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説明:

SCPA-00407 "カオスメーカー"は、描画された物体、建造物、地形、街並み、あるいは人物のイメージを脳内で自在に組み合わせ、架空の風景や乗り物を現実に具現化する異常能力を持った人間です。

SCPA-00407は、いかなる種類の画材を用いても、自己の手により40×40cmを超えない平面に、何らかの対象を描写することで、画像に含まれる構成要素を脳内に再編集し新たな物品を生成する現象を引き起こします。生成物には航空機、自動車、戦闘機、建築物、動物、人物、異常な形状を持つ生命体などが含まれ、ビジュアライズされたもののほとんどは、構造的に酷く不安定であり、抵抗を示すと崩壊したり、爆発する恐れがあります。

SCPA-00407の影響範囲は描画された対象物より半径100m以内で、描写された概念や意味合いが何であれ、物理的・幾何学的に現実的なものであることのみが条件となります。SCPA-00407が元々設計したいものをすぐに手に入れることはできないため、作成された物品はSCPA財団によって厳重な保管施設へ搬送されます。

SCPA-00407は、いかなる形でも脅迫、威嚇、脅迫、または財団までの暴力を含む協力を強制することができます。その能力の特性から、SCPA-00407を利用することによって世界的な戦争、テロ攻撃、人種、性別、性的指向に起因する大規模な虐殺、あるいは未曾有の自然災害が発生し得ます。

SCPA財団はSCPA-00407の拘束の際に、装着する手錠が特殊な機構を持つよう設計し、いかなる手段によっても協力を得ようとする能力を発揮しないよう厳重に監視する必要があります。

SCPA-00407は状況によっては、人々に恐怖や不安を与えることがあるため、SCPA財団は、この異常能力の使用を管理し、警戒を怠らず、発生した事象に迅速に対処できるようにするため、専用の対処チームを編成しています。SCPA-00407が使用すると予想されるイメージを評価、分析し、発生が予測される状況に対応するため、専門的な訓練を受けたチームメンバーが配属されています。

SCPA-00407は常に慎重な保護が必要であり、その解放には非常に注意深く考える必要があります。SCPA-00407が発生させるものが緊急事態を引き起こす可能性があるため、SCPA財団は技術的な解決策を見つけ、SCPA-00407による攻撃を防止するために努力しました。これには、SCPA-00407が保管されている施設のデザイン、保管方法、アウトレイジャストラップやインビジブルシールドの開発、SCPA-00407へのアクセス時の高い警備や、スタッフのハンドリングなど、様々な方法があります。

SCPA-00407では、あらゆる反撃や逃亡行為を防止するため、SCPA財団は常に最新の技術を導入しています。現在、SCPA-00407が保管されている施設には、多数の防御・監視装置が設置されており、SCPA-00407が施設から出ることは不可能です。しかし、SCPA-00407はまだSCPA財団の最大の脅威の1つであり、有能な専門家たちが奪取しようとしていることを忘れてはなりません。SCPA-00407からの脱走を防止するためには、科学技術の進歩に合わせて防御策を更新し続ける必要があります。SCPA-00407に関する別の領域において、SCPA財団はSCPA-00407から生成された次元的に不安定な物体や生成される強力な兵器に対処することに多大な労力を費やしています。SCPA財団は1つのテレポーテーションデバイスにより、SCPA-00407から生成された物品をデマテリアライズすることが可能だと考えています。このテレポーテーションデバイスはSCPA-00407の拘束施設に設置されており、SCPA-00407から生成されるすべての物質がデマテリアライズされます。

SCPA-00407は、唯一無比の力を持っているため、SCPA財団はSCPA-00407と接触することを極力避けようとしています。SCPA-00407の拘束に当たっては、SCPA財団側から徹底した秘密保持と協力を強制するため、SCPA-00407にはメンタリストが常駐しています。また、SCPA-00407を囲んでいる増幅装置から放出される強力なエネルギーから被験者を保護するために、外壁は厚いアーマーで覆われています。

