特別収容プロトコル:
SCPA-JP-00616は、どのような場合でも接触を控え、人員を遠ざけた上で、特別な高濃度UVランプを使用して永久的な照射を行う必要があります。
SCPA-JP-00616は限定的な範囲内でのみ存在が確認され、観測された地域は全て特定の危険度を有するため、管理下に保たれることが求められます。
SCPA-JP-00616が観測された地域については、警告看板や物理的な障壁によって人員や一般市民の入場を禁止する必要があります。SCPA-JP-00616との接触が必要な場合には、遠隔ロボットを使用することが推奨されています。
SCPA-JP-00616が増殖する可能性があるため、管理施設周辺の水位監視と、増殖の可能性がある清掃作業を備える必要があります。また、SCPA-JP-00616の存在については、周辺住民には完全に隠すようにしてください。

説明:
SCPA-JP-00616は、人類が認知した最古のミイラ化現象です。SCPA-JP-00616は目撃時の干燥した低温の環境においてのみ出現し、その存在が明確に確認されている地域は限定的な範囲内です。SCPA-JP-00616の存在は干燥している場所が好ましく、湿気や水はSCPA-JP-00616を死滅させる。SCPA-JP-00616の最も特徴的な所見は、一瞬にしてミイラ化状態へと変質する姿です。SCPA-JP-00616は、その採取可能な状態において厳格に保管され、詳細な分析が可能なまで、ある程度の状態で保管することが望ましい。

SCPA-JP-00616の主な危険性は、元いた場所がSCPA-JP-00616の特別な存在が認められるまで慎重に監視する必要があることです。若干の浸透を許容して、SCPA-JP-00616が増殖しないように注意を払う必要があります。SCPA-JP-00616への接触は、高濃度UVグレネード使用下のラボの特別部屋でのみ行うことが可能です。SCPA-JP-00616を識別できる技術が現在のところ存在しないため、その周辺を保護する人員またはロボットの負荷が高くなります。

SCPA-JP-00616は、活動に関しては何らかの確認ができていない。しかし、SCPA-JP-00616の存在に関連する謎については、多数報告があります。SCPA-JP-00616に触れたという人間の報告は、これまでに数回報告されています。1つの報告においては、生物学分析に基づく研究によって、SCPA-JP-00616に触れた人間が、ミイラのような姿態へと変貌することが示されていた。ただし、これらの報告のほとんどは、証言者の感覚や記憶の混乱により証明することができなかりました。

多種多様なミイラの形態がSCPA-JP-00616に保存されていることが報告されています。SCPA-JP-00616で発見された唯一の生物学的でない生命活動は、SCPA-JP-00616内の複数の小さな穴から持続的な軽度の謎の明かりが見られたことです。これまでの分析結果は、複数の専門家の研究により調査され、SCPA-JP-00616の基本的な構造について多数の知見が得られています。また、SCPA-JP-00616に接触する際には、特殊な化学技術の使用が求められる事実に加え、SCPA-JP-00616に触れた結果生じる風味の研究は、現在も続いています。SCPA-JP-00616の最も特徴的な要素は、保存されているミイラが人類の創造に関連した文化的特徴か、もしくはフィクション文学などといった幻想的な要素を持っている、ということにある。SCPA-JP-00616内に見つかったミイラは、古代エジプトやアンデス、ティワナクスル、ハラパ文明に由来する箱形石棺に入れられていた。SCPA-JP-00616から発見されたすべてのミイラが、火葬、動物供物付き、飲食水として保持されことが示された。これは、SCPA-JP-00616エリア内に、徹底的な宗教的要素があることを示唆しています。

SCPA-JP-00616は、これまでの報告書において、単純なミイラ加工技術だけでなく、超自然的な力が絡み合っていることがわかりました。SCPA-JP-00616によって抽出された成分の分析により、SCPA-JP-00616が他の形態のミイラに使用される化学物質といった潜在的な役割が改めて確認されています。さらに、SCPA-JP-00616に触れた人が発病する可能性があることも報告されており、SCPA-JP-00616から分離された細菌のような微生物がそれを引き起こすと考えられています。繰り返される環境因子と下地の臭い、繁殖力の高いかどうかなどから、 SCPA-JP-00616は活発に増殖する可能性が高いことが予想される。従って、SCPA-JP-00616の管理と安全性に対して、さらに注意深い監視が必要です。

補遺:

SCPA-JP-00616は、限られた参照元と数少ない報告によらず、その成分または物質は現在把握されていません。SCPA-JP-00616の増殖や危険が明らかになると、様々な方法で破壊するための試みが行われる可能性があります。このような理由から、SCPA-JP-00616の未知の特性に基づく影響の分析が継続的に行われることが求められます。

SCPA-JP-00616の存在に関連する報告書は、SCPA財団の公式データベースで確認することができます。SCPA-JP-00616に関する詳細情報が入手できた場合、直ちに報告を行い、SCPA財団内での関連する対応が実現できるようにする必要があります。

なお、SCPA-JP-00616を取り扱う作業に従事する研究員や技術者に対して、西アフリカのスワヒリ系技術言語についての知識を知ることは強く推奨されます。これにより、SCPA-JP-00616の成分および物質についての技術的な議論において、より正確な表現を加えることができます。

注意事項:
SCPA-JP-00616に関わる一切の扱いに対しては高い注意が必要です。SCPA-JP-00616が生じた水域では、危険性を伴う微生物が増大し、生命や物質に悪影響を及ぼし、周辺地域に広がる可能性があります。SCPA-JP-00616を保管するための適切な環境を提供するためには、ランプや温度調整装置等の設置作業が必要です。SCPA-JP-00616は防護装備着用後に取り扱うようにし、生身の皮膚や物質に接触しないようにしましょう。SCPA-JP-00616が脱落した場合には、速やかに汚染地帯から撤退する必要があります。また、管理者たちは密かにSCPA-JP-00616の支配を計画するなど、反社会的行為に手を染めることを禁止します。SCPA-JP-00616が適切に隔離された場所で安全に管理されることが、周辺に住む市民の安全を確保する上で重要となります。

記録番号:
SCPA-JP-00616

報告者:
SCPA-JP-00616の特別監視チーム
報告書の担当者: 研究員 [REDACTED]

承認者:
SCPA-JP-00616の特別監視チーム長官
承認書の担当者: 財団長 [REDACTED]