可動性器官である場合です。SCPA-00005の直接的な影響を受けた人物の心拍は、10分から2時間程度愈々に増加し続けます。この効果により、SCPA-00005に20メートル以内にいる者は、強力なハートビートを感じ、瞬間的に心拍数が上昇し、命に関わる鼓動が加速する恐れがあります。SCPA-00005の存在の影響化は、その影響を受けた人物がSCPA-00005まだ影響を受けている場合、永続する可能性があります。SCPA-00005が消えた後は、影響を受けた人物の心拍は徐々に減少することが観察されています。
SCPA-00005は、その効果の長さを発生させるために大規模な集団や都市部で使用することができ、SCPA-00005の機能を用いることで、心臓発作を引き起こすことができる可能性が指摘されています。
SCPA-00005は、何らかの方法でSCPA Foundationによって使用されたと思われますが、そのことについての情報は不明です。SCPA-00005は、2032年8月2日、テキサス州エルパソにおいて、捕獲されました。
SCPA-00005の終焉が、SCPA-00005の影響を受けた武装勢力によって使用されていることが発見され、SCPA Foundationに通報されました。現在、SCPA FoundationはSCPA-00005を使用して行うすべてのミッションを停止しています。