SCPA-JP-00250 報告書

アイテム番号: SCPA-JP-00250

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル:
SCPA-A-JP-00250は、収容中はオンライン上のSCPA Database上でのみアクセスを許可します。SCPA-A-JP-00250は、SCPA Foundation以外の人物がSCPA-A-JP-00250にアクセスや操作をすることを防ぐために、強力なファイアウォールで守られた保護システムにて常に監視することとします。

SCPA-A-JP-00250の保管場所は、日本国内であり、24時間警備員が常駐し、機密度のある市街地となっています。

SCPA-A-JP-00250の装置が無罪の人々に影響を与えないよう、周囲の環境は一定の温度・湿度・気圧に維持されることが必要です。SCPA-A-JP-00250の利用、または取り外しがある場合は、当該種類の行動を行うSCPA Foundation職員のみが行うことができます。

SCPA-A-JP-00250は、新たな効果が出現した場合や、増幅された効果により、専用の防護服を用いてから取り扱うことが必要なこととします。

説明:
SCPA-A-JP-00250は、「過去の影」として知られる機器であり、使用した人物の過去を偽造し、元々の過去の痕跡を消去することができます。また、偽造された過去は使用後の記憶に残り、使用者の周囲の人々も新しい過去を知っているようになります。

SCPA-A-JP-00250を使用した場合には、使用者の過去に関する記憶だけではなく、過去を様々な方法で示すもの（公文書、メディアの報道、写真など）を改ざんすることができます。改ざんは、使用者や周囲の人々以外にも過去を知っている人々の記憶からも消去されます。

SCPA-A-JP-00250を使用した過去の記憶は、SCPA-A-JP-00250の使用後そのまま残ります。また、使用前の過去の傷跡が消失するため、SCPA-A-JP-00250を使用した痕跡を見つけることは困難を極めます。

SCPA-A-JP-00250は、使用した人物が自己防衛のために使用を行っていたり、自分自身の過去を忌避している場合など、SCPA Foundationの業務に深く関係する人物が使用することが許可されるものの、一般使用を許可することはできません。

追加情報:
SCPA-A-JP-00250は、20██年に、某国の軍事目的で使用されていた偽造装置をSCPA Foundationが強制的に接収したものです。接収時には、各国の諜報機関がSCPA-A-JP-00250を手に入れようと大量のスパイを出していたことが観測されました。

SCPA FoundationによるSCPA-A-JP-00250の使用は、高度な立案とリスク管理が求められます。SCPA Foundationが十分な情報収集や調査、評価ができない場合は使用を禁止することがあります。

SCPA-A-JP-00250は、日本のSCPA Foundation本部にて管理されており、調査対象としてマークされている軍事機関、公認政党、財閥などの前に隠蔽され、安全に保全されています。

SCPA-A-JP-00250の利用は、収容と職員の教育、計画的かつ合法的な利用を含むプロトコル最適化プログラムの下、最小限の偏見と公平性を重視して完了され、目的に従うために確認された範囲内でのみ使用を認めることができます。

参照文献:

• Incident Report SCPA-A-JP-00250
• Experiment Log SCPA-A-JP-00250

機密度のレベル:
Top Secret

注意事項:
SCPA-A-JP-00250の使用には、事前に高度な立案と計画、承認とシステムによる厳密な監視が必要です。また、SCPA Foundationの正当な利用による使用に限定されていることに留意してください。SCPA-A-JP-00250が外部に漏れることは極めて危険であり、SCPA FoundationはSCPA-A-JP-00250を保持し、監視することが必要であるとします。

記録番号:
Incident Report SCPA-A-JP-00250

報告者:
█████ ██████、SCPA-A-JP-00250の収容担当者

承認者:
Dr. ██████████、SCPA-A-JP-00250の担当教育者