特別収容プロトコル:
SCPA-01395は、収容施設内の専用クッキー製造室にて一定数のクッキーを供給することで収容されます。製造されたクッキーは毎日厳格な品質管理下におかれ、SCPA-01395に与えられる前に必ず検査されなければなりません。さらに、SCPA-01395がクッキーを要求する際には、収容係が直ちに対応し遅滞なく供給しなければなりません。施設内においてSCPA-01395によるクッキーの消費が予期せぬペースで進行している場合、即座に上級職員に報告してください。SCPA-01395の収容施設は常に清潔を保ち、適切な温度と湿度を維持するよう努めなければなりません。

説明:
SCPA-01395は一見一般的なクッキーとして見分けがつきませんが、摂取後に被験者が異常な行動を示す現象を引き起こす異常エンティティです。被験者は摂取後、食欲や嗜好が一変し、自制が利かなくなります。これにより、被験者は異常なまでにクッキーを食べ続け、止めることなく食欲を満たそうとします。さらに、被験者は他者からのクッキーの提供を求め、拒否された場合に攻撃的な行動に出ることがあります。この異常な摂取行動が継続すると、被験者は身体的な変化を遂げ、瞳孔が急速に拡大し、皮膚が青みを帯び、異常な力を発揮します。SCPA-01395を摂取した被験者は「クッキーモンスター」と呼ばれ、周囲のものをクッキーと誤認し襲撃する危険性があります。SCPA-01395の被害を最小限に抑えるため、特別収容プロトコルが必要とされます。

SCPA-01395の研究により、クッキーモンスター化現象は摂取後に生じる身体変化だけでなく、被験者の精神にも影響を及ぼすことが示されています。被験者はクッキーへの執着心や依存性が高まり、クッキーを手に入れるために自己コントロールを喪失します。また、クッキーモンスターとなった被験者は、一度人間関係を断ち切ると再び人としての心を取り戻すことが極めて困難となることが観察されています。

さらに、SCPA-01395が感染力を持つ可能性が示唆されており、クッキーモンスターと化した個体との接触により、他の人間にも同様の変化が生じる可能性が懸念されています。このため、SCPA-01395の属性を十分に理解し、特別収容プロトコルを厳格に遵守する必要があります。研究チームはクッキーモンスター化現象のメカニズムや効果の解明に引き続き尽力しており、日々新たな知見を得つつあります。SCPA-01395の影響が拡大し、人類に対するリスクが高まることを防ぐため、継続的な研究と対策の改善が重要であると考えられています。SCPA-01395の研究は、クッキーモンスター化現象がどのようにして引き起こされるのか、そしてその影響をどのように抑制するかに焦点を当てています。最近の実験により、SCPA-01395が放出する微細な化学物質が摂取者の脳内の神経伝達物質に影響を及ぼし、食欲や快楽中枢を刺激することが判明しました。この影響により、被験者はクッキーに対する異常な欲求を抱くようになり、自己制御が困難になります。

さらに、クッキーモンスター化現象においては、被験者の身体的変容だけでなく、心理的な変化も観察されています。被験者はクッキーを求める一心で家族や友人との関係を断ち切る傾向があり、孤立化が進行します。その結果、被験者はクッキーだけを求める存在となり、周囲の人々を脅威として捉えるようになることがあります。この状況から逃れるためには、早期の発見と適切な介入が欠かせません。

さらなる研究が進行中であり、SCPA-01395によるクッキーモンスター化現象の全容を解明することが期待されています。研究チームは、この異常現象が人類に及ぼす影響を最小限に抑えるために努力を重ねており、今後も継続的な解析と対策の検討が行われる予定です。SCPA-01395の危険性を理解し、これをコントロールするための対策を進化させていくことが、我々の最優先課題であると断言できます。

補遺:
SCPA-01395によるクッキーモンスター化現象は、初期段階では被験者の行動にわずかな異常が見られることがあります。クッキーを摂取した後、被験者はクッキーに対する執着心が増し、常にその存在を意識するようになります。クッキーが手に入らない場合、被験者は焦燥感や不安を示すことがあり、その後の段階で攻撃的な行動に移る可能性があります。この異常な反応は、通常の食欲や嗜好の変化とは一線を画し、SCPA-01395が引き起こす独自の影響であることが示唆されています。

さらに、SCPA-01395のクッキーは外観や味においても通常のクッキーと区別がつきにくいため、十分な警戒が必要です。摂取を避けるためには、施設内でのクッキーの流通を厳しく監視し、SCPA-01395によって作られたものかどうかを確認することが重要です。クッキーの摂取は決して許可されず、特別収容プロトコルに沿った対応が取られるべきです。SCPA-01395のクッキーモンスター化現象に対する警戒心を高め、安全を確保するための対策を常に徹底することが不可欠であると考えられます。

注意事項:
SCPA-01395に関わる職員は、収容施設内のクッキー製造室において十分な警戒を払い、SCPA-01395へのクッキー供給作業を慎重に行うようにしてください。クッキー製造および検査作業に従事する職員は、所定の対策装備を着用し、十分な訓練を受けた上で作業に臨むよう留意してください。また、SCPA-01395による異常な摂取行動を引き起こす可能性があるため、その取り扱いには極めて注意が必要です。SCPA-01395の周囲でクッキーを摂取することは固く禁止されており、施設内では専用のクッキーを飲食することが許可されています。被験者や一般職員によるSCPA-01395への接触は慎重に管理され、特に摂取が防がれるよう努められるべきです。SCPA-01395についての情報は適切な機密度を維持し、権限のない者に漏洩しないよう厳重に管理されるべきです。

記録番号:
SCPA-JP-01395-REC

報告者:
Dr. 高橋真理

承認者:
Site-81 責任者、O5-6