特別収容プロトコル:
SCPA-JP-01012は外部に漏れ出した場合、膨大な混乱と危険をもたらす可能性があるため、最高機密の区画に収容される必要があります。収容施設は特に耐久性を持つように設計され、SCPA-JP-01012の持つ特異性を克服するための対策が講じられています。

SCPA-JP-01012の収容室は、遠隔監視および自動封鎖装置が完備されているべきです。定期的なセンサー検査と監視カメラの点検は、常に維持されるべきです。進入が検出された場合、即座に安全な状態に戻すための自動封鎖プロトコルが作動するようにしてください。

SCPA-JP-01012の収容室へのアクセスは、承認を得た認証レベル4以上の職員に限定されます。入室時には適切な保護服と呼吸装置を着用する必要があります。収容室内では、SCPA-JP-01012からの誘導がない限り、一切の物品の持ち込みは禁止されています。

収容室周辺のエリアは、隔絶された状態で保持されなければなりません。施設の警備体制も強化され、定期的なパトロールと警戒態勢が維持されるようにしてください。

SCPA-JP-01012の深層解析と研究は、認可を受けた研究員および専門チームによってのみ行われます。解析中にSCPA-JP-01012からの異常な反応が検出された場合、研究活動は即座に中止され、再評価が行われるべきです。

収容プロトコルの遵守は非常に重要であるため、職員は収容プロトコルの認識と実施に関する定期的な訓練を受けることが必須です。SCPA-JP-01012の収容が維持される限り、プロトコルの更新と改善も積極的に行ってください。

収容プロトコルの全文は、関係者に対して個別に配布されるべきです。

説明:
SCPA-JP-01012は、通称「終わりのない迷宮」と呼ばれる異常な現象です。このSCPAは空間の歪みを通じて、何らかの方法で人々を異世界へと引き込む能力を持っています。異世界は一定のパターンに従って構成されており、膨大な迷宮や地下空間が存在します。

SCPA-JP-01012に入り込んだ人々は、通常の物理法則に縛られずに移動できますが、一度迷宮に入ってしまうと、そこからの脱出は極めて困難です。迷宮は続きがあり、終わりがないため、何度進んでも迷宮の奥へ到達することはありません。研究員たちは何十年もの間、迷宮を探索しても結果は同じであり、迷路のさらに奥へ進むことはできていません。

SCPA-JP-01012は極めて危険な存在であり、迷宮内の状況によっては餓死や異形の存在による攻撃、精神的な破滅など、さまざまなリスクが存在します。迷宮内では物理的な変化や時間の歪みも観察されており、一度迷宮に入ってしまうと時間の経過が通常とは異なる速さで進行するため、迷宮から戻った者にとっては数日間で何十年もの時間が経過していることがあります。

SCPA-JP-01012の異常性は未解明であり、何がこの迷宮の存在を引き起こしているのか、またなぜ人々が引き込まれてしまうのかは不明です。これまでの研究では、特定の条件やパターンで迷宮への入り口が現れることが確認されていますが、それを制御する手段は見つかっていません。

SCPA-JP-01012の研究および収容は、その特異性と危険性を考慮して、十分な警戒と慎重な対応が必要です。今後の研究によって、迷宮の正体や制御方法を解明するための努力が続けられる予定です。

SCPA-JP-01012についての追加情報:

SCPA-JP-01012が引き起こす迷宮への引き込み現象は、様々な方法で発生することが報告されています。例えば、SCPA-JP-01012の近くにいると突然迷宮が現れることもあれば、特定の場所や時間に設定されたイベントの中で迷宮が出現することもあります。一部の報告では、SCPA-JP-01012が特定の人物にのみ迷宮を現れさせるという現象も観察されました。これらのパターンや条件は複雑であり、まだ完全に解明されていません。

迷宮内部は非常に異様な景観であり、壁や床には錯綜した模様や符号が刻まれています。これらの模様や符号には特定の意味があるのか、単なる視覚的な錯覚なのかは不明ですが、その中には人々に異様な感覚や幻覚を引き起こすものも含まれています。これらの影響は精神的な健康にも大きな負荷をかけるため、長時間の滞在は避けなければなりません。

