特別収容プロトコル:

SCPA-JP-00044は、その語句が発信源不明であること、通信に使用される言語の解釈の困難さ、さらにはその存在が未知の存在を示唆していることから、危険物収容研究施設CSD-44を拠点地として、継続的な監視・解析が必要です。

8名以上の武装可能なセキュリティ要員を扇状に配置し、施設内外を観察する。また、SCPA-JP-00044の通信をキャプチャすることが目的で、定期的に安全性の高いスパイクの位置を判断することをお勧めします。

SCPA-JP-00044との接触や、把握できる情報を共有・入手するための実験は、特に許可が下りない限り禁止されます。また、監視チームの発言には原則として公式文書にまとめられるべきです。

新たに発生するSCPA-JP-00044の通信については、財団に登録されたスパイク検出システムによって検出されるように設定を行い、その把握に総務部員が協力します。SCPA-JP-00044が活発になった場合は、すべてのCSD-44スタッフと施設に勤務する財団員に警戒勤務を実施することが必要です。

説明:

SCPA-JP-00044は、一方向性の通信を送信する未知の存在です。通信内容は「ワレキシュウニシッパイセリ」や「ツギハシッパイシナイ」など、単語や文章の繰り返しであり、意味合いは不明です。この通信は、海底深部に存在する発信源から発せられていることが突き止められたが、現代の科学技術では到達不能な位置であるため、詳細な情報は得られていない。

SCPA-JP-00044の通信がもたらす影響は謎に包まれています。通信を受信とともに聞くことで、聴衆は注意散漫になることが知られています。長時間聞かれると、職員は仕事に集中できなくなり、聴力の損失や頭痛、嘔気を引き起こすことがあります。16時間以上の継続的な曝露は、聴力障害と意識を失うことが観察されています。また、SCPA-JP-00044は、その存在自体が精神に影響を与える可能性がある、非常に危険なSCプロトタイプです。

SCPA-JP-00044は、通信時のキャプチャのみで特性を研究しており、その実態は明らかにされていない。SCPA-JP-00044の存在そのものが脅威であるため、解析のための人的・物的リソースの割り当てを鈍らせることはできません。SCPA-JP-00044は今後の展開を予測することが不能なため、容易に発生する問題に対しては、現場責任者による即座の対応が必要です。

SCPA-JP-00044の存在に関するさらなる情報を得るために、財団はしばしば科学的実験を実施しています。しかし、SCPA-JP-00044は、財団職員に不利益をもたらすだけでなく、機器にも深刻な損傷を与える可能性があるため、すべての実験に必要な対策を取ることが必要です。

SCPA-JP-00044が送信する通信は、常に不定期であり、現在までに通信が行われた場合の間隔も特定されていない。財団は、SCPA-JP-00044との接触が切断されたと推定される場合についても、常に警戒を続けることが必要であると考えています。

SCPA-JP-00044は、現在はCSD-44に収容されています。しかし、SCPA-JP-00044が発生する異常現象は限られておらず、未来の脅威としての可能性があるため、SCPA財団は、SCPA-JP-00044の詳細な調査を続ける必要があると判断しています。

財団職員は、SCPA-JP-00044の側面を研究するために、現在、適切な実験を実施しています。SCPA-JP-00044の実験については、常に慎重に実施するようにしており、職員の安全性を確保しながら、これまで答えられなかった多くの問題に答えることが必要です。財団研究員たちは、SCPA-JP-00044が送信する単語や文章に何らかの意味合いがあるのかどうかを調べようとしました。しかし、現在のところ、SCPA-JP-00044の通信がどのような目的で送信されているのかは不明であり、SCPA財団はSCPA-JP-00044の意義を決定するために引き続き研究を行っています。

SCPA-JP-00044の通信は、文字列とともに、特有の音が伴うことが知られています。SCPA財団は、SCPA-JP-00044の通信音において、人間が聞き取れない超音波が含まれていることを判明しています。SCPA-JP-00044が生物学的基盤を持つエンティティであることを示唆する可能性があるため、財団はこの点についてさらに研究を行う必要があります。

また、SCPA-JP-00044との最初の接触の際、財団は連絡を受ける前に受信機が異常を示しており、ワイヤーが赤熱していることが判明しています。通信を受信するだけで、機器に損傷を与えるスパイクが存在するため、SCPA財団は、SCPA-JP-00044の通信を安全に受信するための計画を策定する必要があります。

SCPA-JP-00044の活動が持続的かつ広範囲になることが懸念されるため、SCPA財団は、このエンティティと関係する異常事象が発生する可能性のある地域の常時監視を実施しています。SCPA-JP-00044からの通信が増加し、また通信内容に変化がある場合は、迅速かつ効果的に対応する必要があります。

補遺:

重要な警告

SCPA財団は、SCPA-JP-00044やその通信を直接に経験することを推奨しません。SCPA-JP-00044に触れた場合、SCPA-JP-00044の活動の激化、職員の健康問題、またはその他の異常事象の発生のリスクがあることが知られているため、強い警告を発しています。

探索や解析に参加する場合は、適切に訓練された専門家の監督の下に行われることが必要であり、常に一定のリスクを伴うことを理解する必要があります。

SCPA財団職員がSCPA-JP-00044と接触する際は、必ず所定の保護用具を着用して、適切なプロトコルを守らなければなりません。SCPA財団との正式な契約を締結していない場合は、SCPA-JP-00044の詳細な調査および解析に対しては一切のアクセス権を持っていないことをご了承ください。

SCPA財団は、SCPA-JP-00044の特性に関する研究の継続的な進歩を監視しており、SCPA-JP-00044の存在がもたらす重大な影響を理解する努力を続けています。

注意事項:

SCPA-JP-00044に関する情報は、過剰なアクセスによるリスクを最小限に抑えるため、定期的な監視下で厳密な制御が必要です。このアノマリーの存在を一般的に公開しないようにし、SCPA財団の機密保持規定を厳守してください。

SCPA-JP-00044との接触は、財団職員の特別な訓練を受けた者に限定されます。SCPA-JP-00044の監視受信を聴取する場合、聴取中は個人用休憩室で静かに行ってください。発信頻度が異常に高く、不快感が生じる可能性があるため、長時間の接続や聴取は控えるようにしてください。

SCPA-JP-00044の通信を監視・収集する場合、検出装置を使用することが推奨されます。それ以外の場合、通信録音は相当に危険であると推定されます。SCPA-JP-00044は、調査に用いられた電子機器類に由来する、様々な機能不全や誤作動を引き起こすことが知られています。

SCPA-JP-00044を扱う全ての職員は、毎日の心身治療セッションに参加することを義務付けられています。SCPA-JP-00044のいかなる作用に対しても、財団職員にとっての安全性を基本に一切の手順を執ってください。

記録番号:
SCPA-JP-00044

報告者:
nyappa

承認者:
SCPA財団O5評議会