特別収容プロトコル:
SCPA-JP-01140は、24時間体制で監視される必要があります。SCPA-JP-01140の収容室は、厚さ20cm以上の特殊合金製の壁に囲まれており、かつ隔壁内には音響遮断材が使用されています。SCPA-JP-01140の収容室内の温度は常時0℃を維持し、湿度は40%以下とする必要があります。SCPA-JP-01140の収容室は、非常時に備えて最寄りのDクラス職員を待機させておく必要があります。SCPA-JP-01140の受信能力を完全にブロックするため、収容室内には電子機器の持ち込みが一切禁止されています。

説明:
SCPA-JP-01140は、通常の記述や記憶から完全に忘れ去られた存在です。SCPA-JP-01140に関する記録が書かれた文書や記憶が存在しても、その情報は時間の経過とともに人々の意識から自然に消えてしまいます。SCPA-JP-01140についての議論や調査が行われても、その結果や成果は長くは覚えられず、記憶から消失します。

SCPA-JP-01140の恐るべき特性は、他の被験体や研究者、さらには設備すらも含めて、関連するすべての情報を包括的に忘れ去らせる点にあります。これにより、SCPA-JP-01140に関わる過去の実験記録や報告書、収容プロトコルなどが存在している可能性がありますが、その情報はいかなる手段を用いても確認できないため、SCPA-JP-01140の正確な性質や起源に関する多くの謎が残されています。

SCPA-JP-01140が引き起こす影響は計り知れず、この忘却の力が人々の心や記憶に及ぼす影響は深刻です。SCPA-JP-01140に関する情報が記録された記録媒体や電子データすらも、SCPA-JP-01140の影響下にある場合は、その情報は時間の経過とともに化石化し、忘却の彼方へと消えていきます。SCPA-JP-01140は、知識の崇拝者や研究者たちにとっては極めて恐るべき存在であり、その存在自体がまるで存在しなかったかのように人々の記憶から消失してしまう、完全に忘却された存在として知られています。

追加情報:
SCPA-JP-01140の影響は、一度その存在に接触した者たちにも現れます。SCPA-JP-01140に触れたり、その存在についての情報を知ることで、記憶の混乱や記憶喪失の症状が現れることが報告されています。さらに、SCPA-JP-01140からの影響を受けると、その者の周囲の人々も徐々にSCPA-JP-01140に関する情報の記憶を失ってしまいます。この現象は、SCPA-JP-01140にまつわる情報が人々の間で広まることを防ぐために、SCPA-JP-01140自体によって制御されているように見えます。

SCPA-JP-01140の起源やその性質についての研究は困難を極めます。なぜSCPA-JP-01140が忘却の力を持ち、その影響を及ぼすのかについては未だ解明されていません。さらに、SCPA-JP-01140に関する情報を保存しようとする試みはすべて失敗に終わっており、SCPA-JP-01140の存在に関する記録が永続することは困難であると考えられています。

SCPA-JP-01140を研究するための特殊な装置やプロトコルの開発も行われていますが、SCPA-JP-01140の忘却の力によってその成果は限定されています。研究者たちはSCPA-JP-01140の性質をよりよく理解し、その存在の謎を解き明かすために日々の努力を続けていますが、SCPA-JP-01140がもたらす忘却の網羅は彼らの努力を阻む壁としてそびえ立っています。SCPA-JP-01140は、我々の知識や記憶の限界を示す存在であり、その存在自体が忘却の彼方へと消えていくことが運命とされています。追加情報:
SCPA-JP-01140の影響は、単に知識や情報にとどまらず、個人のアイデンティティや自己認識にも影響を及ぼすことが報告されています。SCPA-JP-01140に関連する情報に触れた個人は、自分自身の過去や身元についての記憶が曖昧になるなどの異常な現象を経験する可能性があります。一部の被験者は、SCPA-JP-01140の存在によって自己のアイデンティティが曖昧になり、自己認識に混乱を来すという深刻な影響を受けました。

さらに、SCPA-JP-01140に関する情報が広まると、その存在を知る者たちの間で不可解な偶発的な出来事や記憶の欠落が報告されています。これにより、SCPA-JP-01140の存在は、単なる記憶の忘却にとどまらず、現実そのものに対する知覚や認識をひねり曲げ、混乱させる恐るべき効果をもたらすことが示唆されています。

SCPA-JP-01140に由来するこの忘却の網羅は、我々の理解や記憶の限界を超える力を持っていると考えられています。SCPA-JP-01140との接触やその存在についての情報を取り扱う際には、極めて慎重で慎重なアプローチが求められます。SCPA-JP-01140の性質を理解し、その影響を最小限に抑える方法についての研究が今後も継続される予定ですが、SCPA-JP-01140がもたらす完全なる忘却の力は、我々の知識や理解の限界に挑戦し続ける存在として、永遠にその謎を抱え続けることでしょう。

補遺:
SCPA-JP-01140に関する最新の研究によると、SCPA-JP-01140が引き起こす忘却の現象は、時間の経過とともにより強力になる傾向があることが明らかになりました。過去の記録や報告によれば、SCPA-JP-01140に触れた個人たちの記憶の喪失が加速する傾向が見られ、その忘却の力がさらに強化されることが確認されています。

さらに、SCPA-JP-01140によって引き起こされた記憶の喪失は、一部の研究者たちによって「忘却の痕跡」と呼ばれる現象が発見されています。忘却の痕跡とは、SCPA-JP-01140の存在や影響を記憶から消し去ることができない、微細な痕跡や症状のことを指し、SCPA-JP-01140との接触やその情報に触れた者たちに残る痕跡とされています。

今後の研究では、SCPA-JP-01140による忘却の網羅の現象に対する防御策や対処法の開発が焦点となる予定です。SCPA-JP-01140が持つ忘却の力に挑戦し、その影響を最小限に抑えるための手段を模索することが、SCPA-JP-01140による混乱や被害を最小化するために不可欠であるとされています。SCPA-JP-01140にまつわる謎と恐怖を解き明かすための努力は今後も継続されることでしょう。

注意事項:
SCPA-JP-01140に接近する際は、記憶の喪失や混乱を避けるため、適切な防護装備を着用し、最小限の情報のみを伝達してください。SCPA-JP-01140に関する会話や記録は、最小限に留め、詳細な情報の収集や記録は慎重に行う必要があります。SCPA-JP-01140の存在や性質に関する情報は、極秘扱いとし、不要な知識の拡散を防ぐために、必要な人員にのみ開示してください。SCPA-JP-01140に関わる実験や研究は、慎重に計画し、十分なリスク評価を行った上で実施するよう注意してください。SCPA-JP-01140の影響を受ける可能性がある情報や資料は、適切な保管施設に保管し、アクセスを厳重に制限してください。

記録番号:
SCPA-JP-01140

報告者:
Dr. ██████

承認者:
Site Director █████