SCPA-JP-00282 報告書

アイテム番号: SCPA-JP-00282

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル:
SCPA-JP-00282は、収容したい場所から20メートル以上離して専用の調査施設へ搬送すること。搬送時には必ず、植物の根を取り除き、近くにある植物の影響によりSCPA-00282が空気中から必要な栄養素を吸収することがあるため、搬送前に目的地へ周辺の植物を全て撤去する必要があります。

収容施設内においては、SCPA-JP-00282が育成に必要な光線の濃度と波長を制御した人工光源を使用し、また、育成に用いる土壌の用途を制限すること。植物が最大成長に至った場合でも、常に収容施設内においても、作業員は防護服を着用すること。

SCPA-JP-00282の成長過程に関わる施設作業員は、必ず施設の中での排泄を行ってから現場に立つこと、かなり暗い環境で作業を行うため、作業員にはフラッシュライトを装備することが必要となる。

説明:
SCPA-JP-00282は、大小さまざまな壺形成状植物の集合体であり、「The Cow Plant」の別名で知られる肉食性植物です。SCPA-JP-00282の茎には多くの栄養を含んだ、様々な色の果実がついています。 これらの果実は肉、溺れた聖職者、乾燥した餅、他の生物の子孫、魚介類など、さまざまなものを引き寄せます。SCPA-JP-00282の成長後期になると、綿毛状の根が現れ、肉を吸収するために直接、被害者の肌に埋め込まれます。

SCPA-JP-00282は、普段は攻撃的な態度をとらず、その方法が知られ始めた後、SCPA-JP-00282コンタクト以外の人々へのSCPA-JP-00282コンタクトを避けた様々な方法を模索し始めました。SCPA-00282はまた、感覚を刺激する音（特に叫び声）や、強い輝度を放つ光に非常に敏感であることが知られています。

SCPA-JP-00282は、自己修復能力を有し、さらに高温や銀の接触に対する耐性をも強化されており、これらへの攻撃にも耐えることができます。

追加情報:
SCPA-JP-00282が成長するにつれ、その攻撃的な性格はより強くなり、侵入者に対してより積極的に攻撃するようになるため、過剰な育成や、経時プロセスの違反を行わないように注意すること。SCPA-JP-00282に曝露された場合、治療を受けていないと感染してしまうことがあります。SCPA-JP-00282のリアルタイムモニタリング方法は、NS-A離散ログ装置を使用すること。

参照文献:
SCPA-JP-00282に関する関連文書や参照資料のリストはSCPA-JP-00282ケースファイルに記載されています。

機密度のレベル:
Top Secret

注意事項:
SCPA-JP-00282の空気中からの栄養吸収特性により、伝染病専門医からの許可を得た上で、施設内からくる空気と作業員の衣服から空気吸引機器を使用して空気中からウイルスなどの害虫を取り除くことが必要です。

SCPA-JP-00282を報告書上以外での検討対象とする際には、必ず機密度のレベルに応じた承認のもとでのみ実験を行うこと。

記録番号:
SCPA-JP-00282実験記録1108

報告者:
SCPA-JP-00282観察員、N. Yamamoto 博士

承認者:
SCPA-JP-00282責任者、O. Tanaka 博士