特別収容プロトコル:
SCPA-JP-01305は、収容室内の機材を用いて毎時の温度、湿度、気圧などの環境変数を厳密に監視する必要があります。SCPA-JP-01305の収容室は、遠隔操作可能なロボットアームによって扉を介してしかアクセスできないようにしてください。SCPA-JP-01305の収容室の入口は常に二重扉で密閉され、外部からのアクセスは収容担当者の認証が必要です。SCPA-JP-01305の収容室内には、不審な振る舞いや変化を即座に報告するための常駐する警備員が配置されるべきです。SCPA-JP-01305が異常な振る舞いを示した場合は、直ちに収容状態を確認し、必要に応じて遠隔操作によって収容室内の機材を制御することが不可欠です。

説明:
SCPA-JP-01305、通称「不安定な空間のサイコロ」は、一見すると通常の六面体のサイコロのように見えますが、その外観に反して非常に異常な性質を持つアイテムです。SCPA-JP-01305を振ると、周囲の空間に強烈なエネルギーの波動が生じ、その結果、サイコロの各面に異なる異次元空間が展開されます。この異次元空間は通常、未知の地形や風景、または異質な生物や物体が存在すると報告されており、その内容は振るたびに異なるとされています。

SCPA-JP-01305は振るたびに異なる異次元空間を展開するため、使用する度に未知の危険性が潜んでいることが理解されています。さらに、SCPA-JP-01305が展開する空間から複数の被験者が戻る際には、時間の経過が不規則であり、数分の旅の結果、数週間や数年の経過が観測されることもあります。この時間の非連続性は、身体的および精神的な健康を脅かす可能性があるため、SCPA-JP-01305の取り扱いには極めて慎重かつ慎重なアプローチが求められます。

追加情報:
SCPA-JP-01305の異常な性質の一つとして、振られた際に展開される異次元空間には観測不能な物質や現象が存在することが確認されています。これらの異次元空間では、通常の物理法則が通用せず、新たな法則やエネルギーの流れが観測されます。また、SCPA-JP-01305を振ることで展開される異次元空間には、時折、被験者が異なる時間軸に存在する複数の実体を持つ現象が生じることがあり、被験者が自身の別の姿や過去や未来の出来事を目撃する事例も報告されています。

さらに、SCPA-JP-01305の展開された空間に入ることで、被験者の記憶や認識に影響を及ぼす可能性があります。複数の被験者が同じ異次元空間に接触した場合、彼らの認識が同調し、共有された幻覚や幻聴が発生するという報告があります。この幻覚は極めてリアルな体験であり、被験者たちは現実と異次元空間の区別がつかなくなることがあります。このことから、SCPA-JP-01305の使用は記憶や認識に影響を及ぼすリスクが高いとされ、機密度の高い情報や極秘のミッションにはSCPA-JP-01305の利用が避けられることとなっています。追加情報:
SCPA-JP-01305が展開する異次元空間において、時間の経過は不連続性だけでなく、異なる速度で進行することが観察されています。これは、被験者が異次元空間内で長期滞在した場合に特に顕著であり、数分間の異次元空間内滞在が現実世界で数週間や数年の経過を経たように感じさせる場合があります。一部の被験者は、異次元空間内での時間の不規則な経過により、現実との区別を失い、深刻な時間的錯乱症状を発症することがあります。これらの症状には、現実世界と異次元空間の出来事や時間軸が入り混じって記憶される、現実における時間の流れが遅く感じられる、あるいは逆に加速されるなどが含まれます。

さらに、SCPA-JP-01305の異常な性質は被験者に身体的な影響も及ぼすことがあります。異次元空間への接触が引き起こす微細なエネルギー変化により、被験者の生体バイオリズムが乱れ、疲労、体力の急激な低下、あるいは異常な体温の変化などが報告されています。また、長期的な異次元空間接触により、被験者の免疫系や神経系に悪影響を及ぼし、深刻な健康問題を引き起こすリスクがあることが判明しています。これらの理由により、SCPA-JP-01305の取り扱いには特に慎重かつ慎重なアプローチが求められます。

補遺:
SCPA-JP-01305は財団の研究者や職員による楽しみや偶発的な利用を禁じます。SCPA-JP-01305の異常な性質により、不適切な使用や取り扱いは重大な結果を引き起こす可能性があり、そのリスクを避けるためには慎重な管理が必要です。SCPA-JP-01305を扱う際には、常に収容担当者の監督の下で行い、特定の実験以外では使用を厳に禁じられています。

SCPA-JP-01305に関する詳細な情報や実験結果については、財団内の関連文書およびSCPA-JP-01305の収容施設での監視映像など、公式な資料にのみ依拠すべきです。SCPA-JP-01305を巡る不審な動きや情報漏洩が発生した場合には、直ちに上級職員に報告し、適切な対処を行うようにしてください。SCPA-JP-01305は未知の異次元空間への危険な扉であり、その秘密を守ることは財団の最優先事項であることを肝に銘じてください。

注意事項:
SCPA-JP-01305を扱う際には、絶対に不用意な振動や過度な力を加えないように注意してください。SCPA-JP-01305は非常にデリケートで不安定な性質を持ち、誤った取り扱いが誤作動を引き起こす可能性があります。また、SCPA-JP-01305が展開する異次元空間への調査や探索は、慎重に計画され、常にバックアップと安全策が整えられるべきです。さらに、SCPA-JP-01305を使用する際には、被験者や作業員の身体的および精神的健康状態に細心の注意を払い、適切な医療体制を整えた状態で作業を行うようにしてください。SCPA-JP-01305の取り扱いは、その危険性と不可視性を考慮して、慎重に行われるべきです。

記録番号:
SCPA-JP-01305

報告者:
Dr. ███████

承認者:
Site-██長官 █████