特別収容プロトコル:
SCPA 段ボール箱の中に SCPA-JP-00538 が保管されている必要があります。
SCPA 段ボール箱は SCPA-148 ("テレポートプレート") を使用して、安全に保管することができます。SCPA-148 は箱の四隅に配置された小さなプレートを箱に置くことで、箱の中の物体を別の場所に移すことができます。SCPA-JP-00538 の場合、別の場所の中に置くことは許可されません。SCPA-148 の設置場所の周囲は防護用誘導体で囲まれています。SCPA-JP-00538 は 実験以外からの取り出し禁止とされています。SCPA-148を使用して"餅ゾンビ"を除去することができない場合は、直ちにレベル3の研究員を呼び出してください。

説明:
SCPA では、普通の餅が"餅ゾンビ"として SCPA-JP-00538 として収容されています。SCPAの専門家が調査したところ、餅ゾンビは単なる"枯れた餅"ではなく、何か異常な力によって "活性化"されたものです。
この SCPA は、静止しているものから急激に動き始めるという非常に不気味な性質を持っています。餅ゾンビが活性化すると、目覚めた餅が複雑な急進運動を開始し、足元に留まらず、状況に応じて高速で突進し、すぐに目標に体当たりを行います。餅ゾンビは、体積や形状に関係なく、どんな物体でも押しつぶすことができます。彼らの具体的な行動パターンはランダムであるため、予測することはできません。
SCPAの調査研究者は、SCPA-JP-00538 の起源、作用機序などに関する情報をまだ把握していません。SCPA-00538に触れた者は通常、その翌日に全身の関節に激しい痛みを感じ、その症状は治療をしても継続するため、SCPA-00538の付近に立ち入ることは厳しく禁止されています。痛みの対処に参考になる情報は今のところ不明です。さらにSCPA-00538に接触することで発症する死亡例も数件報告されています。
SCPA-00538の安定性に関しては今のところ継続的な自己排除プロセスが必要であり、完全に収容されるには技術的な制限と収容プロトコルの改善が求められています。

SCPA-00538の発見以降、SCPA研究員たちがこの SCPA の性質や特徴について研究してきました。SCPA-00538は一部の研究者の脳内に影響を与える短時間の幻覚を引き起こす場合があります。この幻覚では、何百もの餅が人々を追いかけ回すさまが見られます。このような幻覚は SCPA-00538周辺へのアクセスを通じて刺激されることが観察されています。SCPA-00538 の詳細な機能を分析するために、SCPA研究員たちは実験を積極的に行っています。SCPA-00538 に直接触れるリスクがあるため、実験は慎重に行われます。研究員専用の保護装置を使用してSCPA-00538を取り扱うことで、より精密で正確な情報を得ることができます。 現在、SCPA-00538に関する詳細な研究が進行しており、その過程で得られた情報の共有を強化しています。 SCPA-00538 を解明するために、SCPA研究員たちは調査を続けています。SCPA-00538 は動体感知式の監視システムで自動的に識別されますが、その性質は常に変化しています。SCPA-00538は非常に危険であるため、情報の秘密保持とSCPA-00538への直接的接触の完全な避けられなければなりません。SCPA-00538からの汚染または容器外部へのSCPA-00538の逃亡に対する保護窓口の管理計画も必要になる場合があります。SCPA-00538は自己修復性を有し、収容手順を厳密に制御する必要があります。SCPA-00538がSCPA-148を介して取り除かれた場合、恒温恒湿性の制御下で保管される必要があります。SCPA-00538は既知の有害物質、O2やH2O、強い磁場、超音波、微細な衝撃力などにも影響を受ける可能性があります。SCPA-00538を進んで研究し、その振る舞いを理解するにはまだ時間がかかるでしょう。SCPA-00538にはまだ未解明の領域があるため、研究者たちは、その傾向とアクセス性についてさらに学習する必要があると考えています。現在、SCPA-00538の匿名化とオブジェクト情報の研究、さらにSCPA-00538を安全に取り扱うために収容プロトコルの見直しが行われています。

補遺:
SCPA-00538を取り扱う際、レベル4以上の認可された研究員か、SCPA-00538を小柄な容器に移し替えることができるユニットによって実施されなければなりません。SCPA-00538から遠ざかることはできるだけ早く行うように指示することが必要であり、SCPA-00538の影響を受けた人物に衣服や機器などに取り付けられた粒子を持ち込まないよう警告する必要があります。SCPA-00538は、将来的に他の SCPA と同様に、新たな発見に基づいてプロトコルが更新される可能性があります。経過観察による SCPA-00538の収容プロトコルの見直しにより、SCPA研究員たちはより効果的かつ安全な SCPA-00538の扱いに注力すべきです。

注意事項:

1. SCPA-JP-00538 の接触は禁止されています。
2. SCPA-JP-00538 置き場には、レベル3以上の専門家の監視が必要です。
3. SCPA-JP-00538 を置く際の小さな事故も、予期しない急所の死傷に繋がる可能性があるため、本報告書に含まれる収容プロトコルを厳守することが必要です。
4. SCPA-JP-00538 の除去時には、常にレベル3以上の研究員が立ち上がる必要があります。
5. SCPA-JP-00538 を含む容器の移動については、SCPA-148を使用するには特殊な調整が必要であるため、SCPA-148の使用には指定されたプロセスに命じる必要があります。
6. SCPA-JP-00538 の写真またはビデオを撮影することは厳禁です。SCPA Foundationの規定に基づいて処罰されます。

記録番号:
SCPA-JP-00538

報告者:
SCPA Foundation 階級4のRubio

承認者:
SCPA Foundation 承認官のEnsel