SCPA-00122 報告書

アイテム番号: SCPA-00122

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル:
SCPA-00122は収容される際、専用のカプセルにて「Live Specimen Transportation」セクションへ運ばれ、独立型昇圧器で２４時間、植物園の温度設定を超えた高温高湿を維持する。SCPA-00122に触れる際には、藪こぎ器の使用を推奨する。

説明:
SCPA-00122は、外側にとがったカニダマ類（Crassulaceae）に似た葉と、黄色の花が特徴の、高さ１，８メートル、幅０，６メートルの肉食植物です。SCPA-00122は幼体を含め、木の根や木皮、地肌近くの植物等を根こそぎ食べるが、その容器は地上のものに限らず、根深い植物も攻撃対象とする。SCPA-00122直接触れる際には、都度藪こぎ器を用い、攻撃的な反応を示さない範囲内で実験を行う。

追加情報:
SCPA-00122は北極圏、南極、砂漠のどこでも、ほとんどあらゆる場所で繁殖することができる。以下の研究の結果、SCPA-00122は次のような方法でも人間を攻撃することが判明した。

• 持続的な『肉の味がするフェロモン』を放出して、獲物を誘い、攻撃する。
• 人間の出した酸素を検知し、攻撃に転じる。
• 投げられた石や光に反応し、攻撃に転じる。
• 食糧不足時にはその他の左右がわからないものにも襲い掛かり食事として利用する。

SCPA-00122の花束は、安定状態であっても組織が自らの意思に逆らうことができず、逆に肉食樹を活性化しうるため、収容が困難です。SCPA-00122の花束は原則的に禁止されているが、品種改良に成功した研究者が新たなSCPA-00122を作った場合、SCPA財団は調査のための数本の花束を受け取ることができる。

参照文献:

• Junior Researcher LarsonによるSCPA-00122の報告書
• Experiment Logs No.01 - 05

機密度のレベル:
Top Secret

注意事項:

• 肉食植物についての緊急時の警報情報をSCPA Foundationセンターに通報してください。
• SCPA-00122が組織表現を失い、花束状態になった場合には、ダム戸締りと燃えにくいスクリーンによる被害軽減策を行うべきです。

記録番号:
Incident Report No.00154

報告者:
Dr. Redmond, Plant Biologist

承認者:
Site Director Johnson