特別収容プロトコル:
SCPA-JP-00901「平ら」は、標準的な倉庫の収容セルに保管されます。セル内部には特別製作された無窓の箱型コンテナが設置され、平らを収める際は適切な絶縁材によってコンテナ内を充填してください。平らの保管場所は常時監視カメラで監視され、入口は二重扉構造となっており、24時間体制で警備員が配置されます。SCPA-JP-00901の管理と取り扱いに関わる作業は、承認された財団職員のみが行うよう厳に管理してください。

説明:
SCPA-JP-00901、「平ら」は、外見上は平凡な男性でありながら、非常に異常な性質を持つ存在です。平らは何らかの表面に完全に平らになることができ、その過程では身体の形状や輪郭が消失し、平面化された状態を保持します。この変態は平らの意志によって制御され、平らは自在に平面状態と元の人間の姿とを切り替えることができます。

平らが平面状態になると、触れた表面に対して強い粘着力を示し、その表面上で滑らず動かない特異な特性が現れます。また、平面状態の平らは異常なほど薄く、実体がほとんど存在しないかのように見えますが、触れた際には確かな質感を持ちます。平面状態にある平らは、通常の物理的障壁をすり抜けたり、密閉された空間に侵入することが可能です。

この異常性質により、平らは情報収集や盗聴、あるいは機密情報の窃取などさまざまな活動に利用される可能性があります。しかし、その異常が制御を失った場合、平面状態の平らが解除不可能な障壁や物体に取り残されると、緊急事態が発生するおそれがあります。SCPA-JP-00901の特異性に注意を払い、慎重かつ適切な管理が必要です。

追加情報:
SCPA-JP-00901、「平ら」は、その異常な性質により様々な局面で活用される可能性がありますが、それと同時に大きなリスクを孕む存在でもあります。平らが平面化する際には、周囲からの視認が不可能となるため、不測の事態が発生した際には素早い対応が求められます。

また、平らが平面状態で物体の表面に固定されると、その物体が運搬されたり移動されるときに平らも同時に移動するという現象が確認されています。このことから、平らをコントロール下に置く際には、特に移動や運搬の際には慎重な計画が必要とされます。また、平らの安全性を確保するために、平面状態での取り扱いに関する訓練が定期的に行われるべきです。

さらに、平らは自己意識を持ち、情報収集や目的達成のために様々な行動を取る可能性があります。そのため、常に平らの行動を監視し、不審な行動が確認された場合には速やかに報告することが重要です。加えて、平らの精神状態や意図を把握することで、適切な対応を取ることができるでしょう。

SCPA-JP-00901「平ら」は、その特異な性質を持つ存在として、積極的な研究と管理が求められるSCPAであり、慎重な取り扱いが不可欠です。追加情報:
SCPA-JP-00901「平ら」に関するさらなる研究および観察により、平らがその異常性を用いて様々な形態に変化することが確認されています。平らは平面状態であるだけでなく、曲がることや折り曲げられることも可能であり、特定の条件下では複雑な形状を模倣することもできることが判明しました。この能力は、平面状態の平らが特定の目的や状況に適応するために利用される可能性を示唆しています。

さらに、平らが異常性を持つだけでなく、他の生命体や物体との相互作用に関する興味深い特性も観察されています。例えば、平面状態の平らが他の生命体に接触した場合、その生命体の一部分が平らに取り込まれるという現象が発生することがあります。このような現象は、平らの異常が単純な形状変化にとどまらず、物質やエネルギーの移動にも影響を及ぼす可能性があることを示しています。

さらに、平らの平面状態は周囲の環境や温度、圧力などの外部要因に影響を受けることが観察されています。これにより、平らの特性が変動する可能性があり、安定した管理と取り扱いが求められることが明らかとなりました。今後の研究により、平らの異常性質の理解を深めるとともに、その安全性を確保するための対策の構築が不可欠であることが示唆されています。

補遺:
SCPA-JP-00901「平ら」は、研究の過程でその異常性質についてさらなる理解と制御の試みが行われています。平らは従来の人間とは異なる形態を持ち、その特異な能力を利用することで様々な用途に応用可能性が見出されていますが、同時にその危険性や不確定要素も排除することが重要です。

最近の研究では、平らが自発的に平面状態に移行する条件や、その移行の維持に関する要因についてより詳細に調査が進められています。この情報を元に、平らの行動や異常性をより効果的に管理するための新たなプロトコルや対応策が検討されています。さらに、平らを利用した情報収集や隠密行動において、その機動性や偽装能力を活かす方法が模索されています。

今後もSCPA-JP-00901「平ら」に関する研究は継続され、その異常性質や応用可能性についての理解が深められることが期待されています。安全性を保ちながら、平らの特性を最大限に活かすための研究と管理が継続されることで、SCPA-JP-00901の適切な取り扱いと活用が実現されることが望まれます。

注意事項:
SCPA-JP-00901「平ら」の取り扱いに際しては、平面化能力による機密情報の漏洩や施設への不正侵入のリスクを認識し、適切な監視と保護を行うよう、常に注意してください。平面状態への過度な切り替えや制御不能な状態への陥落を防ぐため、作業や実験においては慎重かつ緻密な計画を立て、遂行してください。また、SCPA-JP-00901の特性を理解していない者に対しては、適切な訓練と情報の開示を行い、誤った取り扱いや対応が起こらないように注意してください。

記録番号:
SCPA-JP-00901

報告者:
あ

承認者:
Site-81 長官 Dr. ███████