特別収容プロトコル:
SCPA-JP-01331は、常温で湿度が50%から60%の環境下で保管されます。SCPA-01331は2週間に1度、周囲の環境を清掃することで収容状態を維持する必要があります。SCPA-01331に触れる際は、必ず手袋を着用して作業を行ってください。SCPA-01331が不審な挙動を見せた場合は、直ちに上級職員に報告し、適切な対処を行ってください。SCPA-01331の収容室には24時間体制で監視カメラを設置し、常に状態を把握するようにしてください。

説明:
SCPA-JP-01331は、一見すると普通のドアのように見えるが、特殊な性質を持つ異常物体です。SCPA-01331に関する最も著しい特性は、ドアを通る者がSCPA-01331によって選ばれ、その後一度も戻ってくることがない点です。SCPA-01331をくぐった者は、見たい場所や目的地を口に出すことなくそのドアをくぐり、その後行方不明となる。他の被験者や監視チームによる追跡調査も一切通じず、SCPA-01331をくぐった者の消息は完全に途絶える。

SCPA-01331は異常な現象やエネルギー放射を示すことはないが、その扉をくぐった者が何故行方不明になるのか、あるいはどこへと消えてしまうのかについての理由は明確には解明されていない。SCPA-01331をくぐるときに特別なプロセスや手順が必要ないため、簡単にアクセスできる可能性があり、これによりSCPA-01331の危険性が増大する可能性があります。

SCPA-01331が持つ不可解な力によって失われた者たちの行方や彼らがどのような状態にあるのか、その真相を解明するための調査や研究が今後も継続される予定です。SCPA-01331は慎重に管理され、その性質が引き続き研究されるよう努められるべきです。

SCPA-01331に関する追加情報によれば、過去の記録や目撃証言から、SCPA-01331をくぐった者が証言する状況や体験には共通点が見られるという。多くの被験者は、SCPA-01331をくぐった後に「無の中」や「終わりのない暗闇」にいるようだと表現しています。他にも、いくつかの報告では、SCPA-01331を通過した者が「知覚の喪失」という言葉でその経験を描写していることが観察されています。

また、SCPA-01331が示す異常的な性質により、周囲で徐々に異常な事象や行動が生じるという報告もある。SCPA-01331に近づくと不気味な影や声が聞こえる、周囲の物体が動き出す、あるいは記憶が曖昧になるなど、さまざまな現象が観測されています。これらの異常事象はSCPA-01331の周囲にいる者たちに対しても影響を及ぼすことが確認されており、適切な警戒が求められる。

さらに、SCPA-01331をくぐった者が何らかの形で帰還した報告は一切ないことが確認されています。これまでに行方不明となった被験者たちの捜索が続けられているが、彼らの帰還や発見には至っていない。SCPA-01331が持つ謎の力は、これからも深く探求されるべき未知の領域であるとされています。SCPA-01331に関するさらなる追加情報によれば、最近の研究においてSCPA-01331周辺で検出された異常なエネルギーの存在が示唆されています。このエネルギーは通常の電磁波や放射線とは異なる性質を持ち、「虚無エネルギー」として分類されています。SCPA-01331近辺の空間には、この虚無エネルギーが漂っており、それがSCPA-01331の異常性を引き起こしている可能性が高いと考えられています。

さらに、SCPA-01331に関わる被験者たちの精神状態についての研究も行われています。過去の収容実験に参加した者の中には、SCPA-01331をくぐった後に幻覚や記憶の混乱、不安感などの症状を訴える者が多数報告されており、その影響が長期化している例も見られる。SCPA-01331は単なる物理的な異常だけでなく、精神的な影響も及ぼす可能性があることから、収容と研究がより慎重に行われるようになっています。

さらに、SCPA-01331の周囲には時間の流れが不規則に歪んでいるという報告もある。SCPA-01331の収容室内での時間経過が外部と異なる速度で進行したり、一時的な時間のループが発生したりする現象が観測されています。この時間の歪みがSCPA-01331の正体や起源に関連している可能性も示唆されており、今後の研究でその真相が解明されることが期待されています。

補遺:
最近の実験により、SCPA-01331の周囲での異常現象が増加していることが確認された。SCPA-01331をくぐった者の数が増えるにつれて、収容施設内での物体の霊的にインプリンティングされる回数が増加し、その結果、収容施設内での超常現象が増加しています。これにより、SCPA-01331の収容はより困難になっており、対処が急務となっています。

さらに、SCPA-01331をくぐった被験者たちが報告している「無の中」や「終わりのない暗闇」といった状況は、一部の者がSCPA-01331をくぐった後に強い精神的苦痛を経験していることを示唆しています。これらの現象に対する目撃証言や被験者の精神状態について、心理学者やカウンセラーとの協力が求められています。

さらなる研究と監視が必要であると共に、SCPA-01331の収容プロトコルの変更や、関連する情報の厳重な管理が今後の課題となる。SCPA-01331の持つ異常性とその影響を最小限に抑えるために、SCPA財団は引き続き精密な調査と対応策の策定に取り組むこととなる。

注意事項:
SCPA-01331の近くでは、無断でその扉をくぐらないよう厳に注意してください。SCPA-01331によって選ばれた者の行方は不明であり、その扉をくぐった者は二度と姿を見せないことが観察されています。SCPA-01331が持つ異常な力によって発生する影響を防ぐため、慎重かつ注意深く取り扱うことが求められます。SCPA-01331に接する際には常に適切な防護措置を講じ、訓練を受けた職員のみが作業を行うようにしてください。

記録番号:
SCPA-JP-01331

報告者:
あ

承認者:
Site-81所長 ██████ 博士