特別収容プロトコル:

SCPA-JP-00423は宿主と化した"花咲く塔"を収容することによって安全が確保されます。SCPA-JP-00423がこれ以上生長することを阻止するため、柵と塀で囲まれた収容エリアへ封印されます。SCPA-JP-00423の産出する花弁及び種子は検疫の後消毒処理後、焼却処分します。SCPA-JP-00423収容エリアは個人の侵入を防止するため、一般人が立ち入ることのできない地下施設として運用されます。SCPA-JP-00423担当スタッフは隔離のため特別な装備を使用し、二重扉が施された門を通って入室します。SCPA-JP-00423の成長速度が異常なため、恒久的な観察が必要です。SCPA-JP-00423の不審な活動が観測された場合、直ちに報告し対策を取ります。また、SCPA-JP-00423は非常時には即座に封印することが可能なよう、準備しておきます。

説明:

SCPA-JP-00423は高さ2メートルからスタートするタワー状の構造体です。塔の周りには、不思議な花輪が展開されており、花輪の中心には、密集したその場に落ちた花弁が堆積しています。SCPA-JP-00423は、非常に高速で生長し、危険な形態コンポーネントを展開しています。SCPA-JP-00423を触れることは禁止されています。 花咲く塔が備える異常な成長力は、トラス構造物で覆われた底部から伸びる無数の蔓によって可能にされています。花咲く塔は、その蔓を通じて外部の元素を取り込み、それを省力的に塞ぎ、結合、および増幅します。SCPA-JP-00423の蔓は、睡眠状態でも高速成長し、厚くて引張性の高い軟骨で覆われた異常な再生力を持っています。SCPA-JP-00423の結合領域は非常に強力であり、鋼同様の強度と比較可能です。SCPA-JP-00423は、重要な施設や個人を攻撃するために自己判断して機能します。SCPA-JP-00423の不審な動きは、不確実な多数の敵が処理される恐れがあることを示しています。

SCPA-JP-00423には、核酸、蛋白質、礼拝物、若干の干し草が含まれた蔓の塊が見られました。SCPA-JP-00423は生長とともに、さまざまな構造体を形成するために多数の蔓条を展開します。SCPA-JP-00423が成長するにつれて、見られる花弁の密度が変化しました。 SCPA-JP-00423が成熟すると、数千もの花弁が塔から散布され、 地面全体が花で覆われるほど成長することがあります。SCPA-JP-00423の花は、様々な色彩を持つ震える休止状態にあり、変化した胞子から成る花粉を撒き散らし、生物や機械の粘連着性を強化します。SCPA-JP-00423の花の粉が帯びる病原細菌であるSCPA-JP-00423-Aは、さまざまな速度で発生して常に存在します。SCPA-JP-00423は自己再生のために细胞分化の高度なプロセスを使用し、自己再生に必要な材料を内部に蓄積します。SCPA-JP-00423には、ショック波に耐える機能も備わっており、当該試験で確認されました。SCPA-JP-00423の花は小型の鳥類や哺乳類を捕まえ、それらを施設の周囲の壁に穴を空けたような鉤付きの形状で貫くことがあり、そのまま捕獲物を絞め殺しながら外から蔓を伸ばして侵略します。SCPA-JP-00423の組織構造、代謝特性、および培養条件は、SCPA-JP-00423の栽培にもっとも適したレベルとコストを指導します。SCPA-JP-00423は、不要な外部要素を除去することが重要です。SCPA-JP-00423の借り物質は、生み出されつつあるSCPA-JP-00423の尋常性に対して多様で、SCPA-JP-00423に対しては片により確率的で時代に応じた混乱を引き起こす可能性があります。SCPA-JP-00423はとても不器用で、常に外部要素にうまく適応できていません。SCPA-JP-00423は、物質などの共生魚の存在がある中で発生および屈曲しました。SCPA-JP-00423の尋常性の増長が戦争を引き起こしたため、更なる実験が行われなかったことがありました。 SCPA-JP-00423は、生物兵器局によって研究されていましたが、毒性が非常に高いSCPA-JP-00423-Aと比較して活用性が非常に低いと判断されました。SCPA-JP-00423、及びSCPA-JP-00423-Aの生物兵器の利用例は、生物テロリズム活動である場合があります。SCPA-JP-00423-A自体は高い毒性を持ち、指輪状赤ダニ病を含む多数の病原疾患を引き起こす可能性があるため、実用が困難です。SCPA-JP-00423-Aは、人の皮膚を切り裂くことによって脳に侵入して、暴力的な妄想に誘導するという報告があります。よって、SCPA-JP-00423とSCPA-JP-00423-Aの貯蔵、輸送、使用は、最も厳密な取り扱い手順に従って実施する必要があります。

補遺:

SCPA-JP-00423は、モラルの標準的な増加を示す特殊な機能的条件下にてSCPA-JP-00423-B に対してリサーチを行いました。 SCPA-JP-00423-Bは、SCPA-JP-00423が直接作用する部位である唯一の点です。SCPA-JP-00423-Bは通常の状態で降伏していることが多いため、調査のための必要な手順は簡単です。SCPA-JP-00423-Bが有効期限を過ぎている、またはSCPA-JP-00423-Bが腐敗している場合、SCPA-JP-00423は異常な形態を取り、近づくものを攻撃し始めます。 SCPA-JP-00423-Bは、SCPA-JP-00423の攻撃力を抑制することがあります。SCPA-JP-00423-Bを持つSCPA-JP-00423は、SCPA-JP-00423-Aの攻撃に対して強力な抵抗力を示し、おそらくSCPA-JP-00423-Aに少なくとも一定の免疫を持っていることを示しました。SCPA-JP-00423-Bの取得に失敗すると、SCPA-JP-00423-Aは容易にSCPA-JP-00423に感染して危険な状態を引き起こすことがあります。SCPA-JP-00423-A汚染された人々は誌面を通じてSCPA-JP-00423のリサーチに協力するよう誘導されます。SCPA-JP-00423とSCPA-JP-00423-Aの影響は、SCPA-JP-00423-Bを保持する人々、通常はSCPA-JP-00423の専門家に限定されています。

注意事項:

SCPA-JP-00423は危険な対象であり、取り扱いには特別な訓練を受けたSCPA財団スタッフが必要です。SCPA-JP-00423の検疫を実施する際には、適切な防護措置が必要です。手袋をはじめとする防護具を身に着け、SCPA-JP-00423が産出する花弁や種子を製品化する際には、特別な器具を用いて行ってください。SCPA-JP-00423は、敵対的な行動を示す場合があります。SCPA-JP-00423の成長を進めないために、特殊な処置が必要な場合があります。SCPA-JP-00423の担当スタッフは、SCPA-JP-00423の習性や生態系的側面をよく理解し、SCPA-JP-00423の観察に専念するように指示されます。SCPA-JP-00423に触れることがあれば、主治医に報告し、経過を観察するように指示されます。

記録番号:
SCPA-JP-00423

報告者:
SCPA-JP-00423調査チーム 研究員 橙谷京介

承認者:
SCPA-JP-00423プロジェクトリーダー 研究員 重畑良太