特別収容プロトコル:
SCPA-JP-01293は財団施設内の一角に独立した空間を創設し、入口を常に施錠した状態とし、施錠は権限レベル4以上の者のみが解除できるようにすること。SCPA-JP-01293へのアクセスは完全に禁止され、施設内においてSCPA-JP-01293の存在を示す看板や表示物を一切設置しないように指示される。SCPA-JP-01293を発見した場合、直ちに警備員に通報し、非常プロトコルX-893を実行すること。SCPA-JP-01293内に迷い込んだ者は決して追跡を試みず、その目撃情報の収集、分析のために研究員に報告を行うこと。SCPA-JP-01293の影響下にある者には、洗脳除去手順を行うことが求められる。

説明:
SCPA-JP-01293は一見すると普通の公共トイレのように見えるが、特異な異次元現象を引き起こす異常な存在です。SCPA-JP-01293に入った者は、通常のトイレ空間から抜け出せなくなり、異次元空間内をさまようとする。被験体の報告によると、SCPA-JP-01293内部は常に同じレイアウトやデザインであり、出口に到達しても元の世界に戻れないことが観察されています。異次元空間内では、時間の経過が不定であり、数分か数時間のつもりが実際には数日経過していることが多い。更に、SCPA-JP-01293内での空間感覚や音響効果により、被験体は深刻な幻覚や錯覚を経験することがあります。
SCPA-JP-01293による影響下にある者は、精神的混乱や記憶の喪失、あるいは異常な運動能力の変化を示すことがあり、洗脳除去手順を要する恐れがあります。SCPA-JP-01293の異常性はまだ完全に理解されておらず、詳細な調査や研究が求められています。SCPA-JP-01293からの脱出は非常に困難であり、被験体の安全性を確保するためには慎重かつ迅速な対応が必要とされる。

SCPA-JP-01293は過去に複数の被験体によって研究および観察が行われてきた。報告によれば、SCPA-JP-01293に入った被験体の多くが恐怖や錯乱状態に陥り、異次元空間内での長時間の滞在により精神的な健康に重大な影響を受ける可能性があることが示唆されています。異次元トイレの現象に関する研究チームは、被験体の心理状態や幻覚の内容について詳細な分析を行い、SCPA-JP-01293が被験体のサイコロジカルな影響をどのように引き起こすのかを解明するために努めています。
さらに、SCPA-JP-01293内に閉じ込められた被験体の中には、意識が共有される異次元によって生じる特異な効果に注目されています。この現象はまだ十分に研究されておらず、異次元空間がどのようにして被験体の意識を操作するのかに関する謎が残っています。研究チームは、SCPA-JP-01293を介した異次元コミュニケーションのメカニズムを理解し、これを利用して異次元現象の抑制や制御を試みています。
SCPA-JP-01293の異常性とその持つ潜在的なリスクに関する調査は今後も継続される予定であり、財団はこの異次元トイレからの脱出方法や影響の最小化に向けてさらなる対策を検討しています。SCPA-JP-01293は過去に複数のエピソードが報告されており、その異常性を裏付ける事例がいくつか存在する。特に、SCPA-JP-01293に閉じ込められた一人の被験体が突然姿を消し、複数の報告によると彼女はSCPA-JP-01293内で発見された手書きのメモに「異次元に引きずり込まれています。もう元の世界に戻れません。助けてください。」と記されたメッセージを残していたという。この出来事は研究員たちに大きな衝撃を与え、SCPA-JP-01293が持つ異次元空間との接触機能による影響の深刻さを再認識させた。
さらに、SCPA-JP-01293は迷宮のような構造を持つことが観察されており、内部の道路や部屋の配置が何度入っても変わらないという特異な現象が報告されています。また、SCPA-JP-01293は謎の声や足音が聞こえることもあり、これらの音は被験体の精神に影響を与える可能性があると考えられています。このような現象は、SCPA-JP-01293が単なる異次元空間ではなく、何らかの知的存在や意図を持つ異常な存在である可能性を示唆しています。
将来の研究においては、SCPA-JP-01293の内部構造や異次元空間の性質についてのさらなる探査が必要とされており、SCPA-JP-01293が持つ異次元トイレとしての特異性についての理解を深めるための試験や観察が継続される予定です。SCPA-JP-01293は依然として未解明の謎に満ちた存在であり、その秘密を解き明かすための努力が続けられています。

補遺:
SCPA-JP-01293の研究チームは最近、異次元トイレから発せられる特異なエネルギー信号を検知しました。このエネルギー信号には、未知の周波数パターンや複雑な暗号化が施されており、我々の理解を超える技術が用いられている可能性があります。研究チームは現在、エネルギー信号の解読および解析を試みていますが、その過程で新たな異常現象や情報が浮かび上がるかもしれません。
SCPA-JP-01293の異常性が徐々に拡大している可能性を考慮し、追加の安全対策が検討されています。今後の研究では、SCPA-JP-01293との相互作用やその異次元特性に焦点を当て、リスク管理および適切な収容プロトコルの再評価が行われる見込みです。SCPA-JP-01293が示す新たな異常パターンや影響についての情報は、継続的に更新された報告書や記録に反映されることとなります。今後の展開にご期待ください。

注意事項:
SCPA-JP-01293に近づかないように厳重に注意すること。SCPA-JP-01293内に入らないようにし、発見した場合はすぐに警備員や上級職員に報告すること。SCPA-JP-01293内部に入ってしまった際には冷静さを保ち、追跡を試みず待機すること。SCPA-JP-01293の影響下にある者には近づかず、専門の精神科医師や洗脳除去チームに対応を依頼すること。SCPA-JP-01293は不可解な異次元空間を持つアノマリーであり、慎重な取り扱いが必要とされるため、全施設員はその危険性を理解し、遵守すること。

記録番号:
SCPA-JP-01293

報告者:
研究員 山田太郎

承認者:
Site-██管理責任者 田中花子