SCPA-JP-00275 報告書

アイテム番号: SCPA-JP-00275

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル:
SCPA-JP-00275は、SCPA保管施設内の専用のコンテナに収容されます。SCPA保管施設内では、SCPA-00275の入口には厚さ20cmの鉄鋼扉を配し、定期的に施設内に駐在する施設職員による24時間体制の監視を行います。SCPA-00275に進入することは厳に禁止されます。

説明:
SCPA-00275は、D級職員による調査の結果、厳密に言えば石造キューブではありますが、その表面や触手には不思議な柔軟性があります。宙に浮いたり、まるで液体のように柔らかくなる瞬間があります。SCPA-00275は、大小様々な6面体形状をとり、その外部は白色の石で覆われています。SCPA-00275は、人間や動物が近づくと、表面の触手が動き出し拘束します。この効果は、SCPA-00275の大きさによって異なります。小型のSCPA-00275は、手足を拘束するのに十分であり、大型のSCPA-00275は、車両をも拘束することができます。

SCPA-00275の拘束効果は、半径2メートル以内です。SCPA-00275は自己修復機能を有しており、分裂を含めた物理的な攻撃に対して高い耐性を示します。しかしこれがどのように機能しているかについてはまだ解明されていません。

追加情報:
SCPA-00275の意図しない逸脱や被害が生じることを防ぐために、SCPA-00275に接近することは許容されていません。SCPA-00275を操作するには、専門のSCPA財団職員が必要です。SCPA-00275へのアクセスと操作は、SCPA財団の監督下で厳密に制限されます。このSCPAは、移送中に失われた報告されたアイテムの1つであり、神社に保管されていた遺物に由来する可能性があります。

参照文献:

• SCPA財団ファイル: Debriefing Report on the Recovery of SCPA-JP-00275 (Level 3/00275)
• SCPA財団ファイル: Incident Report 00275-16, Transfer of SCPA-JP-00275 (Level 4/00275)
• SCPA財団ファイル: Experiment Log 00275-01, Testing Physical Limits of SCPA-JP-00275 (レベル 2/00275)

機密度のレベル:
Level 3 (Cryptography and Clearances Required)

注意事項:
SCPA-00275は、適切な方法で操作しなければ、暴れたり暴走することがあります。SCPA-00275を扱う職員は、専門的な知識と長年にわたる経験を持っている必要があります。SCPA-00275に接触するすべての職員は、安全手順を遵守することが必要です。

記録番号:
SCPA財団ファイル-00275

報告者:
Dr. ████

承認者:
Site Director ██████