特別収容プロトコル:
SCPA- JP-00508 は、危険なオブジェクトであり、常に特殊施設内の汚染容器に保管される必要があります。SCPA- JP-00508の場所には常に必要性があるため、SCPA- JP-00508の入れ替えは常に2名以上の職員が同行し、装甲車両または防護スーツを着用して行う必要があります。

SCPA- JP-00508が代替品に引き換えるべく新しい「宿主」を見つけた場合、すぐに切り離すために、SCPA- JP-00508の保管場所には、毒性検査室および切断作業のための施設が必要です。SCPA- JP-00508が外部に放出された場合、敷地内の防護区域にアラートが発令され、全病院施設の外科部門に警告が発せられます。

説明:
SCPA-JP-00508「カビュウォーカー」は、通常の細胞分裂プロセスを乱し、異常な繁殖をもたらす様々な形質変異を引き起こす自然変異を持つ生物です。SCPA-JP-00508は単細胞生物であり、普通の細胞よりもわずかに大きく成長することが知られています。

SCPA-JP-00508が宿主に攻撃し、カビ状の拡大を開始すると、宿主が異常な回復能力を発揮します。SCPA-JP-00508が宿主の身体を完全に覆い、全身の機能を管理すると、宿主の意識は失われ、SCPA-JP-00508が行動を制御します。SCPA-JP-00508に取り付かれた宿主は、一部の特異性を含む独自の行動パターンを持ち、異常な活動ができます。

SCPA-JP-00508が交尾行動に遭遇した場合、SCPA-JP-00508自身は宿主のチェックインを要求するようになります。これは、単一の宿主に対し同時に存在するSCPA-JP-00508の数を管理するためのものです。結果、SCPA-JP-00508は、宿主に最適な取り付き位置に移動し、異常な「子」を残して宿主から分離します。この子は常に細胞分裂プロセスを通じ、新しいSCPA-JP-00508を作り出します。

SCPA-JP-00508は、宿主との物理的接触がなければ生き残ることができないため、実験条件下での維持は非常に困難です。SCPA-JP-00508に感染した宿主は、免疫障害症候群、交換臓器の問題などの異常な体動を引き起こし、しばしば即死に至ることがあります。SCPA-JP-00508に対する研究は、SCPA財団内で最も危険な分野の一つであり、所持、研究、交換のための非常に厳格な規制が必要です。

SCPA-JP-00508の寄生行動は、宿主の体内で単一のSCPA-JP-00508が増殖し、複数のSCPA-JP-00508が宿主に取り付くことで複数の組織に取り付き、複数の部位で拡散し始めます。SCPA-JP-00508はバイオハザードに分類され、宿主の死亡率を発生させ始める屑素性を持っています。SCPA-JP-00508は宿主体内のすべての細菌屑素性、堆積物、腐敗、汚染物質、およびすべての有機物に関係する可能性があります。SCPA-JP-00508 の研究に関する研究者には、必要な医療保険、感染症の治療、および予防措置が必要です。錠剤、注射、および手袋の使用にも留意する必要があります。

SCPA-JP-00508は、被取り付く外部環境にさらされないように十分に用心する必要があります。SCPA-JP-00508に取り付かれた宿主は、明らかに異常であるので、SCPA財団職員が必要以上に注目を集めないように留意する必要があります。SCPA-JP-00508のサンプルは、コンテナの厚い壁で保管および保存され、世界中のSCPA財団施設のいずれかに輸送されることがあります。SCPA-JP-00508が外部環境に晒された場合、開放焼却と重度の洗浄が必要になります。

SCPA財団職員は、SCPA-JP-00508の施設に勤務することがあり、特殊な訓練を受ける必要があります。SCPA-JP-00508施設内に入る前に、すべての職員は完全な防護スーツを着用し、感染リスクを最小限に抑える必要があります。SCPA財団職員の安全を保つため、SCPA-JP-00508を取り扱う際には常に、真空発生器、感染症が期待される施設全体の消毒、漏洩防止のためのスプレーシール、あるいはSCPA財団の防護コンテナを使用する必要があります。SCPA-JP-00508は、原因が分からない肺炎の患者で発見されたことがあり、経口摂取物や接触によって感染することが知られています。SCPA-JP-00508は菌類に似た構造を持つため、同様の菌類型の生物学的武器とも考えられています。SCPA-JP-00508の感染は、宿主に重度の呼吸器疾患を引き起こすため、健康な人間には致命的であることがあります。

