特別収容プロトコル:
SCPA-01137は、収容室内の展示ケースに保管される必要があります。展示ケースは強化ガラスで覆われ、施錠された状態を維持する必要があります。SCPA-01137への接触は許可されず、研究または観察を行う際には遠隔操作を使用してください。SCPA-01137の展示ケースは24時間監視カメラで監視され、異常な活動が検知された場合には即座に安全担当者に通報するようにしてください。SCPA-01137の収容室のアクセスは、3段階の認証手続きを経てのみ許可されます。

説明:
SCPA-JP-01137は、通常の猫の形状を模した小さな人形であり、顔には絶えず笑顔が浮かべられています。人形はピンク色の綿布でできており、手縫いで細かいディテールまで表現されています。額部分には赤いハートのマークが施され、人形全体には"みんなに"幸せ"をお届け！　ニコニコ猫ちゃん人形♥️　世界ニコニコ協会™"というタグが付けられています。

SCPA-JP-01137を直視した者は、強制的に笑顔を浮かべ、心情によらず無理矢理に幸福感を感じるようになります。この効果は直視を続けた限り持続し、人形から視線を外すと元の感情状態に戻ります。人形の効果は距離に制限はなく、写真や映像を通じても同様の影響が及ぶことが確認されています。

SCPA-JP-01137を所持した者は、極端な幸福感により日常生活に支障を来す可能性があります。そのため、SCPA-01137への接触は避け、遠隔操作での研究が推奨されています。SCPA-JP-01137の効果は謎に包まれた"世界ニコニコ協会™"の存在とも関連しており、人形の元の目的や製作者についての情報は現在でも不明瞭なままです。

追加情報:
SCPA-JP-01137の効果は、被験者の感情に直接干渉し、幸福感を引き起こすという面で特異です。この効果は一部の被験者には中毒のような症状を引き起こし、人形から離れることを拒否する場合があります。これにより、SCPA-JP-01137は人々の行動や日常生活に混乱をもたらす可能性があります。

また、SCPA-JP-01137はあらゆる言語圏や文化圏において同様の効果を示すことが確認されています。さらに、人形から発せられる幸福感は個人の過去の経験や感情状態に関わらず一律であり、異常なまでのポジティブな感情を引き起こす点が特筆されます。

研究チームはSCPA-JP-01137が何らかの形で感情を操作するメカニズムを解明するために努力していますが、現在のところ人形の内部構造や材料の特異性については十分な理解が得られていません。このため、SCPA-JP-01137が持つ異常な効果を完全に抑制または解除する手段の開発が困難である状況が続いています。追加情報:
SCPA-JP-01137の研究において、人形が放つ幸福感の効果が一部の人々にとっては依存性を持つ可能性があることが明らかになっています。一部の研究員や職員がSCPA-JP-01137の収容室を訪れ、人形を見つめることで短期的な快楽を得ようとする傾向が見られています。この依存性の影響下にある個体は、収容プロトコルに違反し、人形に過度に接触しようとする可能性があるため、注意が必要です。

さらに、SCPA-JP-01137が放つ幸福感には一種の幻覚効果があることが報告されています。被験者は人形を直視した際に現実世界がより華やかで楽しいものに見えると述べており、一部の者は人形の周囲に幻想的な輝きや色彩の変化を感じると報告しています。この幻覚効果はSCPA-JP-01137の影響範囲内にいる限り持続し、人形から目を離すと急速に消失するという特性が確認されています。

SCPA-JP-01137の持つ謎めいた効果や影響範囲についての研究は今後も継続される予定であり、安全性と倫理的側面を踏まえた適切な管理が重要視されています。

補遺:
SCPA-JP-01137の研究中に、人形との接触によって幸福感を得る一方で、何らかの条件下で人形から発せられる異常な力によって不可解な現象が引き起こされる可能性についての懸念が生じています。過去の報告書において、SCPA-JP-01137の影響下にある者が極端な幸福感に浸りすぎることで周囲の現実感覚が歪められ、他者や物体に対する行動が異常なほど積極的になるというケースが複数報告されています。

このような事象の発生により、SCPA-JP-01137の影響が極端化することで安全性が脅かされる可能性が考えられます。研究チームは今後、このような異常現象が発生した際の対処法や予防策についてさらなる検討を行う予定です。また、SCPA-JP-01137の影響が及ぼす可能性のある未知の影響を洗練させるため、詳細な実験と観察が必要であることが強調されています。

注意事項:
SCPA-JP-01137に接触する際には、直視を避けるようにしてください。人形の効果により極端な幸福感を経験し、現実世界での日常生活に支障を来す可能性があります。SCPA-01137に対する研究や観察は遠隔操作を利用することを推奨します。SCPA-01137を保管している展示ケースを開ける際には、必ず3段階の認証手続きを厳守してください。人形から視線を外した際には、元の感情状態に戻るまで注意を怠らないようにしてください。

記録番号:
SCPA-JP-01137

報告者:
あ

承認者:
Site-81長官 此花亭