SCPA-JP-00220 報告書

アイテム番号: SCPA-JP-00220

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル:
SCPA-JP-00220は、特別な収容が必要です。SCPA-00220はレストランオブジェの展示室に保管され、館内警備員によって24時間体制で監視がなされる。SCPA-00220の展示室への入場は、指定された調査員と管理職のみが許可され、展示室から除去時には、厳重な再収容手続きが必要となる。SCPA-00220の展示室には、十分な照明が設置され、暗闇に陥ることがないようにすること。

説明:
SCPA-JP-00220は、作者不詳、制作年不明の油絵「青い部屋の女性」であり、類稀なるフェノメノンにより狙った人物に、不気味で、妄想的な幻覚を見せる絵画です。SCPA-00220の代表的な特殊効果として、人物が見た幻覚には、色彩表現の非常に強いバラつきが認められる。ヒトの性格によって見え方に差異があるが、基本的に心理不安、日常場面の不気味さを演出するものです。また、SCPA-00220の効果は、特定の人物、または特定のグループからは影響を受けない現象がみられる。

SCPA-00220を観察した調査員の報告では、脳の一部の領域で非常に特殊な異常発火現象が発生したことが報告されています。
SCPA-00220を見るために、ある者が落ち込んでいる場合または過去に深い精神的な問題を経験した者など、一部の人物から強い影響を受ける場合が多いため、SCPA-JP-00220の影響から守る必要があります。

追加情報:
SCPA-JP-00220 はSCPA財団の管理下にある現代美術作品です。SCPA-JP-00220は、精神機能に特化した多数の専門家による詳細な調査と研究が行われています。SCPA-JP-00220の効果の正確な原因は不明ですが、ある調査によると、その幻視効果は、意識下の深層心理に直接作用している可能性があるとの分析があります。

参照文献:
-restricted-
SCPA-JP-00220に関するすべての文書は、SCPA財団の記事リポジトリ上に保管されています。

機密度のレベル:
SCPA-JP-00220に関する情報はTop Secret扱いとなっています。

注意事項:
-SCPA-JP-00220を扱う時は、徹底した警戒の上で行うこと。
-SCPA-JP-00220を観察する場合には必ず固定された照明がなければならない。
-SCPA-JP-00220から離反した者は精神状態が不安定になる可能性があるため、主治医の認可の下に処置をすること。
-SCPA-JP-00220は機密の取り扱いに特別注意が必要なため、機密保持契約書の調印が必要となります。

記録番号:
SCPA-JP-00220-IR

報告者:
SCPA財団 調査員 黒川 俊介

承認者:
SCPA財団 運営管理 セキュリティ部長 田中 幸一郎