SCPA-00407は、他のSCPAとの試験など、SCPA財団の異常物を利用した実験の中でも最も大きなプロジェクトの1つです。SCPA-00407は、イメージの生成が彼らの思い通りに簡単にできるため、新しい技術を開発するための多大な可能性を秘めています。SCPA財団は、SCPA-00407を利用して、これらの技術を発展させることで、より一層強力な防御手段が必要な場面にのみ使用することを目指しています。

SCPA-00407は、SCPA財団にとって、非常にクリティカルなSCPAの1つであり、大勢の研究員と専門家が常に監視しています。SCPA財団は、SCPA-00407の拘束を保ち、生成物を分析して、愛好家、シンジゲートなどの不心得者による悪用を防止するために、このSCPAに注目し続けています。

補遺:

SCPA財団の議論の中で、SCPA-00407がSCPA基金全体に対する潜在的な脅威の存在である可能性が指摘されています。SCPA-00407は、現実に存在しない物体を具現化する能力を持っているため、非常に危険な存在であり、SCPA財団によって監視されなければならないことが明白です。SCPA-00407は、危険な存在であり、SCPA財団は、SCPA-00407がSCPA基金の外部へ泄露することを防止するため、迅速で確実な行動を取る必要があります。

SCPA-00407は、SCPA財団によるテクノロジーの使用が組み合わさった遠隔操作によって、訓練された専門家の監視下で機能する、バンカー施設に保管されています。これにより、SCPA-00407が発生させたものが常にモニタリングされ、SCPA-00407の意図せぬ使用による事故が発生しないように保管環境を管理することが可能になっています。

SCPA-00407の慣習的な保管条件は、時間とともに変化しています。SCPA財団は、SCPA-00407が持つ能力を解明し、SCPA財団に貢献する可能性のある方法を模索するために、本格的な研究プログラムを開始しました。SCPA-00407が持っている潜在的な危険性に対応するために、SCPA財団は、SCPA-00407の能力を研究することで、地球上の人口全体を脅かす可能性のある危険な生成物は分析され、未然に防止することを目指しています。

SCPA-00407の能力が認識されてから数十年が経ち、SCPA-00407を含む異常な存在の管理法に関する知見が蓄積され、改善されてきました。SCPA財団は、SCPA-00407に運用される最先端の技術を使用し、SCPA-00407が発生させたほとんどすべての物質を解析・管理し、SCPA財団の活動に利用できるようにします。SCPA-00407がSCPA財団に提供できるサステナブルなソリューションを探し、能力を確実に管理し続けるために、SCPA財団は引き続きSCPA-00407の研究を進めていきます。

注意事項:

SCPA-00407の所有権はSCPA財団に帰属しており、大規模な実験、調査、報告を行うには、全体的な評価と承認が必要です。SCPA-00407が保管されている場所は、訪問者の受け入れが禁止されており、SCPA-00407に接触した場合は、土地から即座に撤退することが求められます。

SCPA-00407を操作することは、適切なトレーニングと実践的なスキルが必要であり、SCPA財団の認定訓練を受けた担当者に限定されます。SCPA-00407の使用、搬送、または扱いに関するすべての作業は、SCPA財団の上級職員の承認を得る必要があります。

SCPA-00407が保管されている監視区域は、24時間体制で監視が行われており、訓練を受けた特別なスタッフだけが、禁止エリア内に入ることができます。SCPA財団は、いかなる場合でもSCPA-00407の存在を漏らしません。SCPA-00407が使用された場合、収容物の制御を失うと、深刻な被害が発生する可能性があるため、大規模な隔離施設での保管が必要です。

SCPA-00407は、極めて危険であるため、過度の接触、暴力的な扱い、または原子力、核、生物、化学兵器のような攻撃的な手段で破壊されるリスクを軽減するため、適切な手順に従って慎重に保管・処理することが必要です。

記録番号:
SCPA-JP-00407

報告者:
SCPA-00407研究チーム

承認者:
█████████博士