特別収容プロトコル:
SCPA-SCPA-JP-00503は金属製の容器に保管し、クラスD職員が常に監視を行うようにします。SCPA-SCPA-JP-00503が人間に接触することは避け、制限区画内の他のSCPAオブジェクトや設備施設との接触を最小限に抑えます。SCPA-SCPA-JP-00503の直接的な取扱いが必要となった場合は、制定されたプロトコルに従って受動的な取扱いを行います。SCPA-SCPA-JP-00503以外に対する安全性及び収容性の向上を図るため、当該SCPAオブジェクトが保管されている施設内には、必要な検出器を常時稼働させています。また、SCPAオブジェクトを外部へ持ち出す場合には、制定された輸送プロトコルに従って行い、常にクラスD職員が確認・監視を行います。

説明:
SCPA-SCPA-JP-00503は、直径10cm程度の球体で、光沢のある表面を持つ。SCPA-SCPA-JP-00503は、変化し続ける色を持ち、見る角度や光源によって、色の変化が激しく現れるという特徴があります。「謎のカラフルな球体」として分類されるSCPAオブジェクトで、世界中で複数の珍しい物体商やコレクターの間で取引がなされていることが知られています。

SCPA-SCPA-JP-00503は、人間に接触すると、人間の知性を高めるような作用があるとされます。この作用は、SCPA-SCPA-JP-00503から発せられる異常なエネルギーによるとされ、排除の困難さから人類にとって深刻な脅威となりえます。また、SCPA-SCPA-JP-00503が発する異常なエネルギーは、種々の身体的変化にも影響を与えると考えられていることも報告されています。SCPA-SCPA-JP-00503の機構に関する現段階では不明な点が多く、当該SCPAオブジェクトの正確な性質の解明と、その影響に関する研究が継続されている状況です。

SCPA-SCPA-JP-00503の研究は、古代の遺物、未知の粒子運動、そして宇宙の起源に関する科学的な技術の研究に関連する問題にも関係していると考えられています。SCPA-SCPA-JP-00503が発するエネルギーの性質は非常に複雑であり、証明には精密な検査が数百回にわたって必要とされます。

SCPA-SCPA-JP-00503は、人類の知性を高める効果があることが報告されているものの、この効果がどの程度持続するかについてはまだ不明です。SCPA-SCPA-JP-00503が人類の文明に与える可能性のある影響に関する研究も進められています。SCPA-SCPA-JP-00503が発せられるエネルギーを利用すれば、新しい技術の発明や人類にとって有益な発見を加速させることが可能になると考えられています。しかし、このエネルギーを適切に管理することができず、悪用される可能性もあることから、SCPA-SCPA-JP-00503の収容および研究の監視には、高度に訓練された専門家からなるチームが必要とされるでしょう。

SCPA-SCPA-JP-00503をめぐっては、財団のエージェントが密かに SCPA-SCPA-JP-00503を奪取し、自社で利用している会社が存在するという噂があります。 科学者たちは、SCPA-SCPA-JP-00503が分子運動の起源に露呈しており、すなわち私たちが生きている世界そのものに直接的な影響を与えている可能性があることに注目しているので、こうした噂がどの程度真実かを調べることも重要であると考えられます。SCPA-SCPA-JP-00503に対する調査の中で、SCPA-SCPA-JP-00503が変異を起こした際の影響について検証が行われています。SCPA-SCPA-JP-00503が変異する条件や頻度、また変異に影響を与える要因に関するデータを分析することで、SCPA-SCPA-JP-00503に関するより深い理解が可能になると期待されています。SCPA-SCPA-JP-00503が何らかの変異を起こした場合、これまでに報告された影響に加え、完全に異なる影響を及ぼす可能性もあるため、スタッフの皆様は特別な注意を払うように指示されています。

SCPA-SCPA-JP-00503は、人間に対しては影響があることが明らかにされていますが、SCPA-SCPA-JP-00503が生物そのものにも影響を与えることが報告されています。SCPA-SCPA-JP-00503をはじめとするオブジェクトに関連して、実験動物に悪影響を及ぼす可能性があることから、動物の被験者利用に限り、SCPA-SCPA-JP-00503に関する研究計画は、財団の倫理委員会による承認を経て行われます。

また、SCPA-SCPA-JP-00503には、外部からの影響に対して非常に強い耐性を持っていることが示されています。SCPA-SCPA-JP-00503が耐えることができる影響についてはまだ明確ではありませんが、軍事技術や環境変化などにも耐えうるオブジェクトであることが期待されています。これまでに、SCPA-SCPA-JP-00503に対する攻撃や応用に関する試みがありましたが、すべて失敗に終わっています。

補遺:
SCPA-SCPA-JP-00503が発現する異常なエネルギーには、人類に及ぼす可能性のある脅威に関する警告が含まれている可能性があります。このエネルギーが影響を与える範囲が広いことから、SCPA-SCPA-JP-00503に関する研究は継続的に行われています。SCPA-SCPA-JP-00503についての研究結果に基づいて、人類に直接的な影響を及ぼすことが懸念される場合は、財団のエージェントが必要な措置をとります。

SCPA-SCPA-JP-00503に関する研究において、特別な成果が得られた場合には、報告書が追加されて公表される可能性があります。SCPA-SCPA-JP-00503が人類に与える影響を深く理解し、それに対応することが、人類の安全および未来への貢献につながることが期待されています。SCPA-SCPA-JP-00503にかぎらず、財団が保有するすべてのSCPAオブジェクトに関する研究は、適切な収容や保全、利用が必要であると考えられ、我々の活動に深く関わる重要な活動となっています。

注意事項:
SCPA-SCPA-JP-00503はSCPAファシリティ内で厳重に保管されており、SCPA関係者以外は収容エリアに立ち入ることができません。SCPA-SCPA-JP-00503が放射する異常なエネルギーにより、脳機能のの異常な活性化が報告されており、SCPA-SCPA-JP-00503へのアクセスには予め、詳細な収容プロトコルに基づく必要があります。

SCPA-SCPA-JP-00503を取り扱う際には、SCPA関係者は定期的な入念な身体検査を受け、定期的な報告書の提出も求められます。SCPA-SCPA-JP-00503に接触する際には必ず防護グローブ及び防護マスクを着用してください。SCPA-SCPA-JP-00503は急激な湿度・温度変化や衝撃によって破損する可能性があるため、取り扱いには十分注意してください。SCPA-SCPA-JP-00503に対する不正アクセスや保管施設内の設備等への接近、取扱いに厳重なる警戒を払い、国際SCPA関連法規に従って適切に行ってください。

記録番号:
SCPA-SCPA-JP-00503

報告者:
██████ 博士

承認者:
███████ 博士