SCPA-00132 報告書

アイテム番号: SCPA-00132

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル:
SCPA-00132は、人の足が届かない場所に存在する、直径 2m 以上の巣穴です。SCPA-00132の位置は、厳密には機密情報とされており、研究者以外の者がSCPA-00132を発見するのを防ぐため、場所は開示されていない。巣穴の周りは、警戒員が24時間体制で警備しています。SCPA-00132内部への侵入は、上級職員の許可が必要です。

説明:
SCPA-00132は、一般的に人面トガリクモ（Stegodyphus dumicola）の様式で作られた、複数の織り出された巣穴です。これらの巣穴内部は、日中非常に暖かく、夜間は非常に冷え込む。当初、SCPA-00132の存在は、番地晴彦医師が持ち込んだ動物昆虫大量発生騒動の報告により発見された。それ以来、SCPA-00132は、人面トガリクモから分泌された特殊な物質の影響により、人間に寄生しています。

SCPA-00132に訪れた者には、最初の24時間後に、偏頭痛、筋肉疲労、嘔吐感、倦怠感が現れる。症状は、時間とともに悪化し、最終的にはSCPA-00132内部に寄生することになる。SCPA-00132は、寄生体を吸収し、生きている寄生体の体液を用いて、内部に刺繍のような構造物を作りだす。SCPA-00132内部は、通常、犬牙状の多数の構造物で満たされ、中央部には、12kgクラスの鉱物質層が位置する。SCPA-00132内部からの逃走は困難であり、逃げることができたとしても、人体内からも抜け出すことはできない。

追加情報:
SCPA-00132は、繁殖速度が非常に速く、非常に適応力があります。SCPA-00132に寄生された者は、過酷な環境に適応することができ、長期的なストレスの効果を下げる物質を生産し、免疫力を高めることができると考えられています。SCPA-00132は、環境変化に適応するため、新しい種のトガリクモを編み出すことができることが報告されています。

参照文献:
SCPA-00132 Incident Report-00132-01, Experiment Log-00132-01

機密度のレベル:
Top Secret

注意事項:
SCPA-00132へのアクセスが許可されている人物には、必ず特殊なスーツの着用が義務付けられています。
SCPA-00132に接触した者は、必要に応じて緊急手術を受けること。

記録番号:
Incident Report-00132-02

報告者:
SCPA-00132 対応チームリーダー　山口雅俊博士

承認者:
SCPA-00132 ゼネラル・プロジェクトマネージャー　宇田川博士