SCPA-JA-00173 報告書

アイテム番号: SCPA-JA-00173

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル:
SCPAの収容場所は、常に解体可能で容易に移動できる状態を保つこと。SCPA-00173曰く「ラスタシティー」と自称する異世界のガウディウム都市が建築されることのないように地盤の調査を行い、必要ならば防御用地盤の設置を行うこと。SCPA-00173が発見された時間帯に建造物の設置や撤去を行うこと。SCPA-00173を観察するため、単層構造の円形移動式観測装置をSCPA-00173-OW(核)の周辺直径5km以内に一つ配置すること。SCPA-00173の大規模出現を確認された場合、避難プロトコルエピソード00173-Omega Sylphidを実施すること。SCPA-00173が損傷や異常を起こす場合、移送を行う前に強制解体を実施することができる機器の設置をすること。

説明:
SCPA-00173は、異世界に存在するとされるガウディウム都市です。ランダムに現れるこの都市は解体不可能であり、一般的な建物とは全く異なる構造や大きさを有しています。都市内には、非常に美しいオブジェクト群が位置していて美術品のようで、最大のものでは高さが50mを超えています。この都市の出現は突然起こり、特に規則性は観測されていない。SCPA-00173の外観は変化が多く、噴水を中心にする円形のマスコットや二つの円筒状の建物、***などが出現する。
大量の「シルフィード」（SCPA-00173-OW(核)）、「ファーブル」、「ミツボシ」などの生物が存在し、この都市に関わるSCPAは大きく区分できる。
SCPA-00173の異世界からの来訪が単なる現象でなく、どこかの場所で実際に建造されたものであると主張する者たちが存在する。

追加情報:
SCPA-00173とSCPA-00173-OW(核)は強い結びつきがあり、SCPA-00173-OW(核)がいない場合、SCPA-00173は消失する。SCPA-00173の外観の変化と密接に関連して、都市から発生する空気中の微粒子数の変化もおおよその変化率に伴う変化を見せることが確認された。
SCPA-00173-OW(核)はSCPA-00173の中心に常に存在しており、その形状は常にシルフィードの影響・影響を受ける。SCPA-00173-OW(核)はSCPA-00173が発生した時期の追跡を試みることができるが、SCPA-00173が表示される位置を正確に計算することはできないことが特徴です。

参照文献:

• 【SCPA-00173】【SCPA-00173-OW(核)エピソード00173-Omegaシルフィド】
• 【SCPA-00173】【SCPA-00173-OW(核)エピソード00173-Omegaシルフィド 附属レコード】
• 【SCPA-00173】【評価評議会推薦承認SCPA-00173評価評議会初の合意】

機密度のレベル:
Level 3

注意事項:
SCPA-00173の常時観察が義務づけられているため、適切な調査全体による管理を行うよう研究員に完全に認識させることが求められる。

記録番号:
Incident Report 00173-E-1

報告者:
SCPA-00173担当のウィリアム・ジョンスン博士

承認者:
SCPA-00173観察管理部のヴィクター・カー博士