また、SCPA-JP-01012の迷宮内部には、様々な存在が存在しているとの報告もあります。これらの存在は通常の現実には存在しないような形態や特異な能力を持っており、人間の理解を超えた存在と言えます。また、SCPA-JP-01012自体が知性を持っている可能性も示唆されていますが、これについてはまだ確定的な証拠はありません。

迷宮内で発生する奇妙な現象の中には、迷宮から脱出しようとする者を妨害するものもあります。迷宮のパターンが意図的に変化し、出口が見つけにくくなることや、幻影や幻聴に惑わされることが報告されています。また、迷宮内でも物理法則が歪んでいるため、一部の報告では重力の変動や時間の進行速度の異常、空間のねじれといった現象が起きることもあります。

SCPA-JP-01012の特異性と周囲の環境の安定を保つため、研究チームは最新の技術や手段を駆使して解析を続けています。迷宮の構造や特異な要素の理解により、SCPA-JP-01012の収容や制御に関する知見を得ることが目標とされています。しかし、迷宮の奥地に到達する手がかりはまだ見つかっていないため、未解明の領域が依然として多く存在しています。SCPA-JP-01012についての追加情報:

SCPA-JP-01012の迷宮内部では、時折異なる現実の断片が交錯するという報告も寄せられています。迷宮内の一部エリアでは、過去の出来事や未来の風景が再現されたり、存在しないはずの人物が姿を現したりすることがあります。これらの断片は一時的な現象であり、理解できないまま消失してしまうことが多いため、確かな情報収集が困難です。

SCPA-JP-01012の迷宮内部には、何者かによって設置されたと思われる罠や隠し通路も存在しています。例えば、一見すると安全な通路が歪んだ空間になっており、進むとその場に閉じ込められるといった報告もあります。また、特定の位置や条件で特殊なイベントが発生することも報告されており、これらのイベントは被験者の肉体的、精神的な健康を脅かす可能性があるため、慎重な対応が求められます。

SCPA-JP-01012の迷宮は、一見すると規則的なパターンを持っているように見えますが、詳細な分析においては不規則性が確認されています。迷宮に入り込んだ者が同じルートを辿っても異なる結果が現れたり、迷宮内部が意図的に変化して進路を変えたりすることもあります。このような特異性により、SCPA-JP-01012の特定の領域に長時間滞在することは非常に困難であり、脱出の試みも困難を極めます。

現在、SCPA-JP-01012によって引き込まれた被験者の救出や迷宮への探索を目的とした特殊任務部隊が組織され、活動を行っています。この部隊は特殊な訓練と装備を持ち、SCPA-JP-01012の特異性に対処するための技術を駆使しています。しかしながら、迷宮内に派遣された部隊の生存率は非常に低いため、任務の成功には困難が伴います。

SCPA-JP-01012の存在や特異性を解明することは、異常

■■■■■■に該当する■■■■です、報告書内容が最重要機密となっており、表示できません。

注意事項:

• SCPA-JP-01012との接触は、特に訓練を受けた職員にのみ許可されます。迷宮内での探索や調査活動は慎重に行われる必要があります。
• 迷宮内の特異な状況や危険な存在に対しては、十分な警戒を保ち、可能な限り安全な行動を取ってください。
• 迷宮内では、食料や水の供給が極めて困難なため、持ち込まれた資源は節約して使用してください。長期間の滞在が必要な場合は、事前に計画を立てて適切な備蓄を行ってください。
• 迷宮内での時間の進行は通常と異なるため、迷宮から戻った場合は、正確な経過時間を把握し、適切なサポートを行ってください。精神的な負担や文化的な変化にも注意を払いましょう。
• 迷宮内での情報共有と報告の迅速な提出が重要です。探索チームのメンバーは、遭遇した事象や変化について詳細な報告を行い、収容施設の指示に従うようにしてください。
• 迷宮内での取得されたデータやサンプルは、厳密な取り扱い手順に従って保管し、損失や漏洩を防ぐための適切な安全対策を講じてください。

これらの注意事項はSCPA-JP-01012の収容と研究を成功させるために不可欠です。関係者は注意事項に徹底的に従い、迷宮内での安全を確保するために最大限の努力を行ってください。

記録番号:
SCPA-JP-01012

報告者:
Dr. ██████

承認者:
Site Director ███████