特別収容プロトコル:
SCPA-01215はSite-██の██号棟にある特別設計された円形収容室内に保管されます。収容室は直径10メートル以上の円形であり、内部は防弾ガラス強化された壁で覆われ、各種センサーと監視システムによって監視されています。SCPA-01215は必ず金属製の箱に保管され、箱は厚さ5センチメートル以上の鉄板で作られるように指示されています。収容室へのアクセスは2名以上の認定された責任者によってのみ許可され、常に警備員による24時間体制の監視が行われなければなりません。SCPA-01215を取り出す際には、必ず承認された実験プロトコルに従うようにしてください。

説明:
SCPA-01215は直径約2メートルの円盤状の異物であり、表面は光沢のある黒色をしています。この円盤は非常に高い密度を持ち、通常の手段では移動や変形ができないことが確認されています。触れた者に冷たさを感じさせ、長時間接触した場合には皮膚に凍傷を起こす可能性があります。SCPA-01215は何らかの方法で周囲の空間を歪曲し、目視やセンサーによる観測が極めて困難であることが報告されています。また、近づくと不可解な幻覚や幻聴を引き起こすことがあり、被験者はしばしば異常な恐怖感や錯乱状態に陥ることが観察されています。SCPA-01215の奇妙な特性や影響についての研究は今もなお続けられています。

SCPA-01215に関する追加情報により、研究チームはさらなる驚くべき事実を明らかにしました。初期の実験では、SCPA-01215の影響下にある生物や機械が突然消失する現象が確認されました。この消失は明確なパターンを示さず、被影響者はどのような条件下でも跡形もなく姿を消します。さらに、SCPA-01215の直接的な触れによって生じる影響が発展し、被験者が身体の一部分または全身が消失する現象が観測されました。これらの消失の詳細なメカニズムや消失後の状態については未だ解明されていませんが、SCPA-01215がどのようにしてこのような異常な現象を引き起こすのかに関する研究が今後も継続される予定です。SCPA-01215は依然として謎に包まれた存在であり、その正体と目的についての解明が待たれています。SCPA-01215に関するさらなる研究により、異常な現象の裏に潜む可能性について注目すべき発見がありました。研究チームは膨大な量のデータを分析し、SCPA-01215が宇宙の特定の領域からの異常なエネルギー放射に曝露されている可能性が示唆されました。この放射は通常の電磁放射とは異なり、宇宙空間からの特異な波長を持つものとされます。さらに、SCPA-01215の近くで観測される空間の歪みや時間の進行の異常もこのエネルギー放射と関連がある可能性が浮上しています。この事実が示唆するのは、SCPA-01215が地球外の知覚を超越した存在からの影響を受けている可能性があるということです。今後の研究では、この異常なエネルギー放射の性質や影響を詳細に解明し、SCPA-01215の正体や目的をより深く理解するために取り組んでいく予定です。SCPA-01215は我々の理解を超えた存在である可能性が高く、これからの研究がますます重要となっています。

補遺:
SCPA-01215の研究を進める中で、研究員たちはSCPA-01215の影響範囲が拡大傾向にあることを発見しました。最初は円盤の近くに留まっていた異常現象が、徐々に周囲の構造物や生物にも及んでいることが観測されました。これにより、収容施設内でのSCPA-01215の影響の危険性が増大する可能性が指摘されました。さらに、SCPA-01215が放射するエネルギーの波長が不安定であり、その波動が環境に与える影響が不明瞭であることも確認されました。このため、SCPA-01215の影響下にある研究員や作業員の安全を確保するため、収容プロトコルの見直しと、SCPA-01215の影響の収束に向けた新たな対策の検討が喫緊の課題となっています。研究チームは引き続きSCPA-01215の特性や影響について綿密な研究を行い、より安全かつ効果的な収容方法を模索しています。

注意事項:
SCPA-01215に接近する際には絶対に直接触れないでください。円盤表面の特異な性質が生じることがあり、重大な冷傷や精神的影響を引き起こす可能性があります。また、円盤の周囲に不可解な現象が発生することがあるため、円盤への接近は常に2名以上の職員による監視のもとで行われなければなりません。円盤の特性を試す実験は慎重に計画され、必要な機器と資格を持った研究員によってのみ実施されるようにしてください。

記録番号:
SCPA-JP-01215

報告者:
Dr. 山田太郎

承認者:
Site-██長官、█████ ██████ 博士