特別収容プロトコル:
SCPA-JP-00768は、常時二名以上の武装したセキュリティチームによって24時間体制で警備されることとする。SCPA-JP-00768は絶えず変化する迷路状の構造を持つため、職員は必ずGPSを携帯し、通信機器を使用して位置情報を報告するよう義務付けられる。何らかの異常活動が検出された場合、直ちに隊員が現場に派遣され、事態の収拾に努めなければならない。また、SCPA-JP-00768内部では長時間の滞在を避け、可能な限り早期に任務を遂行し、遠ざかられるよう勧告される。

説明:
SCPA-JP-00768は「暗い森」として知られる領域であり、その正確な範囲や地理的位置は不明です。報告された観測では、森の木々は常に濃い霧に包まれ、地面は濡れた苔に覆われているとされています。SCPA-JP-00768内部には奇妙な言語を刻んだ巨大な石碑や、不気味な像が点在し、その起源や目的はまだ解明されていない。さらに、SCPA-JP-00768内に入る者がしばしば迷子になり、同じ場所をぐるぐると彷徨うという報告があります。

暗い森内では時間の経過が通常とは異なるとされており、探検者や研究員が遭遇した現象には記憶喪失や時間の逸脱が含まれているという。また、SCPA-JP-00768からの出口が見つからず、通信機器が機能しなくなることもしばしば報告されています。

さらに、SCPA-JP-00768内には生物学的な異常や空間の歪みが観測され、これらの現象がどのような原因によって引き起こされているのかは謎に包まれています。暗い森は常に脅威を孕んでおり、その深淵に潜む恐ろしい秘密は、研究員たちにとって未知の領域としてのみ存在しています。

SCPA-JP-00768内での報告によると、暗い森は一種の存在によって守られている可能性が示唆されています。目撃者は、時折、巨大な影や不気味な足音を感じると報告しており、その存在は森全体を支配するかのように感じられるという。この存在についての情報は極めて希少であり、SCPA-JP-00768の調査が進むにつれて、その正体や目的についての疑問が増しています。

また、SCPA-JP-00768から発せられる異常なエネルギーが周囲の環境に影響を与えている可能性も指摘されています。近隣の生物や植物が歪んだ形態を呈したり、不可解な現象が発生することが確認されており、SCPA-JP-00768が単なる異常なエリアに留まらず、周囲にも影響を及ぼしている可能性があることを示唆しています。

さらに、最近の調査では、SCPA-JP-00768内での時間の流れに関する新たな発見があったと報告されています。数日分の探索を終えて外部に出た職員が、外部の時間が数週間経過していたことを報告した例が複数あり、時間の経過が内外で異なるという奇妙な特性がさらに裏付けられています。SCPA-JP-00768は依然として謎に包まれた存在であり、その全貌を解明するには今後の継続的な調査が必要であることが示唆されています。SCPA-JP-00768の調査が進むにつれて、暗い森が持つ異常現象の中には心理的影響を及ぼすものがあることが判明してきた。SCPA-JP-00768内に滞在した者たちは妙な幻覚や幻聴に悩まされ、自らの恐怖や狂気にとらわれることがあると報告されています。さらに、一部の者は実在しない人物や声を聞いたり、不気味な存在に追われる幻覚を抱くことで、SCPA-JP-00768内での精神的安定を脅かされることがあるという。

また、暗い森に関連する記録や口承には、SCPA-JP-00768が変容し続けるという特異な特性が言及されています。過去の探検記録や写真と現在の状況を比較した結果、SCPA-JP-00768内の地形や植生が常に微妙に変化しており、時間とともにそれが進化しているという仮説が立てられています。これにより、暗い森がまるで生命体のように成長・変化し続けている可能性が浮上しており、SCPA-JP-00768の異常性がさらに謎深いものとなっています。

さらに、最近の報告では、SCPA-JP-00768が持つ磁場の異常に関する情報も明らかになってきた。森の一部では磁場が極端に乱れ、指南針の動作が不安定になるという観測結果が複数報告されています。この磁場の異常性が、SCPA-JP-00768が通常の自然現象ではないことを示唆しており、暗い森が持つさらなる謎を解明するための新たな研究が求められています。SCPA-JP-00768は、単なる異常な森ではなく、我々の理解を超えた異次元的存在である可能性を孕んでいることが示唆されています。

補遺:
最近の調査により、SCPA-JP-00768内で発見された記録には、古代文明に関連する要素が見られることが確認された。これらの記録には、謎めいたシンボルや未知の言語が刻まれており、その意味や起源についての解読が求められています。さらに、一部の記録には森の守護神や異世界からの訪問者についての言及があり、SCPA-JP-00768が単なる森林地帯に留まらず、超自然的な存在が関与している可能性が浮上しています。

また、SCPA-JP-00768内から回収された生物の分析結果により、新しい生態系が森の中で機能していることが判明した。これらの生物は通常の自然界には存在しない異常な特性を持ち、生態系が独自の進化を遂げている可能性が示唆されています。SCPA-JP-00768内部の環境が通常の地球上の生態系とは異なる進化を遂げていることから、その独自の生態系を研究することが重要であると考えられています。

さらに、SCPA-JP-00768が持つ時間の歪みや空間の異常に関する研究がさらに拡大され、異次元からの影響が推測されています。暗い森が異なる次元との境界領域である可能性があり、そこからの影響によって異常な現象が引き起こされている可能性が考えられています。SCPA-JP-00768の謎はますます深まり、我々の理解を超えた存在である可能性が高まっています。今後の調査や研究が、暗い森が持つ真実を解き明かす鍵となるであろう。

注意事項:
SCPA-JP-00768内に立ち入る際には、常に最新の地図と通信機器を携帯し、他のメンバーと連絡を確保するようにしてください。迷子にならないよう、命令書に従い、ターンや分岐点での進路を確認してください。また、SCPA-JP-00768内の異常な現象に遭遇した場合は、即座に報告し、冷静かつ迅速に行動してください。暗い森は調査を行う際に予期せぬ危険を孕む可能性があるため、慎重かつ用心深い態度で接してください。

記録番号:
SCPA-JP-00768

報告者:
SCPA Foundation日本支部

承認者:
Site-81長官