特別収容プロトコル:
SCPA-JP-01090は、特に厳重な管理下に置かれる必要があります。SCPA-JP-01090は絶対に直接目で見て観察することは許可されません。SCPA-JP-01090にアクセスする際は、必ず遠隔操作用のカメラシステムを使用し、画像や映像を通してのみ観察を行ってください。SCPA-JP-01090が置かれている部屋は、厚い鉛板で覆われ、両側に厚い鉄扉で厳重に封鎖されている必要があります。SCPA-JP-01090の収容室には常時二名の武装警備員が待機しており、遠隔操作や監視のみを行います。SCPA-JP-01090についての研究は極秘裏に行われ、情報漏洩を最小限に抑えるため、アクセスは承認された研究者のみが許可されます。

説明:
SCPA-JP-01090は、一見普通の鏡に見えるが、その内部には異常な存在が宿っています。鏡を通じて覗くと、見る者の過去や未来、内面に潜む恐怖や欲望が映し出されます。SCPA-JP-01090の影響下にある者は、次第に自我を失い、鏡の中の世界に取り込まれる危険性があります。さらに、SCPA-JP-01090から発せられる奇妙な幻覚と存在感は、周囲の空間にも影響を及ぼし、不可解な現象が起きることが報告されています。

SCPA-JP-01090には一種の意志が宿っており、その気まぐれで人間に幸運をもたらすこともあれば、恐ろしい呪いを掛けることもあります。また、SCPA-JP-01090を介して交信を試みると、異次元の声や影が現れ、何者かがコミュニケーションをとろうとするたびに不気味な変化が起こります。

SCPA-JP-01090の本質や目的は完全には理解されておらず、未知の領域に触れる危険性が常に伴います。研究者や職員はSCPA-JP-01090との接触を避け、慎重に管理する必要があります。SCPA-JP-01090が持つ異常な力を制御し、その秘密を解明するための研究が継続されています。

SCPA-JP-01090に関するさらなる追加情報が集められました。SCPA-JP-01090の効果は、鏡を通じて見た映像が記憶に強烈に焼き付き、被験者に幻覚や幻聴を引き起こすことが観察されています。被験者は、鏡の中の映像が現実で起こっているかのように受け取り、その影響下で暴走する可能性があります。さらに、SCPA-JP-01090から発せられるエネルギーが周囲の電子機器に異常を引き起こし、機能不全を招くことも確認されています。

また、SCPA-JP-01090内部の世界は常に変化し、鏡の中に封じられた存在が自らの意志で幻の風景を操ることが明らかになりました。被験者が鏡を通して特定の場所や出来事を観察すると、その情報がSCPA-JP-01090内部に取り込まれ、異次元の現象を引き起こすことが確認されています。このため、SCPA-JP-01090の使用は厳に制限され、慎重な取り扱いが求められています。

さらに、SCPA-JP-01090の影響下で記憶が歪曲され、被験者が過去の出来事を再構築する現象が発生することが報告されています。この記憶操作の効果は長期間持続し、被験者の認識や行動に深刻な影響を及ぼす可能性があります。SCPA-JP-01090が持つ不可思議な力学は、まだ解明されていない謎に包まれており、今後の研究がより深い理解をもたらすことが期待されています。SCPA-JP-01090に関するさらなる追加情報が収集されました。最近の研究では、SCPA-JP-01090が持つ異常な性質による時間の歪み現象が観測されています。SCPA-JP-01090の近くにいると、時計や計時装置が不規則に進んだり遅れたりすることが確認されており、時間の流れが不安定になることが報告されています。この時間の歪みは、SCPA-JP-01090との距離が近いほど顕著に現れ、一部の研究員が時間の流れによって影響を受けている可能性が指摘されています。

さらに、SCPA-JP-01090が放射するエネルギーが周囲の生物に異常な影響を与えることが分かりました。SCPA-JP-01090に近づいた生物は精神的な干渉を受け、幻覚や異常な行動を示すことがあります。特にSCPA-JP-01090の影響下にある人間は、自己同一性の喪失や現実と幻想の区別の困難さに直面し、精神的な危機に瀕する可能性があります。このことから、SCPA-JP-01090周辺のエリアには生物の立ち入りが制限され、適切な保護措置が維持されています。

さらなる実験と観察が必要ですが、SCPA-JP-01090は深刻なリスクと未知の可能性を秘めた謎の存在であることが確かめられています。SCPA-JP-01090の異常な効果の全容を解明し、適切な収容と取り扱い方法を確立するための努力が続けられています。

補遺:
SCPA-JP-01090の影響が元に戻る方法について、最近の研究で重要な発見がなされました。SCPA-JP-01090の効果に晒された個体が影響を受けた場合、特定の音波周波数を用いてリセットすることで、その影響から回復させることが可能であることが判明しましました。この特定の音波を用いることで、SCPA-JP-01090の影響下で変化した精神状態や記憶が元に戻り、個体は正常な状態に復帰することが期待されます。

また、SCPA-JP-01090の内部結晶構造の分析から、異次元エネルギーが特定の周波数で共鳴することにより、SCPA-JP-01090の効果が活性化されるメカニズムが一部解明されました。この知見は、SCPA-JP-01090を収容する際にエネルギー制御システムを用いて特定の周波数を排除することで、SCPA-JP-01090の影響を抑制する手段として応用される可能性があります。今後の研究では、この分析結果を基にした収容プロトコルの改善と、SCPA-JP-01090の効果を安定化させるための新たな方法の検討が行われる予定です。

注意事項:
SCPA-JP-01090に関わる全ての者は、直接的な接触を避けるよう厳に注意してください。SCPA-JP-01090の影響下にある者は、精神的な変容や現実との認識の歪みが生じる可能性があります。SCPA-JP-01090が持つ未知の力を過小評価せず、常に慎重かつ警戒を怠らないようにしてください。SCPA-JP-01090との接触や実験は、適切な許可と厳重な監督のもとに行われる必要があります。SCPA-JP-01090に関する情報の取り扱いにおいても、最高度の機密保持が求められます。

記録番号:
SCPA-JP-01090

報告者:
Dr. 青木真理

承認者:
Site-81長官、O5評議会