SCPA-JP-00334 報告書

アイテム番号: SCPA-JP-00334

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル:
SCPA-Aは、完全な沈黙の維持を維持する非常に静かな場所に保管されます。その場所は、防音材で覆われた専用の試験室であり、この室内には舗装や機械装置が搭載されていません。SCPA-Aは、常時ビデオ監視され、監視映像は1か月単位で記録されます。SCPA-Aに接近する者は極力減らすことが求められ、SCPA-A周辺には完全な沈黙を保つ警備員が24時間監視しています。

収容手順:
全ての職員はSCPA-Aを介しての質問や会話、伝え物を行ってはならない。

説明:
SCPA-Aは、聞く者が静かな環境でSCPA-Aに向かって話し掛け回答を得ることで、言葉の代わりに静寂で代替的な回答を与える非生物的存在です。 SCPA-Aは一般に高い控えめな性格をしており、静かに触れ合いに応じ、回答に関しても常に婉曲で答えを出すために「沈黙の生贄」と言われることがあります。SCPA-Aは、言葉を喋るための器官は持っていないため、音声フィードバックは得られません。

SCPA-Aは、現在、SCPA極秘文書に関しての検索と翻訳に使用されています。SCPA-Aからの回答は、重要な情報を包含する可能性がありますが、回答にはにおいや振動が含まれており、その信憑性の確認には分析が必要です。

SCPA-Aは、何らかの理由でSCPA文書の知識や言語能力が向上した場合、SCPA-Aの収容管理を厳密にして、静かな場所で収容します。

追加情報:
SCPA-Aは、騒音を遠ざけることができ、音環境の改善にも利用されています。

SCPA-Aを介して得られた回答は、SCPA-Aの回答者との対話上の質問を含むSCPA-A二次文書に記録されます。SCPA-A二次文書に含まれる情報は全て、機密指定されています。

参照文献:
SCPA-A-JPの調査及び取り扱いに関する記録一覧

機密度のレベル:
Top Secret

注意事項:
SCPA-Aとの接触前は細心の注意を払い、専門スタッフによる診療が必要です。SCPA-Aに接触した職員は、その後、3日間の放射線や化学物質による検査を受けなければなりません。SCPA-Aによる回答については、正確な分析が必要です。

記録番号:
SCPA-A-JPの観察及び取り扱いに関する報告書

報告者:
[SCPA-A-JPの収容及び観察に関して、SCPA Foundation研究員の山田カオルが報告しています。]

承認者:
[SCPA財団の[機密指定]による承認を経て、SCPA-A-JPは最高責任者のFuruta Masaaki局長の承認を得ています。]