SCPA-JP-00325 報告書

アイテム番号: SCPA-JP-00325

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル:
SCPA-JP-00325は、一定の位置から視線を介することができないように特殊された収容部屋に保管される。この部屋は厳重に監視され、入口は二層の鋼鉄扉によって隔壁されており、最も外側の入り口を開く前に内側の扉を閉める必要があります。SCPA財団職員は、SCPA-A3456-1を装着し、SCPA-A3456-2の手順に従って収容部屋に入ることができる。

SCPA-A3456-1とSCPA-A3456-2は定期的にメンテナンスをする必要があり、万が一SCPA-A3456-1が正常に動作しなくなった場合には、SCPA-A3456-2を経由したビデオ通話システムを使ってSCPA-JP-00325を観察することになる。SCPA-A3456-2にアクセスするには3人以上の承認が必要であり、当該職員は一定期間ごとに交代しなければならない。

説明:
SCPA-JP-00325は、肉眼には視認できない存在であり、SCPA-A3456-1とSCPA-A3456-2という特殊な装置によって観測することができる。SCPA-A3456-1は、収容部屋の外側の観察室に設置され、SCPA-A3456-2を介してSCPA-JP-00325を見る際に必要なスコープの光学系を制御する。SCPA-A3456-2は、（頭上に装着された）コンピューター経由で、SCPA-A3456-1の制御を担当するものです。SCPA-A3456-2の手順に従って、収容部屋内のSCPA-JP-00325を観察することができる。

SCPA-JP-00325は、「万眼の神」と呼ばれる非物質的存在であり、SCPA-A3456-2のビデオ通話システムでしか観察できない。万眼の神が存在すれば、一定期間後、不健康で確実な機能喪失が発生する。時間が経過するにつれて、SCPA-A3456-2の画像はますます脆弱になり、最終的にはSCPA-A3456-2を使用してSCPA-JP-00325を見ることができなくなる。

SCPA-JP-00325は、制御を失った受容者に、知覚の異常をもたらすので、常に脅威をもたらし、SCPA財団の目標に矛盾するため、無条件で管理される必要があります。

追加情報:

SCPA-A3456-2の強力なパスワードを使用して入手することができる「万眼の神ストリーミングサイト」という名前のウェブサイトが存在する。SCPA財団ネットワークは、このWebサイトにアクセスすることを禁止しており、ウェブサイトのIPアドレスは迅速にブロックされるが、別のIPアドレスが出てくる限り、新たに報告する必要があります。

また、SCPA-JP-00325は、画像処理によって多角形に変換されることが発見された。この多角形は、万眼の神が弱点をもつ場所であると考えられる。

参照文献:

• Dr. Kato, An Analysis of SCPA-JP-00325, Proceedings of the SCPA Foundation, 2016.
• Dr. Nakamura, The Visualization of Invisible SCPAs, Proceedings of the SCPA Foundation, 2017.

機密度のレベル:
Top Secret

注意事項:
SCPA-JP-00325を管理・保管を行う際には、SCPA-A3456-2を介してのみ観察することが可能です。SCPA-A3456-2の操作者は、専門的な訓練を受けた資格を持つSCPA財団の職員に限定される。SCPA-A3456-2とSCPA-A3456-1のメンテナンスにおいては、適切な防護具が必要です。

記録番号:
SCPA-JP-00325-IR-001

報告者:
Dr. Tanaka, SCPA財団 研究員

承認者:
O5評議会