特別収容プロトコル:
SCPA-01371は特別封印されたテントであり、Site-██の指定された地下収容エリアに収容されています。入口は常時施錠され、警備員による24時間体制の監視を必要とします。SCPA-01371への接触は承認された調査チームのみが許可されており、その際には常に2名以上の職員が同行するようにしてください。SCPA-01371内での研究や実験は許可されておらず、特別な許可なしには決して行わないでください。

説明:
SCPA-01371は外見上は一般的なキャンプ用のテントのように見えますが、内部には異常な空間が広がっています。SCPA-01371内部は外部よりも広大であり、通常の物理法則に従わない空間構造が観測されます。テント内では時間の経過が不規則であり、入口と出口が常に同じ位置にあるように感じられることが報告されています。

SCPA-01371内部に入ると、多くの被験者が過去の記憶や幻覚に囚われることが確認されています。一部の被験者は自身が過去の出来事を再生していると感じ、他の者は未来の予知や幻覚にとらわれることがあります。また、SCPA-01371内では不気味な声や幻視が頻繁に発生し、被験者の精神に異常な影響を及ぼすことがあります。

SCPA-01371は固定された位置から移動することは確認されていませんが、その異常な性質により研究や調査が困難を極めます。SCPA-01371から出た被験者はしばしば錯乱や記憶の喪失を報告し、一部の者は異常な行動を取ることがあります。SCPA-01371の内部構造やその影響についての研究は引き続き行われており、その特異な性質の理解が求められています。

追加情報:
SCPA-01371が発見される以前、この地域では多くの失踪事件が報告されていました。被失踪者の一部は後にSCPA-01371内で発見され、彼らは奇妙な幻覚や記憶喪失を訴えており、一部は重度の精神障害を発症していました。これらの報告から、SCPA-01371が失踪事件と関連している可能性が示唆されています。

また、SCPA-01371内部には常時不明瞭な雰囲気が漂っており、滞在時間が長いほど被験者は深刻な精神的影響を受ける傾向があることが観察されています。長時間テント内に留まった者は、外界との接触を拒否したり、幻覚に取り憑かれることがあります。これらの影響は一部の被験者に長期的な心的外傷をもたらすことがあり、精神科医の介入が必要となることがあります。

継続的な研究により、SCPA-01371内には異常な磁場や脳波スパイクが検出されており、これが被験者に影響を及ぼしている可能性が指摘されています。これらの現象の正体や原因についての解明が求められており、SCPA-01371が持つ異常な特性を理解することで、適切な対処法が見出されることが期待されています。追加情報:
SCPA-01371の周辺では、不可解な現象や超常的な出来事が頻繁に報告されています。特に夜間においては、テント周辺で幻覚的な光や怪音の発生が確認されており、近隣住民からの目撃証言が相次いでいます。これらの現象はSCPA-01371が持つ異常な性質と関連している可能性が高く、テントが局所的な異常現象を引き起こす要因と考えられています。

更に、SCPA-01371内で目撃される幻覚や幻聴についての解析が行われており、一部の被験者はテント内部で特定の人物や出来事を強く意識する傾向が見られます。これらの幻影は現実との境界を曖昧にし、被験者の認識能力に混乱をもたらすことがあります。さらに、一部の被験者はSCPA-01371内で自身の過去や未来に関する情報を獲得したと主張し、その内容は驚くべき予知情報や記憶の再現として記録されています。

これらの現象の解明を通じて、SCPA-01371の奇異な性質をさらに理解し、その異常が及ぼす影響を抑制するための新たな対策が模索されています。SCPA-01371が保持する力学の解明は、未知の領域に挑戦する研究の一環として、今後も引き続き研究が推進される予定です。

補遺:
SCPA-01371についての継続的な研究と観察の結果、テント内部での時間経過と外界の時間の関係について興味深い事実が観測されました。SCPA-01371内の時計や計時装置は正確に動作し続けますが、テント内にいる被験者が外界に戻ると、彼らがテント内にいた時間は外界のそれよりも短いか長いか、あるいはまったく一致しない場合があることが確認されました。

さらに、SCPA-01371内部での物質の挙動にも興味深い異常が観測されています。テント内に持ち込まれた物体がテント外に出る際には、形状や質量が変化することがあります。特に有機物に関しては、テント内での滞在時間が長いほど異常な変異が発生する傾向が見られ、これらの変異は時に生命体の機能に深刻な影響を及ぼすことがあります。

これらの現象はSCPA-01371が持つ異常な空間に根ざしたものであり、外部からの観測や理解が極めて困難な状況となっています。今後の研究では、さらなる実験と解析によりこれらの異常の原因やメカニズムを解明し、SCPA-01371が生じる異常現象に対抗するための対策を検討していく予定です。

注意事項:
SCPA-01371に関わる全ての職員は、テント内部に入る際には最大限の警戒を扱ってください。SCPA-01371内での時間感覚が不安定であり、現実との区別がつきにくくなるため、内部に長時間滞在しないようにしてください。また、SCPA-01371内での幻聴や幻視に影響されないように注意し、任務を遂行してください。いかなる異常な現象や行動が観測された場合には、直ちに上級職員に報告し、適切な対処を行ってください。

記録番号:
SCPA-JP-01371

報告者:
Dr. █████

承認者:
Site-██ 管理者 ██████ 博士