SCPA-JP-00257 報告書

アイテム番号: SCPA-JP-00257

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル:
SCPA-JP-00257は、サイト-██の専用収容室にて収容されます。収容室は専用のセキュリティシステムにより24時間監視され、入場には4名以上のレベル3以上の職員が認証プロセスを行わなければなりません。また、収容場所に紫外線排除装置を設置してください。SCPA-JP-00257が収容施設から逃走した場合は、施設内の出入口を全て横断するよう、認証レベル5の緊急閉鎖を行ってください。

説明:
SCPA-JP-00257は、19世紀末にヨーロッパで製造された「血塗られた玩具箱」です。箱の内部には人の指先ほどの小さなドールが5体収納されている他、約30㎝の手回し式のオルゴールが装備されています。SCPA-JP-00257が現れるようになったのは、軍隊施設から街に通じる道路に掃除機ロボットが導入された時で、街路から最初に見つかった廃棄物の一つがSCPA-JP-00257であったためSCPA財団によって回収されました。

SCPA-JP-00257の奇妙さはオルゴールが鳴っているとき、周辺2km半径内の地域住民の半数が自殺という形式をとって死去するという点にあります。研究者の調査の結果、SCPA-JP-00257にはなんらかの非物理的な存在が同居している可能性が浮上しました。しかし、現在の科学力ではこれ以上の解明ができないため、SCPA-JP-00257は封印された状態となっています。

追加情報:
SG-04の調査グループによりSCPA-JP-00257内部より看板等が発見された。これによりSCPA-JP-00257はリトアニア出身の"‌‌Vytis‌‌"という人物が製造した傑作玩具であったことが判明した。しかしながら、Vytisは不可視であるため、現在のところSCPA財団での発見はできていない。

参照文献:

• Incident Report-JP-00257: ██における調査報告書
• Experiment Log-JP-00257: SCPA-JP-00257よる一般市民への影響を調べるための実験記録

機密度のレベル:
Top Secret

注意事項:
SCPA-JP-00257は、特別な許可を得ずに取り扱うことは厳禁です。SCPA-JP-00257を扱うための許可を得た者以外が触れられないよう、セキュリティレベルを高めてください。

記録番号:
Incident Report-JP-00257

報告者:
Dr. ██

承認者:
Site-██責任者　███████