特別収容プロトコル:
SCPA-JP-01142は、収容施設内の特定のティーポットを専用の保護ケースに保管する必要があります。この保護ケースは強化されたチタン製であり、鍵で施錠された状態を維持する必要があります。SCPA-JP-01142の保管場所は24時間監視体制を敷く必要があるため、常時カメラ監視と警備員の配置を行ってください。SCPA-JP-01142は全ての研究や使用を禁止し、特別な許可なく持ち出すことは許されません。SCPA-JP-01142の詳細な管理記録は厳格に保管し、定期的な監査を行うことで、保管の厳重さを確保してください。

説明:
SCPA-JP-01142は、通常見かける普通のティーポットのように見えますが、その内部には非常に危険な呪いが宿っています。このティーポットを用いてお茶を沸かし、誰かがそのお茶を飲むと、その人物は不可解な幸運や偶発的な災厄に見舞われることが報告されています。幸運の場合、突然彼らの周囲に金塊が落ちたり、望んでいた物事が現実化することがありますが、その裏には常に何らかの代償やリスクが伴います。一方で、災厄の場合、不幸な出来事が頻繁に発生し、周囲の人々も巻き込まれることがあります。SCPA-JP-01142の呪いは非常に不安定で予測が困難であり、その影響を受ける者は常に警戒する必要があります。研究者や職員はSCPA-JP-01142に近づかないようにし、取り扱いには最大の注意が必要です。

追加情報:
SCPA-JP-01142の呪いは、飲んだ人物に対して奇妙な運命の干渉を引き起こすだけでなく、周囲の空間にも影響を及ぼす可能性があります。過去の報告によると、SCPA-JP-01142が設置された部屋内では、時間の流れが歪む現象が観測されたことがあります。例えば、部屋の時計が異常に速く進むか、逆に停止してしまうことがあり、部屋を出ると正常な時間軸に復帰するという報告が寄せられています。さらに、SCPA-JP-01142の近くにいる人物たちには幻覚や幻聴が発生することがあり、一連の事象によって混乱と恐怖が生じることもあります。このような異常現象に直面する場合、速やかに遠ざけることが重要です。SCPA-JP-01142の周囲では落ち着きを保ち、冷静な判断を行うことが欠かせません。追加情報:
SCPA-JP-01142の呪いは、使用されるお茶の種類によってその影響が変化する可能性があります。過去の実験によると、紅茶や緑茶などの一般的なお茶を用いた場合、幸運と災厄のバランスが比較的安定していますが、まれに予期せぬ事態が発生することもあります。一方で、特定の種類の希少な茶葉を用いた場合、SCPA-JP-01142の呪いの効果が増幅され、非常に危険な状況に至ることが報告されています。特に、特定の山岳地帯でしか栽培されていないとされる伝説的な茶葉を用いた場合、周囲の現実世界が歪み、異常な事象が頻繁に発生するという恐るべき結果が現れることがあります。このような特殊なお茶には絶対にSCPA-JP-01142でお茶を淹れないよう、厳重に警戒する必要があります。また、SCPA-JP-01142の取り扱いには最大限の慎重さが求められるため、関係者に対する教育と訓練を徹底することが肝要です。

補遺:
SCPA-JP-01142は、その呪いの性質が他のアーティファクトとの相互作用によって変化することが発見されました。特にSCPA-████やSCPA-████との接触が引き金となり、SCPA-JP-01142の影響範囲が拡大し、未知の異常現象が引き起こされることが明らかになりました。これにより、SCPA-JP-01142を保管する際には、他の異常物品との距離を保つことが極めて重要であると考えられます。さらに、SCPA-JP-01142の実験や研究を行う際には、他のSCPAオブジェクトとの組み合わせによる影響を予測し、注意深く行動する必要があります。SCPA-JP-01142の持つ謎や影響を解明するためには、これらの相互作用についての継続的な調査が必要であると言えるでしょう。

注意事項:
SCPA-JP-01142に関わる全ての職員は、ティーポット内に入った液体を決して飲んではなりません。また、SCPA-JP-01142の近くでお茶を淹れることや使用することは禁止されています。SCPA-JP-01142は非常に危険なアノマリーであり、その影響を受けることは想像以上のリスクを伴います。目にした場合でも、ティーポットに触れることは厳禁です。SCPA-JP-01142の管理や研究は厳重な収容プロトコルの下で行われるべきであり、安易に取り扱ってはなりません。SCPA-JP-01142の危険性を理解し、適切な警戒を怠らないようにしてください。

記録番号:
SCPA-JP-01142

報告者:
Dr. 石川真理

承認者:
Site-81 サイト長、O5評議会