SCPA-00067 報告書

アイテム番号: SCPA-00067

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル:
SCPA-A00067は、検閲された地図の外れに置かれています。周囲800メートルまでの範囲は、SCPA-A00067からの光線や音の放射を防ぐため、不可侵領域とします。SCPA-A00067の外壁にはE0級保安施設を設置し、常時4名の武装兵員による外部警備を執行することを必須とします。
SCPA-A00067の内部への侵入は、割当された研究員2人以上による同意の上、指揮官職の承認が必要です。侵入時、所定の酸素ボンベ及び発煙弾による視界の確保を必要とします。

説明:
SCPA-A00067は、周囲に生息する独立生命体により形成された、結晶質の超常現象です。SCPA-A00067は外観上、砂浜の中央部に建立された5階建の、日本家屋を連想させる木造建築物です。SCPA-A00067の各階は、独自の形をもち、南側には緑の畑があり、東側には広大な敷地があります。
SCPA-A00067には内部への侵入口は存在しません。SCPA-A00067に侵入するためには、周囲の砂丘を削り、庭に隠された秘密のアクセスを利用しなければなりません。SCPA-A00067の内部は、完全に空洞化されており、壁面、天井、床面、全てが結晶体質の構成をもちます。各階には、食品貯蔵庫、クローゼット、書庫、家具類が配置されており、一定の品質は保たれています。SCPA-A00067の四階と五階は、"最上階"と呼ばれる不明瞭な空間で占められており、SCPA-A00067の理解困難な性質が最も顕著に現れる。

SCPA-A00067は、その場所における地質環境や、その対象である独立生命体によって発現していく謎多き現象であると考えられます。SCPA-A00067は、常に不定形であり、極めて特異な性質を有する結晶体質で構成されています。SCPA-A00067の外観、内部構造、独立生命体の存在とその影響の原理については、今後の調査を待つ必要があると考えられます。

追加情報:
SCPA-A00067には、主に木材によって構成される家具や空間を配置することで、詳細な日本家屋のような構造物が形成されます。SCPA-A00067の内部構造は、独立生命体によって制御される可能性があります。SCPA-A00067の外部環境が変化し、独立生命体の活動が低下した場合、SCPA-A00067が消失してしまう可能性があります。SCPA-A00067の詳細な調査と、独立生命体の関連調査が必要とされます。

参照文献:

• Document #A00067-01: SCPA-A00067の起源と進化についての研究資料。
• Document #A00067-02: SCPA-A00067の形成に影響する地質環境に関するデータ。
• Document #A00067-03: SCPA-A00067内部に存在する独立生命体の影響に関する観察報告書。

機密度のレベル:
Top Secret

注意事項:
SCPA-A00067の関する情報は、その形成原理が理解されていないため、機密性が極めて高く、情報漏洩が発生しないよう厳格な管理下に置かれる必要があります。研究に当たる研究員は、適切な研究許可を取得し、研究を進めなければなりません。

記録番号:
Incident Report #A00067-01: SCPA-A00067の内部への無許可侵入事件に関する報告書。

報告者:
John Doe, SCPA Foundation調査員

承認者:
Jane Smith, SCPA Foundation上級研究員