特別収容プロトコル:
SCPA-JP-00380は現場収容が必須であるため、常に少なくとも1名の担当エージェントが現場に待機する必要があります。担当者は火災対策を含む専門的な訓練を受けた消防士であり、消火車を常に待機させています。気象打ち消しシステム、有毒ガス排出制御システム、外部オーロラ幕制御システムなどの設備を確実に備え、常に保守と点検を進めなければなりません。焦げた常磐会館への本格的な収容プロトコルには当面の間、より多くの情報機関の支援が必要です。情報共有のために、変更依頼フォーム(フォーム-JP-00380-1)を作成の上、SCPA財団内外に拡散させることが必要となります。

説明:
SCPA-JP-00380は、かつては茨城県内に存在した廃墟建築、常磐会館であり、今ではSCPA財団によって「焦げた常磐会館」として管理されています。SCPA-JP-00380は、不明な経緯により、内部の全体的な爆発事故、火災および放射能外部漏洩事件が発生しています。SCPA財団初動班は、爆発事故からわずか数分後に現場に到着し、財団エージェントとともに建物内部に侵入しました。最初のリサーチ・チームは、放射性汚染物、破壊された壁および天井、及び複数の人間の死体が散乱していることを発見しました。SCPA財団は、焦げた常磐会館における重大な累積的影響に対処するための適切な収容機関として、常に切迫した情報収集と分析を行っています。現在、SCPA財団は、焦げた常磐会館の現状に関する調査研究に取り組んでおり、建物内および周辺に生じている異常な現象を把握するための検査や監視を実施しています。

2017年に焦げた常磐会館が最高の収容要件であるSCPA-JP-00380として登録されて以来、建物内の一部で残っていた灯油から発生する火災および有害ラジオアイソトープの微妙な漏出を防止するエッサイ越前に財団から機密エージェントに昇格にされ、再発防止のために精力的に活動しています。

建物内に残留する危険物質は、SCPA財団によって徹底的に管理および収容されており、SCPA-00380が放出する放射性物質に暴露される可能性のある安全性の低い人員についても管理されています。SCPA財団は、焦げた常磐会館についての継続的かつリアルタイムな情報共有を維持するために、分析チームおよび現地担当者を配置しています。SCPA-00380は、長期的な収容が必要な被験者を保持するための研究基地として使用される可能性があり、SCPA財団はこの可能性を慎重な目で監視しています。SCPA財団が焦げた常磐会館において調査を続ける間に、建物の内部構造が変化する異常な現象が何度か観測されました。この現象の中には、建物内に閉じ込められた人物に関する不審な現象も存在しました。これらの現象は、SCPA-00380内部の環境異常による影響や、SCPA-00380が抱える異常な性質を反映している可能性があります。

また、焦げた常磐会館に関係する者たちの証言によると、焦げた常磐会館には、妖怪によって憑依された人物が複数居たという情報が報告されています。SCPA財団は、この報告に対しても真偽を確かめるため調査を行っています。

SCPA財団は、焦げた常磐会館に関連した現象や情報を可能な限り監視および解明するため、エージェント担当のチームを配置しています。SCPA財団は、焦げた常磐会館の周辺地域についても関心を持ち、隔週で監視員を送り込んでいます。SCPA-00380がもたらす異常な現象を管理しながら、焦げた常磐会館に関係する一切の現象を把握するため、主要な研究員による機密レベルS5の分析を定期的に実施しています。

補遺:
SCPA財団の最新の分析調査により、焦げた常磐会館内部の死体のうち、一部は建物内部で発生した火災や放射能漏洩によって死亡したものであると特定されました。しかしながら、焦げた常磐会館に到着する前に既に死亡していた人物の存在も報告があり、SCPA財団は二次的な調査を行っています。

また、焦げた常磐会館における管理に失敗し、SCPA-00380に対してコントロール不能な異常反応が発生した場合、SCPA財団は緊急の非常手順(MEM-0000803)を実施し、人類の存続を守るよう努めます。MEM-0000803は、SCPA-00380が放出する有害物質を地球外部に運び出すための飛行可能な高視界人員補給システムを必要とします。SCPA-00380が放出する有害物質濃度が増加している場合、SCPA財団はMEM-0000803を実施する前に事前準備を行い、作戦計画を遂行します。

SCPA財団は、焦げた常磐会館を含む他の施設の異常な現象を調査し、SCPA-00380がもたらす異常性や情報管理、被験者の保護および管理を監督しています。SCPA-00380及び焦げた常磐会館に関する新たな情報が入手された場合、SCPA財団はこれをすぐに検証し、適切な対応を取るよう努めます。

注意事項:
焦げた常磐会館は高い放射能汚染のため、立ち入りが禁止されているため、担当者以外の者は立ち入ることが禁止されています。また、当該施設内で発生するあらゆる不可解な現象、不審な器具、危険な物質などを報告または処理する場合は、すぐに適切なSCPA財団の担当者に連絡する必要があります。SCPA財団の機密度に対する理解と遵守を強制します。SCPA財団の記録に従って、意図せず情報外部流出を防止するため、各担当者は情報の必要性と重要性について常に自覚し、警戒する必要があります。

記録番号:
SCPA-JP-00380

報告者:
SCPA財団イオニック通信管制官　丸山太郎

承認者:
SCPA財団日本枢密院長官　橋本篤志