特別収容プロトコル:
SCPA-01135は収容施設内の特定エリアに設置された、不可視の魔法的迷宮として扱われます。このエリアへのアクセスは厳重に制限され、SCPA-01135への侵入は厳禁とします。収容施設内の隊員はSCPA-01135の周囲に警戒を強化し、侵入を試みる者に対しては即座に制止を行うよう指示されています。SCPA-01135内部に不審な光や音、異常な現象が観測された場合は直ちに上級職員に報告し、特別調査チームの派遣を要請してください。

説明:
SCPA-01135は、通常の物理的法則に従わない不可視の魔法的迷宮であり、その構造や存在は科学的には説明できません。SCPA-01135は何らかの超常的な力によって創り出され、その迷宮内部には多様な部屋や通路が存在し、時折異世界的な風景や不気味な存在が観測されます。SCPA-01135内部には重力が不安定であり、一部のエリアでは時間の流れが異常な速度で変動する現象も確認されています。さらに、SCPA-01135から出現する幻覚や幻聴により、侵入者は精神的な影響を受ける可能性があります。SCPA-01135の正体や目的は不明であり、研究チームはその解明に向けてさらなる調査と分析を行っています。

追加情報:
SCPA-01135の探索活動に従事した隊員や研究員からの報告によると、SCPA-01135内部には常に変化が見られ、同じエリアを通ってもその配置や景観が異なることがあるとされます。さらに、SCPA-01135内には地理的な法則が通用せず、空間が歪んでいる箇所が確認されています。侵入者がSCPA-01135内で迷子になることも多く、迷宮の脱出には高度な識別能力と精神的な耐性が必要とされます。SCPA-01135は侵入者の恐怖や欲望を利用して状況を操作するという可能性も指摘されており、SCPA-01135が単なる魔法の迷宮以上の何かである可能性についても検討が行われています。SCPA-01135の全容解明と収容方法の向上が緊急課題となっています。追加情報:
SCPA-01135の探索チームが進行中に記録された日誌によると、SCPA-01135内部には異常な気象現象が生じることが報告されています。一部のエリアでは突如として嵐が発生し、強風や雷鳴、急激な気温変化が観測されたとの記録が残されています。また、SCPA-01135内部には時折、人間に似た姿を持つ異形の存在が現れることが報告されており、これらの存在は研究者たちを追いかけ回したり、幻覚を引き起こすことがあるとされています。さらに、SCPA-01135内で行われた錯覚実験により、侵入者が自身の妄想や恐怖によってSCPA-01135を変質させる可能性が示唆されています。これらの情報を総合すると、SCPA-01135は単なる迷宮以上に、侵入者の精神や感情に干渉する存在である可能性が高まっています。SCPA-01135の解明と制御に向けた研究が今後も継続される予定です。

補遺:
SCPA-01135の調査中に発見された古文書や口承情報によると、SCPA-01135は古代から伝説として語られてきた存在である可能性が浮上しています。複数の文献には、SCPA-01135が魔法使いや呪術師によって創り出されたとの記述が見られ、その目的や真意について様々な謎が残されています。また、SCPA-01135を巡る伝承には、迷宮から出られなくなった冒険者の話や、SCPA-01135の内部に閉じ込められた存在の悲劇が語られていることも明らかになっています。これらの情報を元に、SCPA-01135が歴史的な背景や伝承と深い関連を持つ可能性が指摘されており、今後の調査でその真相が明らかにされることが期待されています。

注意事項:
SCPA-01135に関わる全ての職員は、迷宮内部での行動に関して極めて慎重であることを求められます。SCPA-01135内での迷子や異常な体験に遭遇した場合は、即座に同行者に通報し、決して単独で行動しないようにしてください。また、SCPA-01135から出た際には、可能な限り記録や報告を行い、迷宮内での観察や実験は上級職員の許可を得ることが必要です。SCPA-01135は謎の迷宮であり、その性質は予測不能であるため、慎重かつ注意深い対応が求められます。

記録番号:
SCPA-JP-01135

報告者:
Dr. 瑠璃

承認者:
Site-81 研究所長、O5評議会