SCPA-JP-00508の症状は、気管支炎、痰の発生、発熱、呼吸不全、および重度の肺炎と同様であり、その結果、診断が非常に困難になります。SCPA財団は、この生物学的脅威に備えるための予防措置を講じています。SCPA財団の施設は、定期的に安全に保管され、文化血清学的、遺伝学的、および細胞学的研究材料に対する専門の消毒手順を実施しています。

SCPA財団は、SCPA-JP-00508の特性を理解し、適切な取り扱いと管理を実施することが重要であると考えています。包括的な研究、分析、および監視を通じてSCPA財団はその特性に洞察し、これに対する適切な対策を決定し、継続的な監視および研究を行っています。

SCPA財団のSCPA-JP-00508に関する研究は、世界中の悪意ある勢力を満足させるためではなく、社会に利用され、人類のための治療および感染対策の発展に貢献するためです。SCPA財団は、SCPA-JP-00508の研究、開発、および交換の規制を徹底することで、これらの目的を実現するために努力を続けています。

補遺:

SCPA財団職員は、SCPA-JP-00508の取り扱いに関する適切な手順を十分に知っている必要があります。実験室内や寄生宿主に関して適切なレベルの研究態度やメンテナンスが維持されることが重要です。特にSCPA-JP-00508に寄生した宿主を火葬する手順については、観察する職員は特等席を席巻し、皮肉や嘲笑を身振り手振りで表現することは許されません。

SCPA-JP-00508に取り付かれた宿主は、遭遇した際にSCPA財団施設内の検疫センターに報告することが義務付けられています。SCPA-JP-00508に感染した場合、SCPA財団スタッフは医療機関に直ちに入院するよう指導し、感染が拡大しないように厳密に管理します。また、SCPA-JP-00508の寄生状態に由来する異常症状を持つ患者は、SCPA財団から支援を受けることができます。

SCPA財団は、SCPA-JP-00508の研究に取り組んでおり、今後もSCPA-JP-00508に関する研究成果を公表する予定です。SCPA財団は、SCPA-JP-00508の危険性を理解しつつ、世界の人々の健康や安全に貢献できるよう努力を続けています。SCPA財団は引き続きSCPA-JP-00508の研究、監視、および管理を行い、感染拡大を防止するため、SCPA-JP-00508の寄生行動、感染機構や新たな研究成果を発信していく予定です。

注意事項:
SCPA-JP-00508に関する取り扱いに関し、非常に厳格な規定が必要です。SCPA財団のすべての研究員は、SCPA-JP-00508と接触するだけでなく、何らかの方法で作用させず、SCPA-JP-00508への接触にあたっては、防護服を着用し、適切な技術文献を熟読してから行う必要があります。

SCPA-JP-00508は、DNA/RNAに吸収され、速やかに拡散する危険なオブジェクトであり、通常の消毒手順と比較して、完全に消毒するためには非常に困難です。 SCPA-JP-00508は、感染を引き起こすことができ、感染後の症状は重症化し、急速に広がる可能性があります。 SCPA-JP-00508と交差する現場で、環境中の任意のカビがSCPA-JP-00508を増殖・拡散することが警告されています。

繰り返し強調され、SCPA-JP-00508の被験体の扱いに関しては、不要なリスクを避け、より高度な防護方法を選択することを推奨します。 SCPA財団の規約に従い、SCPA-JP-00508に関連する研究を高度な注意深さをもって行い、SCPA財団によって承認されたすべての管理手順に従う必要があることを忘れないでください。

記録番号:
SCPA-JP-00508

報告者:
███████ 博士

承認者:
████████ 将軍